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MESによる4年ぶりの個展「DISTANCE OF RESISTANCE/抵抗の距離」が開催

代々木TOHにて

 

 

新井健と谷川果菜絵が、2015年に結成した日本のアーティスト・ユニットMESが、4年ぶりとなる個展『DISTANCE OF RESISTANCE/抵抗の距離』が代々木のアートスペースTOHにて開催。

 

本展の企画主催はMES、企画協力は昨年2020年の7月末に雑居ビルの取り壊しの影響により漂流中となったアートスペースFL田SHのディレクターである吉田山。MESは学生時代に彫刻の作品素材として独学でレーザー技術を会得し始め、作品制作と並行し、VJや演出家としてレーザーアニメーションを駆使した空間演出を行い、これまで美術にとどまらない多くのイベントやパーティー、音楽やファッションとクロッシングする活動を展開してきた。

 

2018年にMESが表現活動の場としていた渋谷のクラブ・青山蜂の摘発を契機に都市開発や法整備の不条理を目の当たりにして以降、工事現場の仮設資材やクラブカルチャーの様式や歴史を作品に取り入れ、社会の不条理や混沌をリフレクトするように、社会がスペクタクルに呑み込まれる様相を写しとる作品を制作している。

 

「ANB Tokyoオープニング展 ENCOUNTERS『NIGHTLIFE』」作品 (ANB Tokyo 2020)

 

meltdown pt.2 “cakeshop”

 

今回の展覧会では、2018年から3年間にわたって継続的に制作してきた<LASER-WRI/LIGHTING レーザー・ライティング>シリーズを一挙に発表。東京の街を舞台に「暗くなっている」場所に向けてレーザーのメッセージを照らし出すパフォーマンスとその記録で、結成から5年、初期MESの集大成といえるシリーズとなる。

 

兵器として開発されたレーザーは、現在では照明あるいは工作機械として普及し平和的に利用されてきた一方で、香港のデモやヴォイナの作品に見られるように、国家権力への反抗の装置としての役割も果たす。東京オリンピック・パラリンピックを理由としたジェントリフィケーションに取りこまれていくアートやクラブカルチャーの流行に抵抗するようにMESがストリートへ放つメッセージは、行為への周到な用意に反し、一瞬の輝きを残して跡形もなく消え去る。その様子は、映像や写真を通してしか見ることができず行為(パフォーマンス)の真実性について揺さぶりをかけていく。

 

会期中は様々なアプローチで社会に問いかける作品を制作してきたアーティスト達との対談を設け、展覧会後、展覧会アーカイブと対談を収録した記録集としてのZINEを発売予定。

 

2020年から現在、東京オリンピック・パラリンピックと新型コロナウイルスによるパンデミックを取り巻く政治のありようは、その開催と収束のために芸術文化を苦しめ、排除と貧困を加速させていく。この状況に対して、展覧会の表題作「DISTANCE OF RESISTANCE/抵抗の距離」をはじめとしたMESの作品群は、芸術から今の日本社会へ儚くもダイナミックな抵抗のポーズを示す。

 

 

展覧会タイトル

「DISTANCE OF RESISTANCE/抵抗の距離」

 

出展作家

MES(メス)

 

企画協力

吉田山(FL田SH)

 

グラフィックデザイン

山田悠太朗

 

記録撮影

遠藤文香

 

会場

「TOH」

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目20−11 第一シルバービル 1B

*EVはありません。

 

会期

6月8日[火]ー15日[火] 会期中無休

 

営業時間

13:00-20:00(最終入場19:30)

*緊急事態宣言延長の場合でも、感染症対策を徹底し開催いたします。

 

入場料

一般 1000円

学生・障害者手帳 500円

高校生以下無料

*DM、トーク配信URL付き

MESとのトーク収録

ゲスト(平仮名での名前順)

秋山佑太、トモトシ、中島晴矢(FL田SH展覧会「芸術競技」出展者)

磯村暖、花崎草

Elin Mccready

小林勇輝、小宮りさ麻吏奈

SIDE CORE

 

(日程詳細は展覧会MESまたはTOHのSNSにて近日公開予定)

*アーカイブ有り。会場で配布のDMに付属のURLから観覧が可能です。または記録集のオンライン予約にURLが付いてきます。

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