2022/04/05
Prius Missileが音楽を担当
ギャラリー「The 5th Floor」にてグラフィックデザイナーの八木幣二郎による個展『誤植』が開催。「誤植」とは、印刷物における文字や数字、記号などの誤りのこと。この展覧会は、「誤植」をテーマとした陶芸や音楽、印刷物、映像を、ひとつのサイエンスフィクションを可能にする「デザイン」として展示するものである。
これまで八木は、ファッションや現代美術、音楽、映画の広報物やカタログ、ウェブサイトなどのデザインで高い評価を受けてきた。それは情報を美的に整理するだけでなく、「人類にとって文字とは何か?」「印刷とは何か?」という深淵な問いに支えられた仕事である点で、他のデザイナーと一線を画すもの。
「日本語で『文字』と呼ばれる対象は、英訳するなら『creature』だ」と述べる八木は、ZBrushをはじめとした3DCGのモデリングソフトやレンダリングソフトのなかで演算された筆触を用いて、文字がクリーチャーであった記憶を再生する。それは本展キュレーターである布施が企画した『沈黙のカテゴリー』のポスター、個人作品である『creature typeface』などに顕著だ。クリーチャーであると同時に、文体を操作する、文字の記憶の操作。それこそが八木にとってのデザインの両義性であり、本展はこの両義性をデザイナーとしてあらためて結晶化するものである。
またこの展覧会は、様々なクリエイターとの協働という点でも注目に値する。次世代のミュージシャンとして注目を集めるPrius Missileは、本展のために八木が作り出した「文字」(creature)の読み解きによって、新たな音楽作品を制作。また八木は陶芸家の神保淳と共に粘土を練り、焼くことで、私たちの身体の耐用年数を遥かに上回るデザインの支持体を作り出し、そこにクリーチャーとしての文字が定着したという。
こうして「文字」(creature)が、いくつもの仕方で読み取られ、定着され、展覧会というひとつの環境を構築するプロセスを「デザイン」として提示することが本展のねらいだ。八木の作り出す文字は、サイエンスフィクションにおけるガジェット以上のリアリティで、私たちの認識へと侵蝕し、ありえるかもしれない文字文化へと私たちをアクセスさせてくれるだろう。
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開催概要
会期:2022年4月1日–14日
時間:12:00–20:00
会場:The 5th Floor
入場料:500円
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キュレーション:布施琳太郎
音像:Prius Missile
陶芸:神保惇
配線:竹久直樹
主催:HB.nezu、アセファル
category:NEWS
tags:八木幣二郎
2022/05/14
EVIL PAIN DEATHの多い生涯を送って来ました EVIL PAIN DEATHの多い生涯を送って来ました… BBBBBBBによるイベント「powwwerrr」のフライヤーを手掛けていることでも知られるnu DERORIが、自身の三大要素 “邪悪EVIL”、”痛みPAIN”、”死DEATH”をテーマにした個展「EVIL PAIN DEATH」をspazio ritaにて5月23日から開催する。 本個展はspazio ritaのVR企画として制作した「nu DERORI – 360°VRshit “ɘl sick le”」にて公開されていた作品に加えて、新作やpowwwerrrを中心としたフライヤーを展示。 – 【展示概要】 nu DERORI個展 EVIL PAIN DEATH / イビル ペイン デス 会場:spazio rita https://spazio-rita.com/ 展示期間:5月23日(月)〜5月29日(日) 5月29日:エキシビションイベント nu DERORI (ニューデロリ) 気味悪く下品であり、不気味さで生々しく強烈に人を惹きつける”デロリ”とした作品を包括した日本独特の美術概念、”デロリ”を現在の視点からアップグレードを謀る。絵画やイベントフライヤーを中心にジャケット、ロゴ、映像、アパレルを制作。
2020/03/26
3月26日から4月1日まで 食品まつり a.k.a foodman、C.O.S.A.、Ramzaなどが出演した「BOILER ROOM NAGOYA」でもインスタレーションを行なったペインターVUGによる個展「1mouth」がspazio ritaにて開催。展示期間中には、DJ外出(空間現代)、E.O.Uら出演のイベントや、限定100冊のZINEやオリジナルTeem販売される。 “1month “プロローグ: 髪を染めるのにお金が足りなくてジャンケンをしてヘヤカラーをゲットしたぼくは一ヶ月見てきたことを日記にした。 ぼくの赤い髪がしゃべりだす。 タイトル:vug 1monthvision “1month “ アーティスト:VUG 開催日:2020.3.26 (木) ~ 4.1 (水) 時間:OPEN 18:00 / CLOSE 23:00 会場:spazio rita (名古屋市中区栄5-26-39 GS栄ビル B-1) 料金:入場無料 “1month ” party 開催日:2020.3.29 (日) 時間:OPEN 17:00 / CLOSE 23:00 会場:spazio rita 料金:¥1500 出演: 外出(空間現代) E.O.U SOSOS CLUB Chouman ———————- アーテイストプロフィール:VUG 1988年生まれ。 4歳の頃に描いた絵を誉められた事がきっかけで絵を描き始める。 小学~高校まではバスケに明け暮れNBAを目指す。 20頃にグラフィティに出会いスプレーを使ったペイントに没頭する。 27の時に幼馴染みのBarで初めての個展“VUNRETU展“をきっかけに世に作品を発表し始める。 2019 . 9月 ー CLARK NOVA at ANAGRA TOKYO ー 個展 2019 . 10月 ー KARTELL at spazio rita ー グループ展 2019 . 11月 ー BOILER ROOM NAGOYA at
2020/08/25
8月29日〜 9月13日 中目黒のコンセプトショップ M.I.U. にてCOMME des GARCONSでデザインと生産に携わった経験をもつ異色の陶芸家Satomi Nireによる個展 “Self defence” を8月29日(土) ~ 9月13日(日)まで開催。 日々の生活の中にある身近な植物の観察や発見から生まれる、茎や種子・実をモチーフとした作品は他にはない独自の世界観を創り上げており、本展では、植物の持つ自己防衛手段の一つである「棘」を表現した花器をベースに、棘=防衛から派生したメリケンサックや手榴弾などの武器シリーズなどM.I.U.限定となる新作を含む約40点がラインナップされている。 プロフィール Satomi Nire 楡さとみ 陶芸家 滋賀県出身 文化服装学院ファッションデザイン科卒業後、世界的デザインブランドでデザインの仕事をしていた頃、趣味で始めた陶芸に没頭する。何回もやり直しのきく土という素材に自然の持つ大らかさと開放感を感じ、最初から最後まで一人で作り上げられる陶芸という世界に自由さと心地よさを感じる。現在toky(オリジナル鉢専門店)に卸し、日々植物と器との関係を模索中。以前より植物の宇宙と一体化した営みや不思議な形状、パワーに興味があり、作品の多くは植物からのデザインソースが多い。 インスタグラム : @satomi_nire ホームページ兼オンラインストア : https://satomi-nire.com 会期 8月29日(土) ~ 9月13日(日) 開催場所 お客様問い合わせ M.I.U. 東京都目黒区青葉台3-18-10 1F 03-5457-2166 インスタグラム : @m.i.u.insta オンラインストア : https://miu-tokyo.jp/ 価格¥13,000~¥36,000(税抜き)
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