喪失感、絶望、死|Endgameがデビューアルバム『Surrender』を発表

父親の死と、トッド・マクファーレン作品

 

 

〈PTP〉〈Hyperdub〉から作品をリリース、そして解散した〈Bala Club〉の共同ファウンダーだったロンドンのプロデューサーEndgameが、自身が立ち上げた新興レーベル〈Precious Metals〉からデビューアルバム『Surrender』のリリースを発表。

 

今作において「死」は大きなテーマとなっており、喪失感と絶望の中に自分にとっての意味を見出すことについての個人の記録。父親の最期の瞬間を回想し、その悲しみを利用して現実を曖昧にすることでトッド・マクファーレンの作品(例えば『スポーン』)のような朽ち果てた世界観を作り出しているという。また、今作はEndgameのボーカリストとしてのデビュー作品でもある。他にもOrgan Tapes、Yayoyanohが客演で参加しており、ジャケットのイラストはVXXII、写真は〈PC Music〉のHannah Diamondが担当している。

 

 

先行公開された「Faithless」や、カオティック・ハードコアバンドConvergeのアルバムタイトルから由来する「No Heros」など、嘆きと悲しみの全11曲。薄暗いクラブの煙の中にいる浮かび上がるゴーストと陰鬱で美しい世界。

 

 

 

 

Endgame – Surrender

Label : Precious Metals

Format : LP (digital & vinyl)

Release date : 9 April 2021

Pre-order : https://endgamexo.bandcamp.com/album/surrender

 

Tracklist

1. Faithless

2. Barbed Heart ft. Yayoyanoh

3. The Shadow of Death

4. No Heroes

5. Requiem

6. Bodies

7. Exhumed ft. Organ Tapes

8. Sacrifice

9. Abyss

10. Lacerate

11. Tunnels

 

Illustration : VXXII

Photography : Hannah Diamond

Design : Venom–s Studios

Mastering : John Hannon

Distribution : Cargo

 

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