なんてひどい世界、でも生き残ろう|Phewが最新作『Vertigo KO』を発表

9月4日リリース

 

 

このアルバムは、2017年から2019年、10年代の終わり、この閉塞的な期間に制作された音のスケッチです。言い換えるなら、幻想に浸るでもなく、音楽へ逃避するでもなく、また世界観を提示するものでもなく、2010年代後半のある個人のドキュメンタリーミュージックです。このアルバムの隠されたメッセージは、「なんてひどい世界、でも生き残ろう」です。”– Phew

 

日本のアンダーグラウンドレジェンダリー、Phew1978年に大阪で最も初期のパンク・グループの一つであるAunt Sallyのフロントを務めたのを皮切りに、80年代にはソロ・アーティストとして坂本龍一、コニー・プランク、CANのホルガー・シューカイ、ヤキ・リーベツァイト、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのアレクサンダー・ハッケ、DAFのクリス・ハースなど、多くの著名なアーティストとのコラボレーションを行い、近年では、レインコーツのアナ・ダ・シルヴァ、ジム・オルーク、イクエ・モリ、オーレン・アンバーチ、ボアダムス/OOIOO/SaicobabYoshimi (Yoshimi P-We)などとのコラボレーションも行っているPhewが、最新作『Vertigo KO』のリリースを発表。

 

本作は、これまでに、ブラック・ロッジ、ボグダン・ラチンスキー、ヒズ・ネイム・イズ・アライヴといったカルト・ヒーローたちの未発表音源を世に発表して音楽ファンから一目置かれてきたレーベル〈Disciples〉の審美眼に適った初の日本人アーティスト作品となる。

 

Vertigo KO』は、前述の2枚のアルバムと同じ時期に録音された楽曲と、今回のリリース用に制作依頼された新曲を収録。アルバムには20ページのブックレットが付属しており、Phewについての文章と、表紙にもなっている塩田正幸の写真が収められている。アルバムの発表に合わせて、アートワーク同様、寂れたショッピングモールを舞台にしたLisa Aokiが手掛けたアルバム・トレイラー映像が公開。ファースト・トラック「The Very Ears Of Morning」も同時公開。

 

 

CDは日本限定での発売。『Vertigo KO』に加え、今年5月に超少数入荷発売、即完売となった幻のカセット『Vertical Jamming』の内容を加えた2枚組CD仕様。Phew本人によるブックレット解説訳、解説書が封入となる。 また、ディスクユニオン限定でTシャツセットの発売も決定!CD、LPどちらもセット対象となっており、数量限定での発売となる。

 

 

Phew – “Vertigo KO”

Label : Disciples

Release date : 2020/09/04

link : https://phew.ffm.to/vertigoko

Japanese edition : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11297

 

CD1 – Vertigo KO

1 The Very Ears Of Morning

2 The Void

3 Let’s Dance Let’s Go

4 The Very Ears Of Dusk

5 All That Vertigo

6 Midnight Awakening

7 Hearts And Flowers

 

CD2 – Vertical Jamming

1 Cheers

2 Encore

3 Drone

 

 

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