2021/06/25
人間のアイデンティティの複雑さ
スウェーデンのシンガーソングライターTove Styrkeが、2019年の「Love Me Back 」以来となるオリジナルシングル「Mood Swings」をMVと共にリリース。
人間のアイデンティティの複雑さと自己受容について描く今作についてTove Styrkeは次のように語っている。「私の最高の面と最悪の面に敬意を表しています。私は時々、自分のことが本当に嫌いになります。でも、そうならないように必死に努力しています。私はこの3年間うつ病になったり、激しい恋に落ちたり、スウェーデンの音楽リアリティ番組を乗り切ったりしました。車を手に入れ、ミレニアル・ブルースに悩まされ、時々大人になったような気がします。また、子供の頃のように、なんだか自由になった気分です。」
Gustav Stegforsが手がけたミュージックビデオについてはTove Styrkeは次のように語っている。「これは私のアイデアで、創造的なコンセプトがあり、私は本当に一生懸命、これらのキャラクターを尊敬と愛情を持って描きました。私は彼らを愛しています。人は私たちが許している以上に複雑なものです。そして、これらのキャラクターの外見が違っていても、一人の人間の中には同じくらいのバリエーションがあるのです。」
また、今年後半にかけてさらに多くの作品が発表されるとのことで、「新しいプロジェクトは、音楽的には楽しいゲロのようなもの。どの曲もそれぞれにストーリーがあり、それぞれのムードをあります。60年代のような壮大なラブソングがあったり、今回のような曲があったり、クレイジーなバンガーがあったりね。」と語っている。
Tove Styrke – Mood Swings
Release date : 18 June 2021
Stream : https://tovestyrke.lnk.to/MoodSwings
category:NEWS
tags:Tove Styrke
2022/09/27
対人関係の境界線、自分を守ることの重要性 カナダディアン双子デュオSoftcultは、天国のようなシューゲイズとグランジの美学を組み合わせた新曲「One of a Million」をリリース。Phoenixは楽曲のプロデュースとエンジニアリングを担当し、Mercedesは映像作品の監督と編集を手掛ける。 「One of a Million」は、不規則な世界で自分の居場所を見つけるMercedesの経験を描いている。苦難の物語であると同時に、人生の広大さと不確実性の中で自分自身を位置づけ、アイデアを探し求める、そして安らぎを求める物語でもある。プロダクションはリスナーを90年代に引き戻すかもしれないが、歌詞は現代人に向けたメッセージになっている。 「元々は、自分は例外だと考え、自分勝手な行動を正当化し、その過程で誰を傷つけてもいいと考える人々に対する私の気持ちを表現するために、フラストレーションの視点から書いていました。曲が形になるにつれ、私自身の不安や、平凡で例外的でないことへの恐れを歌ったものにもなりましたが、考えて書いていくうちに、人間として皆似ているということを受け入れることは、不可欠なものではないにしても、心地よい感情であることに気づきました。私たちがお互いに関わり合い、類似点を認めれば認めるほど、お互いへの共感と思いやりが増すのです。私たちが分断されればされるほど、これらの問題は解決されるのではなく、引き延ばされることになります。私たちの多様性や独自性を祝うだけでなく、とても基本的なレベルでは、私たちは皆、異なるよりも同じであることを思い出すことが重要です。」 Softcult – One Of A Million Label : Easy Life Records Release date : 23 September 2022 Stream : https://orcd.co/softcultoneofamillion
2022/05/24
有害な女性の社会プログラミングから脱却 トロント出身で、NYのマルチメディアアーティストAnnika Zeeが新作EP『Bleu』を〈Absurd TRAX〉と〈Vain Mina Records〉より共同リリースされる。 「このアルバムは、私が精神的にどこにいるのか、より広い視野を持ってコンセプトを反映したものです。混血の人間であることは、反対側の視点から見ることを私に教え、それは多くの心の動揺をもたらしましたが、人種を超えた深い会話をすることが本当の変化を達成できる場所だということも教えてくれました。このような会話をすることは、自分の文化を犠牲にすることを意味しません。しかし、抑圧されている人たちが自由に自分たちの真実を生きられるようにするには、どうすればいいのでしょうか?タイトルの『Bleu』は、Kieslowskiの映画『Three Colours: Blue』にインスパイアされたものです。作曲家であるジュリーが、夫の悲劇的な死によって悲しみを受けるシーンからインスピレーションを受けました。他人の受容を第一に考えるというレンズを越えて、共依存や有害な女性の社会プログラミングから脱却する私の状態を、『Bleu』は捉えているように感じました。自立、自由、エンパワーメント、自分自身と他者の自由について。」 Annika Zee – Bleu Label : Absurd TRAX / Vain Mina Records Release date : 10 June 2022 Pre-order : https://annikazee.bandcamp.com/album/bleu-at-028 Tracklist 01. Miles 02. Fly 03. Be Like That 04. Slate 05. Pavement 06. Underwater Debt 07. Push 08. Wound
2021/09/27
ハワイのような瘡蓋 今年初めにデビューEP『Digital Meadow』をリリースしたDora Jarが、新曲「Scab Song」をMVと共にリリース。自分の足にできた瘡蓋について歌う今作は、Dominic Fikeと Remi Wolfのコラボレーターである Jared Solomanがプロデュースを手掛けている。 「19歳のときに『Scab Song』を書いたのは、私の足にハワイのようなかさぶたがあったからで、それからしばらく体のことを考えていて、それを歌にしたのがこの曲でした。」 – Dora Jar Dora Jar – Scab Song Release date : 24 September 2021 Stream : https://song.link/i/1586133704
20年代ネオの高みへ more
18年の歴史を紐解く more
内省的空気と身体性ハイブリッド
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