2019/11/11
11月21日開催
東京拠点のハウスミュージックコレクティブ〈CYK〉のメンバーで、フラットかつフットワーク軽く国内外を暗躍するKotsuが個人で主催する「UNTITLED」がToreiとbaggiojtを迎えて開催決定。
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2019も終わりに近づいた11月のUNTITLEDはこの秋に上京した95年式ファイナルウェポンToreiが初登場。
京都ではToshikiと共にパーティーSyn-Cを主催。JET SETレコードのバイヤーとしてキャリアを積み、最近はJAKE HOLLICKとSeb Wildbloodが共同主宰するUKのレーベル<Coastal Haze>のポッドキャストシリーズにミックスを提供。先日には正体不明のバンド『Knights Of The Occasional Table』の楽曲のみを使ったトリビュートミックスは巷で話題に。確かな審美眼と腕前はさる事ながら、予測不可能なマジカルジャーニーに身を委ねてみて欲しい。
加えて、96年生まれのbaggiojtも登場。スタイリストとしての活動をメインにしつつも独自な感覚によって導き出される彼のスタイルは、時代的な感覚やある種のモードを参照しながらそれを崩してゆく作業である。そのインプットは、彼のファッションに向けた熱量と等しく、あらゆるパーティーや音楽のdigによって確立されている。
ToreiとbaggiojtはパーティーホストのKotsuを含めてかねてより親交があり、共演はProject Pabloの初来日公演でのラウンジフロア以来となる。当パーティーは、”単なるディープ・ハウスのパーティー”に終止しなかったあの日を参照することが多々あり、後に『UNTITLED feat.Moodman&Takumi Kawahara』の企画へと接続した。
強いて言えば、今回もそうしたムードを参照しつつ、出演者も含めた誰かにとって新しい作用が生まれることを期待したい。また、前日WWWにて行われるBalearic ParkのProject Pablo Live Set公演にKotsuが出演することもあり、今回のUNTITLEDに限り木曜日開催となる。
UNTITLED with Torei & baggiojt
11/21(Thu)
20:00-2:00
1000YEN(w/1D)
at KOARA
<DJ>
Torei
baggiojt
Kotsu
category:NEWS
2020/03/12
4月10日開催 京都から東京へ拠点を移したDJ・Toreiがセルフレーベル〈Set Fire To Me〉をスタートし、第一弾としてTorei自身の作品『SFTM001』をリリース。そのリリース記念した同名パーティーがWWWβで開催。レゲエをルーツとしたダンスミュージックの現在形、オルタナティブなラスタカラーで染まる一夜となる。 関西随一のサウンドシステム、最高音響を完備した京都のクラブ『West Harlem』からキャリアをスタートさせたTorei。彼のプレイは新旧織り交ぜたオルタナティブなハウス・ミュージック感覚と、レコード・バイヤーとして専門にしたテクノやベース・ミュージックの知識を折衷させ、カラフルなグルーヴを生み出す。そこに彼の音楽的なルーツとして染み込んだ“レゲエ“が、本パーティーのキーワードとのこと。過去に〈Black Smoker〉や〈The Trilogy Taps〉からもミックスをリリース、レゲエやR&B、ダンスミュージックを広義に発信するLil Mofo、全国津々浦々飛び回る生粋の‘DJ’でありダンスホール・レゲエをルーツに持つnutsman、〈Riddim Chango Records〉主宰の一人であり大阪Dub Meetingにも所属、『SFTM001』にリミキサーとして参加したHiroshiらと共に一夜を作り上げる。 Torei – “SFTM001” Label : Set Fire To Me Order : https://setfiretomelabel.bandcamp.com/album/sftm001 Tracklist 1. The Quiet Boss 2. Fish Shooter 3. RRR #1 4. RRR #1 (Element Remix) Artwork by David Yuto Mixed, Mastered by e-mura (Bim One Production / Mura-sta) Set Fire To Me -SFTM001 Release Party- 日程:2020年4月10日(金) 会場:WWWβ Adv. / Door:¥1,000 / ¥1,500 / U23:¥1,000 Open
2020/07/01
