2018/10/25
Sauna Coolの「ライブできないアーティストシリーズ」カセット第2弾。
世間と一定の距離感を保ったSauna Coolは、最近調子が良いようだ。前回のfigureのカセット『Parakalein』もちょうど今の時期1人で聴きたい傑作であった。今回は、Teen Runningsの金子尚太のサイドプロジェクトYoung AgingsのカセットEP『Before I Go』のリリースアナウンスである。
USオルタナ/ギターロックに忠実に向き合ったEPは、figure同様の少し寂しげな雰囲気、1曲目『You』の日本的なメロディなど、Teen Runningsとは少しラインの違う楽曲を楽しむことができる。特に、もうすでに削除されているTALON(ライブはSUPER VHS、Taquwami、Slow Marico、Elen Never Sleeps、Teen Runningsのメンバーで構成されていた。)とのスプリットに収録されていた名曲『Stars』が最後に収録されているのも嬉しい。アートワークは金子自身が担当。ミックス、マスタリングはHARVARDの植田康文。
先行で『You Found Me』が公開されている。
以下は前回リリースされたfigureの『Parakalein』。今の肌寒い時期にぴったり。
category:NEWS
2022/01/25
全12公演敢行 オルタナティブK-POPグループ、Balming Tigerが5月から始まるデビューUK/EUツアー「THE TINY TOUR ll UK & Europe」を発表。 Omega Sapien、sogumm、Mudd the Student、Leesuhoなど各メンバーが続々とソロ作品をリリースし、多面的なプラットフォーム/コレクティブとしても機能するBalming Tigerによる初のUK/EUツアー。ブライトンで開催される「The Great Escape Festival 2022」への出演を含む全12ヶ所を回る。チケットは1月26日から発売開始。 Ticket : https://www.songkick.com/artists/9964804-balming-tiger
2021/06/17
Baby Loci、sudden star、speedy lee genesisによるプレイリスト公開 コンテンポラリーなリズム&モードを探求する「Local World」、”ハイパー”をマキシマムに拡張する「ether」のコラボレーション・ナイト「Local World x ether」がclubasiaにて6月19日に開催される。全19組の出演者が入り乱れ、インスタレーションも交えた次世代のブレイク&マッシュ・パーティとなる一夜を直前に控える中、「Local World」主催の解放新平が「ether」の文脈を改めて紐解く。さらに「ether」のメンバーによるプレイリストをAVYSSにて公開。 Text by 解放新平 (Local World / melting bot / WWWβ) 2016年よりWWWにて海外アーティストの招聘含むパーティ・シリーズとしてLocal World始動(過去23回開催)、翌年にクラブ・オルタナティブを掲げるWWWβを始動、その約5年の月日を経て、オルタナティブ(表現として)なエレクトロニック/ダンス・ミュージックを軸にシーンを現場のプロモーターとして振り返ると、コロナ禍で多少の減速はあったものの、着実に変化は起こっている。 これまでの多くの新しさや音楽的な進歩はエレクトロニック/ダンス・ミュージックであればリズム、テキスチャ、地域性などを交え、ジャンル名や事例、そのジャンルの歴史や周辺で起きてきた文脈で紐解き、まとめて感じることが出来ていたように思える。この一年のコロナ禍で現場での連帯を失い、多くの音楽がネットを通じ、パーソナル・レベルで更新されていく世界で〈ether〉(エーテル)の新しさを言葉にすると、ここ数年で浮かび上がってきた最新モードの一つHyperpopを当てはめるのが一番手っ取り早いが、そのパブリックのイメージと個々の感覚のズレは日々大きくなってゆくことから、自分が実際現場を通じて実感した下記の変化から、〈ether〉を見てみることにした。 ・非中央集権主義→アジアとアフリカの市場拡大から刺激されるクリエーションとアイデンティティ ・歴史的文脈からの脱却→権威の弱体化、縦ではないフラットな価値観 ・クィア・カルチャーの台頭→ビジュアルとアクティビズムの活性化 の3つに大きく分けることができる。より音楽的にフォーカスすると、 ・脱構築/エクスペリメンタル→ジャンルの流用と越境の標準化 ・過去ジャンルの発掘→90sレイヴ再興等(一部は00年代へ移行) ・メインストリーム(トラップやEDM等)の影響→ポップスとアンダーグラウンドの変容 ※これ以上あげるとキリがないのと項目ごとに説明するとかなり長くなるので省きます こういった変化が背景や下地にあり、その真新しい文脈の中で生まれるサウンドやビジュアルのセンスをパーティという空間を通して具現化しているのが〈ether〉(エーテル)である。〈ether〉は欧州にいたBaby Loci、USにいたsudden starを中心に昨年帰国後東京にて発足、ポッドキャスト〈Adults Play Radio〉を運用しながらメンバー・チェンジも経て(本年speedy lee genesisが加入)、ウェルネス&オーガニックをコンセプトとしたマルチメディアクルー/コレクティブと自称している。過去3回、シークレット、SPREAD、Forestlimit (K/A/T/O MASSACREとのコラボレーション)でインスタレーション交えパーティを開催している。