2020/10/28
Leftbrainより
SjQは、「即興と設計」の狭間を結節する音楽プロジェクト。プレイヤー同士の短いフレーズの遣り取りの連鎖から、<もつれ> による旋律とグルーヴを生み出し、楽曲を構築していく。そんなSjQが、ニューレーベル〈Leftbrain〉より11年ぶりにリリースするアルバム『torus』より先行シングルとなる「motsure (single mix)」が配信リリースされた。
『torus』は、SjQが用いている即興性と作曲性を融合する手法によって制作された。演奏者は、シンプルなルールに基づいて、交互に1,2音の短いパッセージを遣り取りし、拍節とはまったく違う概念を用いてルールの連鎖だけで、「もつれ」た旋律とグルーヴがその場で生まれていく。収録された10曲(CD版は+1曲)は、この手法にて様々な実験を繰り返しながら、あえて電子音を使わず、生楽器の音だけでレコーディングされている。
Single「motsure (single mix)」
Download : https://leftbrain.bandcamp.com/track/motsure-single-mix
SjQ – “Torus”
Label : Leftbrain / HEADZ
Release date : 9 Desember 2020
Tracklist
1. motsure
2. hotsure
3. bure
4. co/o (呼応)
5. shisen
6. tektek
7. ・
8. yubi
9. soyogi
10. /
11. rad (special track)
※CD版のみspecial track1曲追加収録・ライナーノーツ付き
category:NEWS
tags:SjQ
2020/10/08
今秋リリース HEADZが関西を拠点とした新たなレーベル〈Leftbrain〉をスタートする。〈Leftbrain〉はこれまでにHEADZにて、goatや空間現代などのリリースを担当してきたスタッフによる新たなレーベルライン。 さらにレーベル第一弾として、SjQの11年振りとなる新作アルバムを今秋にリリースすることも発表された。SjQは、2003年に杉本佳一のcubic musicよりデビューし、虹釜太郎の360°Recordsのコンピに参加、2009年にHEADZより『Animacy』を発表して以降は、映像作家のKezzardrixとのプロジェクト「SjQ++」で、オーストリア・リンツの芸術祭Ars ElectronicaにてAward of distinctionを受賞、あいちトリエンナーレに出演するなど、多方面で活動してきた。今回発表されたアルバムは音楽作品としてはなんと11年振り。 また、他にはgoatの日野浩志郎による新プロジェクトや、荒木優光と、DJのDISTEST、neco眠るの栗原ペダルによる3人組「NEW MANUKE」の初のアルバム・リリース等を予定している。SjQの新作アルバムの予告編ともいえるティザー音源を公開。 Leftbrain Bandcamp : https://leftbrain.bandcamp.com/ Twitter : https://twitter.com/leftbrain_kyoto Instagram : https://www.instagram.com/leftbrain_kyoto/
2020/01/23
本日リリース 所属するレーベル〈Absurd TRAX〉と共に香港のエレクトロニック / エクスペリメンタル界隈を先導するプロデューサーKelvin Tが新曲「Be Air Be Air」を本日リリース。本作は2月28日にリリースされる2ndアルバム『Aerate』からの先行シングルとなる。 2018年に発表された1stアルバム『Unlock Voice』以降、新たな音色のパレットを手にし、次の作品にフォーカスしていたという。昨年は〈Absurd TRAX〉クルーらと共に来日し、「K/A/T/O MASSACRE」にも出演し、釈迦坊主やLSTNGTやWa?steらと共演した。先日リリースされた香港のシンガーSOPHYの新作『殘 / HARSH』への参加を経て、サプライズで発表された本作でKelvin Tはリスナーを音で幻覚作用へ導く。 新曲「Be Air Be Air」には3つのバージョンが存在する。レイヴィーに反復するシンセが印象的なインスト、Kelvin Tのボーカルバージョン、Shyshineをフィーチャーしたバージョン。マスタリングはNerve、 アートワークはyaya mimiが担当。 bandcamp : https://absurdtrax.bandcamp.com/album/be-air-be-air-single
2019/12/28
無限意識 中国拠点のSSW、Lexie Liuは、元々オーディション番組などで広い層に認知されていたが、〈88rising〉からリリースされたシングル「Like A Mercedes」で世界的に注目される存在に。さらに、現在「DAZED China」の映像部門を任されているYUEN HSIEHが手がけたサイバーパンクがテーマになったMVも話題になった。 今年2月にKILLYをゲストに迎えた『2030』(中国国内でリリースされたアルバムの『2029』の海外バージョン?)をリリース。シングルも今年は「Hat Trick」、「好吗,好啦,好吧」、先日の「MANTA」などリリースラッシュとなった。制作に1年半をかけたとされるニューアルバム『META EGO』は、Lexie Liuのなめらかなでドラマチックな旋律はそのままに、より奥行きが増した音の構造、細部まで美しい音の粒子が配置されている。
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