2020/08/13
9月25日リリース
クラブミュージックへの幻滅、そしてクラブシーンを離れて新たな地平を探る日が来たという言葉と共に、昨年9月に地元モントリオールで最後のハードウェア・ソロライブを行なったMarie Davidsonが、3人組編成のバンドMarie Davidson & L’Œil Nuとして帰ってきた。
よりロックやポップスに焦点を当てたプロジェクトには、夫であり、Marie Davidsonと共にEssaie Pasとしても活動するプロデューサーPierre Guerineau、さらにBataille Solaireとしてもカルト的支持を得るAsaël R. Robitailleがメンバーとして参加。9月25日に〈Ninja Tune〉からリリースされるデビューアルバム『Renegade Breakdown』から「Renegade Breakdown」のMVが公開された。これまでのグルーヴを引き継ぎながらも、ギターや”歌”が印象に残る。
Marie Davidson & L’Œil Nu – “Renegade Breakdown”
Label : Ninja Tune
Release date : September 25 2020
Pre-order : https://mariedavidson.lnk.to/renegade-breakdownYo
Tracklist
01. Renegade Breakdown
02. Back To Rock
03. Worst Comes To Worst
04. Center Of The World (Kotti Blues)
05. La Ronde
06. C’est Parce Que J’m’en Fous
07. Just In My Head
08. Lead Sister
09. My Love
10. Sentiment
category:NEWS
tags:Marie Davidson
2019/08/27
Red Bull Music Festivalで最後のハードウェアライブも決定。 Marie Davidsonが自身のInstagramとFacebookでクラブミュージックシーンから離れることを発表。9月20日にモントリオールで開催されるRed Bull Music Festivalでのハードウェアライブが最後のパーティーになるとのこと。 https://www.instagram.com/p/B1omVpooVxR/ 2014年のデビューアルバム『Perte D’Identité』から大きな注目を浴び、〈Cititrax〉を経て、昨年〈Ninja Tune〉とサイン。10月には新作『Working Class Woman』をリリース。惜しくも今年の初来日はキャンセルになったが、アルバムリリース後にはシングルやEPを立て続けにリリースするなど、昨年から今年にかけてはキャリア史上最も目立った動き多い年になった。 クラブシーンでの最後のライブと発表されているRed Bull Music FestivalではKara-Lis Coverdale、Afrodeutsche、そしてパートナーのPierre Guerineauも共演。
2019/08/09
NinjaTuneから。 昨年10月に〈Ninja Tune〉とサインし、ニューアルバム『Working Class Woman』をリリースしたモントリオール拠点のプロデューサーMarie Davidsonが、『Working Class Woman』のツアー用に制作されたという新曲「Chasing The Light」とSoulwaxとDaniel Averyが手がけたリミックスを収録した3曲入りの新作12インチをリリース。 新曲「Chasing The Light」はトランスを導入し、最初から最後まで踊らせ続けることを目的としている。ミックスやオーバーダブは、Marie Davidsonと共にEssaie Pasとしても活動するパートナーのPierre Guerineauも協力して制作された。 購入はこちら。
2025/01/31
Soulwax共同プロデュース フランス系カナダ人プロデューサーのMarie Davidsonがアルバム『City of Clowns』をDEEWEE / Because Musicより2月28日にリリースする。Soulwaxと、彼女のパートナーのPierre Guerineau (Essaie pas, L’Œil Nu, Feu St-Antoine)による共同プロデュース。Soulwaxのレーベル〈DEEWEE〉よりCDとレコードも発売。 6作目のスタジオアルバム『City of Clowns』は、クラブへの回帰を意味する。2018年リリースのアルバム『Working Class Woman』のテクノ的なサウンドと辛辣なスポークンワードがところどころで復活しているが、2020年リリースの「Renegade Breakdown」のポップな構成とメロディックなセンスも残っている。Marie Davidson自身の基準からしても「奇妙な」音のブレンド。 「パンデミック以前に私がやっていたことに間違いなくリンクしているけれど、少し進化している」と彼女は語る。このアルバムのサウンドと精神はMarie Davidsonに新たな敵対者が現れたことによっても形作られている。彼女の自意識を狙っているのはクラブ・カルチャーではなくビッグ・テック。 2022年の夏、Marie DavidsonはShoshana Zuboff著書『監視資本主義』に夢中になった。彼女にとってこの本は憂慮すべきものであると同時に、インスピレーションの大きな源となった。『City of Clowns』では、曲名や歌詞の引用、クリエイティブな選択を通して、この本のテーマを示唆している。 「(私がこの本を読んでから)時間が経つにつれ、人々はこの問題がいかに深いものであるかを認識するようになった。それは文字通り、私たちの種を変えようとしているのです。」 2021年初頭から2024年夏にかけて制作された『City of Clowns』は、ソロ・プロジェクトとしてスタートし、共同プロデューサーのGuerineauやSoulwaxと組むことで徐々に拡大していった。彼らは、より広範な影響力を結集させ、Marie Davidsonの生来のスタイルを、人を丸ごと飲み込んでしまうような巨大なものへと作り上げた。 また、2022年にDJを始め、それが『City of Clowns』の推進力に影響を与えた。「人々を踊らせることができるか?」という観点からトラックについて考えるようになった。 デジタル・ライフと監視資本主義の暗い影は、スタンドアップ・コメディの影響によっても相殺されている。ユーモアは常にMarie Davidsonの音楽に強い力を与えてきたが、2023年、彼女はBill Hicks、Wanda Sykes、George Carlinといったコメディアンに夢中になった。DJの役割を、エンターテイナーでありペルソナであるという似たような線から考えてみると、彼女はピエロのイメージを使って社会の「不適合者」を表現している。 彼女が惹かれたスタンダップ・コメディアンのように、『City of Clowns』は、噛みつき、冗談を言い合う。アーティストとして、女性として、そしてエンターテイナーとして、世界における自分の位置をナビゲートするツールとして作品を使い続ける。ハイ・コンセプトであると同時にオープン・ハートでもある彼女は、エレクトロニック・ミュージックの境界線を押し広げ、現代における最も緊急な問いを消化している。 Marie Davidson – City Of Clowns Label : DEEWEE / Because Music Release date : 28th Feb 2025 Pre-order : https://mariedavidson.lnk.to/cityofclowns Tracklist 1. Validations Weight 2.
人工的な音像と、動植物的世界を結びつけるピュアな視点
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photo by Elsa Kostic more