同世代を軸としたラインナップでありながらも、世代に捉われることなく、また音楽、ファッション、アート、そして現代的なアクティビズムが有機的に交わる、所謂”パーティ”だけではない今後の活動も楽しみな存在である。その一部が垣間見える3人のメンバーによるプレイリスト、そして2020年代の訪れを強調した”ハイパー”なクラブ・オルタナティブを今週末clubasiaにて開催されるパーティで是非体感&目撃して欲しい。 – Baby Loci レイヴサウンドを経て、クラブエディット、ニュースクールゲトーなどのベースミュージックに人間らしさを求めDJとして活動。speedy lee genesis らとオーガニック•ウェルネスのコンセプトを落とし込んだコレクティブetherを始動し、さらにsudden starとDIYアーティストをキュレートするAdults Play Radioを香港コミュニティラジオでレジデントとして配信中。 https://soundcloud.com/babyloci 「エーテルのクラブミュージック担当🥵Baby Lociが選ぶ十曲。ゲトーエレクトロにハマり始めた頃のリピ聴きナンバーワンから、コロナ初期のオンラインレイヴに出てくる代表的なナイトコア、ポップソングに軽めのビートいれるブートレグ、ASMRアカペラのようなアフターのアフターに聞ける曲まで。」 – sudden star トラップ、ナイトコアのZ世代ノリをアグレッシブなUKベースのドリル、ジャングルに織り込むライブ感覚DJ。Baby Loci, Speedy Lee Genesisと共にEtherで活動し、HKCRでのレジデントも務める。最近はDIYの服も制作中。 https://soundcloud.com/sudden_star 「最近自分が音楽を聴くときに感じたいフィーリングをプレイリストにしました。前半はポストロックなノリで、後半はもう少しクラブ寄り。6/19のイベントでの、ジャンルで区別できないキュレーションも意識してます。身近な存在で尊敬している人たちの曲もいれました。」 – speedy lee genesis speedy lee genesisは、現在からstylistic beautyをとらえ、変容するDJ・演出家です。メインパーティーはNeoplasia(東京)、Ether(東京)です。 https://soundcloud.com/slgene 「昨年は、沖縄・琉球やインドネシアのガムランのフレーバーの混じった音楽を聴いて過ごす時間が長かったです。耐えられないことが起きて何処かへ消えてしまいたくて、でもどうしようもない!みたいな日々だったから、このセラピーのスケールに助けられました。なんとなく、ソーシャルを感じない、インターネットの下層に埋もれたページを彷徨っているのと似た気持ちになります。いまとなってはもう何処にもそんなスペースは無いのかも知れませんが。プレイリストには、神秘主義的なものから、トラップ、2000年サミットのアンセム、ニューメタルアルバムのインタールード的なものまで、お気に入りの曲をいれました。現実がしんどくて沈黙するしかないって感じの人も、どうか気負わずに19日のエーテルに遊びに来てくれたらなと思っています。」 YAS-KAZ – FINALE – CALENDER https://open.spotify.com/track/65UsVlWyMowdBfv6T5rPb6?si=549146773361443b Chief Keef –
2019/06/23
7月20日開催。 現代の荒野を駆け抜けるマヒトゥ・ザ・ピーポー (GEZAN) & YELLOWUHURU presentsのオルタナティヴの進展地 BODY ODD が3フロアを用いてWWW / WWWβ + LOUNGEにて開催。過去、現在、未来、新しいディケイドの狭間で揺らめく時代を背景とした混沌のパラレル・ワールドへ突入する、夏のサイケデリック・マター2019。 これまでに大阪、名古屋、東京にて開催され続け、東京ではオールナイトにフォーカスし、バンドとヒップホップ含むクラブ・ミュージックの新しい相互アクセスへの試みも兼ね、今回で第9回目を迎えるBODY ODD。WWWのバンド・ステージにはジャパニース・サイケデリックのレジェンド Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O.、京都よりプログレッシヴ音響な 空間現代 をゲストに招き、札幌からレジデントのノー・ウェイヴ・ファンキーなThe Hatch、そしてホストのGEZANがラインナップ、転換のDJにriku、映像に中山晃子等が参加。WWWβのDJには日本サイケデリック・ミュージックの伝道とも言える Compuma / Dr.Nishimura / AwanoによるB3Bトリオ 悪魔の沼、シャーマニックなグルーブを際立たせるShhhhh、都内各所のディープ・スポットを巡るsuimin [南蛮渡来]、ホストのYELLOWUHURU [FLATTOP]、LOUNGEは座りで行うDJブースで音楽ライターの大石始と河村祐介、名店LOS APSON?の店主 山辺圭司、そしてwagotがセレクター・スタイルで参加。新しいディケイドの狭間で揺らめく現代を背景とした混沌のパラレル・ワールドへ突入する、夏のサイケデリック・マター2019。前売り特典あり。 BODY ODD – Psychedelic Matter 2019 – 2019/07/20 sat at WWW / WWWβ + LOUNGE OPEN / START 23:30 ADV ¥2,800@RA *先行販売/前売特典あり / e+ |
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