2021/05/21
クラシック音楽とクラブカルチャーの融合
フィリピンをルーツに持ちオーストラリアのメルボルンを拠点にするプロデューサーCORINが、新作EP『Enantiodromia』をLee Gamble主宰の〈UIQ〉よりリリースすることを発表。
2019年に〈Bedouin Records〉からリリースしたアルバム『Manifest』に続く今作は、音と建築空間や観客との関係に焦点を当てた作品となっている。クラシック音楽のバックグラウンドとクラブカルチャーを融合させ、パフォーマンス・アートや演劇作品での幅広い実験からの影響を反映している。アートワークはTristan JallehとDave Gaskarthが手掛けており、EPからタイトル曲が公開されている。
CORIN – ENANTIODROMIA
Label : UIQ
Release date : 3 June 2021
Buy : https://uiqmusic.bandcamp.com/album/enantiodromia-uiq0013
Tracklist
1 Enantiodromia
2 Ex Nilalang
3 Sublimate
4 Mnemosyne
5 Hidden In Plain Sight
6 Dromos
Written and Produced by Corin Ileto
Mastering by Miles Whittaker
Artwork by Tristan Jalleh and Dave Gaskarth
Video by Tristan Jalleh
category:NEWS
tags:CORIN
2023/05/31
グレゴリオ聖歌ポストクラブトランス 2枚目のアルバム「Lux Aeterna」で、CORINは感覚を持つ存在としての音のアイデアを探求する。ラテン語で「永遠の光」を意味するこのタイトルは、映画「2001年宇宙の旅」でモノリスが月面で発見されるシーンで登場するGyörgy Ligeti(20世紀の作曲家)の合唱作品にちなんでいる。 CORINは、György Ligetiのミクロポリフォニー(音のクラスターがゆっくりと融合し、アモルファスな雲のような形を作り出すツール)にインスパイアされた。グラニュラーシンセシスにより、サンプルは不明瞭な部分を超えて、変異するエイリアンテクスチャーに歪められ、弦やボーカルのハーモニーのクラスターは再び群れになって現れる。演劇とサウンドデザインのバックグラウンドを持つCORINは、音を重力としてとらえ、浮遊して虚空に分解する、あるいは永遠に浮遊するような錯覚を。 SFサウンドトラックに対するCORINの深い造詣は「Lux Aeterna」において最も感じられる。天空のオペラのように、恍惚としたトランスが神聖な典礼の文脈で再構築され、リアルなサウンドスケープとグレゴリオ聖歌、中世の楽器を融合させた。CORINは、大胆な広がりと深い脆弱性、疎外感の瞬間を行き来する。「Sunta」の歪んだパーカッションは、異質な言語の詠唱によって中断される擬似アルカイックな成文化された儀式のように鳴り響く。「Vīsiōnem」と「Extasis」は、クラブの領域、恍惚とした産業トランスへと私たちを誘う。極端に言えば、壊れた子守歌のようであり、機能不全に陥ったアンドロイドのため息のような合唱のよう。「Illumina」でクラシックのバックグラウンドを生かし、メタリックなテクスチャーと哀愁のある繊細なピアノの即興演奏を織り交ぜる。 Tristan Jallehが手がけたビジュアルでは、アンドロイドの幻影、渦巻く歩哨、空間に浮遊する破片、一瞬の形成と深淵への再崩壊が描かれる。Wei Huangはノーム(初期表記法)を使用し、グリフを再構成して古風なコードを作り出す。 CORIN – Lux Aeterna Label : UIQ Release date : July 14 2023 Single : https://orcd.co/pnbdajw Tracklist 1. lumen naturae 2. sunta 3. miserēre 4. vīsiōnem 5. arx 6. extasis 7. illumina 8. lux aeterna 9. trānsīre Written, recorded & produced by Corin Ileto Mastered by Rashad Becker Piano for ‘Illumina’ recorded at Phoenix Central Park Artwork design and typography by Wei Huang Front cover photo by
2019/05/01
Bedouin Recordsから6月26日リリース。 メルボルンのプロデューサーCorin IletoことCORINのニューアルバム『Manifest』が〈Bedouin Records〉からリリース決定。 〈Bedouin Records〉は、Pan Daijing、Tzusing、Osheyack、日本のノイズレジェンドMerzbow、Goth-Trad率いるEartaker、Jiggaなどの作品もリリースするUAEを拠点に置くレーベル。さらに先日は、Zombyの新作EPの発表で驚かせてくれた。レーベルによると『Manifest』はサイバーパンクへオマージュがテーマの一つとのこと。 Pre-Orderはこちら。6月26日、12インチとデジタルでリリース。 https://soundcloud.com/bedouinrecords/corin-dissect
2019/11/14
11月23日開催 ロンドンのプロデューサー / シンガーPalmistryと、メルボルンのプロデューサー / キーボード奏者CORINが揃って来日。11月23日、JNYAが主催するイベント「Sexualnoise」にて来日公演を行う。 Palmistryは、これまでにカルトスポークンラッパーTriad Godの2枚のアルバムや、Yung Leanの別名義jonatan leandoer127やBladeeの楽曲もプロデュース。またCashmere Catが、DiploのMajor Lazer、Tory Lanezとコラボした2018年メインストリームのヒット曲『Miss You』のサンプル元の曲がPalmistryの「Lifted」だったりする。今年5月にはSOPHIEも参加したニューアルバム『Afterlife』をリリース。 Corin IletoことCORINは2015年頃から〈Speaker Footage〉〈Phinery〉といったカセットレーベルから作品の発表を重ねてきた。今年に入り、Pan Daijing、Tzusing、Merzbow、Jiggaなどの作品もリリースする現在バンコク拠点でSalem Rashid主宰〈Bedouin Records〉からサイバーパンクへオマージュがテーマのアルバム『Manifest』をリリース。11月27日には、玉名ラーメンとK/A/T/O MASSACREによるコラボ企画「tamana MASSACRE」にも出演する。 共演はHiro”Bingo”Watanabe、Le Makeup、Dosing、Sakura Tsuruta、S亜TOH、CEMETERY、Elena Midoriなどに加えて今年ポーランド・ワルシャワの〈Intruder Alert〉からEP『Mountain Scream』をリリースしたAstmaも出演。ポップアップブランドとしてAnn Balance Adultが参加、フライヤーデザインはDaiki Miyamaが担当。 Sexualnoise x Palmistry x Corin 2X19TYO FINAL 2019/11/23 (sat) VENUE : CIRCUS Tokyo DOOR ¥2500 / ADV/U23 ¥2000 OPEN 23:00 / CLOSE 5:00 -SpecialGuest- Parmistry (Mixpak) Corin (Bedouin Records) -MAIN- Hiro”Bingo”Watanabe Le Makeup Dosing Sakura Tsuruta S亜TOH JNYA (Sexualnoise) -LOUNGE- CEMETERY Elena Midori KDZ (K.Y.Y.K. × GEDz) ASTMA MILEZ Dickowens Rem
第1弾収録アーティスト発表 more
レーベル第一弾作品は後日発表
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受け手の自由に寄り添う作品
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