2018/12/17
1stアルバム『pessim』から2年、新作ミニアルバムのリリース決定。
折坂悠太の2ndアルバム『平成』のトラックアレンジメント、Campanella、C.O.S.A. × Kid Fresino等、数々のラッパーへのビート提供。BUSHMIND、tofubeats、レミ街、仙人掌、等のリミックスワークなどでも知られるビートメイカーRamzaの新作ミニアルバム『sabo』が来年2/13にリリース決定。2017年にFree Babyronia主宰のAUN muteよりリリースされた1stアルバム『pessim』から2年ぶりとなる。
アートワークには写真家yuhki touyamaによる写真が使用される予定。
以下、info
前作にあたる『pessim』(AUN Mute / 2017)は自らの精神を独房に幽閉して、その部屋の中、ひとつだけ付いた小さな窓からの景色を頼りにこの世の全てを見通そうとするような、謂わば時空間を圧縮した密室音楽であった。当作のリリース後、出獄した作家に訪れたtour lifeと呼ぶに相応しいライブスケジュールの中でこの密室音楽は日本全国へ、或はインターネットを通じて世界へ解放されることとなった。 今週末と来週末が癒着してしまった日々の中で、いつしか小さな窓は薄暗い部屋の明り取りではなく車窓に姿を変え、景色を高速で置き去って行く。この車中にあって、安堵や歓喜を、失意や悔恨を、それらよりもほんの少し多い疲労と共に重たい身体に溶け込ませるために必要となった更に深いmeditationが作り出したのが本作である。 各地の馴染みと手を合わせる時、LOCOSのメシにありつく時、通りで不意にクラクションが鳴る時、エアコンは獣臭い風を吐き出し、ローボックスからその夜最初のキックが刻まれ、ギャランティーが現物で支給される。その時に於いて、事象は”断片化”する。作家が手に入れたのはこのような”sample”だったのである。 記憶というには覚束なく、また、実感するには鮮明過ぎるそれらの時の中で、断片化されたsampleを繋ぎ合わせて自らの存在もろとも編み込む様な、ある種の工芸的な手つきで作られた、いま目の前にあるコレ、としか呼べないコレのことをK-TOWNのセンスは「世界」ではなく『sabo』と呼んだ。 濃紺の深夜に捧げられた青白い祈りの中で、懊悩から漏れだす声はいつしか歌に変わり、低音はbassから解放される。ここでsoulやjazzから引用されるのは音響や文脈だけではなく、ストーリーそのものである。それは、なにも特殊なことはなく、ありふれてさえいるのに、音楽に乗っかるとたちまち眩いまでの光度のなかに全てを飲み込んでしまう例のあのストーリーだ。それを手にした音楽家がここにもいるのである。 曲中高らかに「new story has going on」という宣言がなされる。そう、これは新たなる物語、その序章。そしてそれは既に始まっている。 歴史は積み重ねられて、いくつの夜があけても、引き続き上っ面しか計れない物差しを圧し折るのが此処のgameだ。杓子定規を「規格外」という言葉ごと嘲笑う2019年AUN Muteの、これが最新の挑発。
-LIVE情報-
■2018/12/21(Fri) 栄kalakuta
with SOSTONE/haruru犬love dog天使/phonehead/codam/UK/TOSHI蝮/nutsman/Nero Imai
■2018/12/22(Sat) 松山 音溶
■2018/12/30(Sun)栄spazio rita
■2018/12/31(Mon)恵比寿BATICA
doooo × EBISU BATICA presents “耳破壊” Countdown Special
with KILLER-BONG/Sapphire Slows/SUNNOVA/荘子it/Mat.jr/doooo
■2019/02/01(Fri)福岡DRUM Be-1
【KID FRESINO ài qíng Release Tour in FUKUOKA】
GUEST : Campanella × C.O.S.A. × RAMZA
category:NEWS
2019/02/27
『sabo』のリリースパーティーが4/7に小岩BUSHBASHで開催。 折坂悠太の2ndアルバム『平成』のトラックアレンジメント、Campanella、C.O.S.A. × Kid Fresino等、数々のラッパーへのビート提供。BUSHMIND、tofubeats、レミ街、仙人掌、等のリミックスワークなどでも知られるビートメイカーRamza、1stアルバム『pessim』から2年を経て、新作ミニアルバム『sabo』をFree Babyronia主宰のレーベルAUN Muteからリリースした。 その『sabo』のリリースパーティーが4/7に小岩BUSHBASHで開催決定。出演はRamzaの他に、STRUGGLE FOR PRIDE、DJにBUSHMIND、Phoneheadがラインナップ。 『sabo』詳細、オーダーはこちら。現在2曲がsoundcloudで公開されている。Halcyon VeilやPANなどのエレクトロニックレーベルがリリースするようなザラついたテクスチャーとサンプリングが特殊なバランスでもって成立している。
2018/07/14
Softwareからの『No No』、PANからのLifted『1』以来の新作はなんとOrange Milkから。 彼が2013年に来日した事を覚えている人はいるだろうか。ちなみに自分がその当時始めたCold Nameという名義の初ライブを彼の来日公演で行ったという思い出がある。 Co Laはボルチモア拠点にするプロデューサーMatt Papichのソロプロジェクトである。Dustin WongとのユニットEcstatic Sunshine頃から数えると10年以上のキャリアがあり、Co La名義では2015年にOPNのSoftwareからリリースされた『No No』、同年にBeautiful SwimmersのMax D、Motion GraphicsことJoe Williams(元White Williams)というメンバーで結成されたユニットLiftedでベルリンのPANから『1』をリリースして以来の新作が今作の『Sensory Dub Example』である。Orange Milkからのリリースということで、ありそうでなかった横の繋がりに一部の人にとってはとても興奮するサプライズだ。8/31にリリースされるということ以外はまだベールに包まれているが、続報を楽しみにしたい。 以下は、前作『No No』に収録の『Crank』とLiftedの『1』
2019/01/31
ProstitutesことJames A. Donadioの別名義Stabudown Productionsのセカンドアルバム。 地下テクノを鳴らし続けながらもNight Schoolのようなインディレーベルからも作品をリリースするProstitutesことJames A. Donadio。彼の別名義であるStabudown Productionsが、XLに渡ったポストパンクテクノマスターPowellの主宰するレーベルDIAGONALからニューアルバム『Strange Rabbits』をリリースする。 ”チルアウトジャングルとアンビエントテクノにビタースウィートなキスを”的なアルバム『Strange Rabbits』は2/8にリリースされる。ジャケが可愛い。 以下は以前にDIAGONALからリリースされたProstitutes名義でのアルバム『Dance Tracksz』
出会いからEP『Soul Kiss』に至るまで
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