7月3日リリース 東京を拠点に活動するDJ/プロデューサーToreiが主宰するレーベル”Set Fire To Me”の第2弾は、KEIHINと共にパーティー”ALMADELLA”を主催してきたDJのRILLAが登場。 長年のキャリアで培われたセンスと初期衝動を融合した”First Drop”、架空の民族の儀式とサウンドシステムの邂逅を表現した”Just A Second”に加え、ObjektやYaejiなど気鋭アーティストらよりサポートを受ける、英レーベル”Scuffed”からのリリースも好評なStones Taroによるジャングル・リミックス、新宿のレコードストアReggae Shop NATのレーベル・ラインより発表したDJミックス”Strange Addiction”も話題の、本レーベル主宰のToreiによるサイケデリックなダンスホール・リミックスを収録。ジャケットはレーベル第1弾に引き続き、東京拠点のアーティストDavid Yutoが手掛けている。 RILLA –『SFTM002』 Label : Set Fire To Me Release date : July 3 2020 Bandcamp : https://setfiretomelabel.bandcamp.com/album/sftm002 Tracklist 1. First Drop 2. First Drop (Stones Taro’s Jungle Remix) 3. Just A Second 4. Just A Second (Torei’s Psy-Hall Remix) RILLA 嗚呼、人情とベースライン。福岡より上京した、あの屈強な霊長類(学名:ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ)を思わせる特徴的な風貌を持ったその男とダンス・ミュージックを出会わせたのは専門学校時代の友人という縁、DJをはじめたのも友人の「お前レコ ード持ってるならやってみろよ」という言葉、そして現在のDJの基礎、いわゆる“やられた音”としてその後のその男の趣向を決めたのは、そのDJ練習の音に嫌気 がさした、隣人の保母が差し出してくれたDJ KENSEI氏のミックステープであった。ここでも縁、いやそれは言い換えれば人情でもある。そこでヒップホップに衝撃を受け、そしてブレイクビーツ、エレクトロニカへと開眼していく。2002年、名門CISCOテクノ店への入店とともにバイヤーとして働くうちに、ジャングル、テクノ、ダブステップと、そのサウンドの趣味を広げた。いつしかその名前がRILLA と定着しはじめた頃、東高円寺の名店GRASSROOTSに出入りするうちにさらに耳が深く、広がることでいまのDJスタイルへと日々進化していく。それもこれも人との出会い人情であった。ヒップホップもレゲエもダブステップもテクノもハウスも、その男がかける音は基本的にベースラインのグルーヴがある(聴こえずとも)、そしてどこか遠くが温かい(聴こえずとも)。5年間務めたGRASSROOTSでのレギュ ラー・パーティ”GUERILLA”~”LOCUS”、KEIHINとのテクノとダブステップ、そして未知の体験を提 供する不定期開催の”ALMADELLA”を経て現在京都在住。今宵もどこかで、人情とベースラインでスピーカーと身体を揺らしている。嗚呼。(※家庭の都合でDJを休止していたが、現在復帰に向け準備中)
2019/12/11
12月18日開催 「UNTITLED」は日本を代表するハウスミュージックコレクティブ〈CYK〉のKotsuによるパーティー。名も無き感覚や現象を、そのままそれとして提示する対話型コミュニティ・ベースである。音楽を軸に、パーティーそのものや空間、時間、身体など実験対象は様々。Ureiミキサー標準搭載、良質なサウンドシステムが特徴的なDJ BAR KOARAにて毎月第三水曜日開催している。 2010年代ラストとなる「UNTITLED」にはYoshinori Hayashiを特別ナビゲート。そしてCelter (ex:bugoctet)が初登場。ある種の迷宮へと辿り着いてしまった現代において、出口へのシュミレートはもはやリアリティの無い話になった。一方で、出口を意識しないシュミレーションは、そのダンジョンを豊穣な宮殿へと変化させる可能性を十分に持っている。そして、内的なシュミレーション・スキルが時間と共に培養されていった先にトランスする(させる)ことが可能になるのだ。 —————————— UNTITLED feat Yoshinori Hayashi & Celter 12/18(wed) at KOARA OPEN 8pm 1000yen (w/1D) <DJ> Yoshinori Hayashi (Smalltown Supersound /Going Good) Celter (Eclipse) Kotsu(UNTITLED/CYK) <Yoshinori Hayashi (Smalltown Supersound /Going Good)> 18歳より独学で音楽制作をスタートさせた林良憲は、2008年に 作曲家/ピアニスト/プロデューサーの野澤美香に師事することで、その稀有な才能を花開かせた。2015年、衝撃のデビュー作 「終端イーピー」は、探究心旺盛なフリークスのみならず世界中のリスナーを驚かせ、決してフロアライクとは言えない内容ながらJuno plus Best of 2015 : Top 50 Singlesに於いて6位に選出される。 その後も世界中の様々なレーベルから、精力的なリリースを続けることで、彼の音楽は多くの人々を魅了してきた。 2018年10月 待望のデビューアルバム’’AMBIVALENCE’’をOSLOの老舗レーベル Smalltown Supersoundより発売。青山のMANIAC LOVEからスタートしたDJキャリアは15年に及び、 House、Techno、Disco、Leftfieldを転がるように横断し、時に危ういボーダーさえも往来するプレイスタイルは、古典的でありながら実験性に富び、独自のオブスキュアを形成することでダンスフロアに貢献。 欧州ツアーやMusic Festivalへの出演を重ね、世界的注目を浴びる今、更なる飛躍が期待されている。 音楽的ロジックを最優先する彼の感性は今まさに渇望されている。
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