
2025/12/19
イタリアの〈Self Repair〉より

Örlygur Steinar Arnaldsによるフィールド・レコーディング作品集『Eleven Fragments for Self Repair』が、イタリアを拠点とするレーベル〈Self Repair〉における初のオンライン・リリースとして12月18日に発表。
アイスランドの首都・レイキャビクに生まれ育ったÖrlygur Steinar Arnaldsは、音楽を通じて移動し続け、エレクトロニック・アコースティック・サウンドから粗野なパンク、さらにはフリー・インプロヴィゼーションやクラブ・ミュージックまで、幅広い表現を実験的に横断してきた。
これまでに中国/UKの〈SVBKVLT〉やイタリアの〈Superpang〉、アイスランドの〈Mengi Records〉といった各国の先鋭的なレーベルから作品を発表しており、また〈Primavera Sound〉や〈Unsound〉〈Norberg Festival〉などの大規模フェスティバルにも出演している。
Örlygur Steinar Arnaldsは『Eleven Fragments for Self Repair』において、「自身を通じて生成された世界の存在を証明するかのような音の記録」を提示している。本作は、彼が育ったレイキャビクの時に過酷な気象環境によって生じるサウンドスケープを、Max/MSPによる音響と重ね合わせ、数百にも及ぶオブジェクトやパッチ・ネットワークを通じて緊密に絡み合わせたとのこと。

彼のすべてのプロジェクトに一貫して存在するのは、音の物理性とその生成過程や作用、そしてそれに対する身体的反応に対する継続的な探究である。常に遊戯性とプロセス重視の手法を受け入れ、構造よりもインタラクションを優先し、音が物理的に生成される過程そのものが形式を形作ることを許容している。
本作『Eleven Fragments for Self Repair』において、音は単なる構成要素にとどまらず、新たに生成された現実そのものを維持する主要な担い手として機能している。耳にしているのは川のせせらぎなのか、無数の周波数帯が不規則に移動することによって生じた音なのか、録音時の強風による歪みなのか、それともこの世界の中で生きている音そのものが、あるリミッターの閾値を超えようとして損傷した結果なのか?

Örlygur Steinar Arnalds – Eleven Fragments for Self Repair
Release date:December 18, 2025
Label:Self Repair
Artwork:Yanyan W.
Buy / Stream : https://selfrepair.bandcamp.com/album/eleven-fragments-for-self-repair
Tracklist :
1. Rec-24.12.26–14h34m4s
2. Rec-23.05.12–14h37m31s
3. Rec-24.12.25–16h27m34s
4. Rec-24.10.26–23h59m51s
5. Rec-24.11.14–19h42m40s
6. Rec-26.20.23–05h12m23s
7. Rec-23.08.17–21h07m29s
8. Rec-23.04.27–10h35m36s
9. Rec-23.10.17–17h12m30s
10. Rec-24.04.02–23h01m29s
11. Rec-25.07.14–22h22m10s
category:NEWS
2020/08/10
8月7日リリース ロンドンのDJ/プロデューサーFAUZIAが8月のBandcamp Fridaysに合わせて2曲入りの新作EP『Fragments』をリリース。 〈Discwoman〉に所属するFAUZIAは様々なクラブサウンドをシームレスに取り込んでいるが、特にシカゴのジュークには影響を大きいようだ。これまでにBBC Radio 1、Resident Advisor、Crack Magazineなどでゲストミックスを担当し、今年に入ってからは〈R&S Records〉のコンピレーション『In Order To Care』に参加、〈Discwoman〉のMixに収録していた楽曲をEPとしてリリースするなど、オリジナルトラックの発表も活発になってきている。今作のアートワークはロンドンのDJでイラストレーターのanuが担当している。 FAUZIA – “Fragments” Release date : August 7 2020 Bandcamp : https://fauzia.bandcamp.com/album/fragments 1. INSURRECTION 2. berceuse
2020/07/03
本日リリース 福岡出身でhonninmanとのユニット「解体ザダン壊」としても活動するuamiと、Dos Monosのメンバーでもある没 a.k.a NGSが、 コラボレーション作品『踊る火炎 (ep)』を本日リリース。 今年6月9日から7月2日までの期間で制作されたという本作、没 a.k.a NGSは「この一ヶ月間は遊戯実験期間だった。(作品の中身が)大変なことになっているので、できるだけたくさんの人に味わってほしい」とコメントを寄せている。両者の個性のバランスが調和されつつも、EPトータルで聴くと例えばDean Blunt/Hype Williamsのようなストレンジなラフさと整合性のとれた楽曲との共存で様々な表情を見せてくれる。フィルムの現像に失敗したかのような解像度の低いアートワークはパワーポイントを専ら描画ツールとして使用することに躍起になっているuamiが担当している。人前でのプレゼンテーションを大の苦手とするuamiは「自分には、手近なツールを使用する製作が性に合っているように思う。本作でも大いに露顕している垢抜けないホームメイド・サウンド、その原因の一端は私なもんで」と語る。 ハンドメイドの温もりや、新たな日常に対する感情の蠢き、鼻腔にかじりつく種々の香りを感じさせ、不健康で軽やかな余韻を感じることができ、真夜中のブランチ的でもある『踊る火炎 (ep)』は、現時点でBandcampのみでデジタルとカセットテープが購入可能だが、 近日中に各種サービスでも配信予定とのこと。本日はBandcampのサポートデイでもあるので、明日16時までの購入がおすすめ。 ——————– uami x botsu – 踊る火炎 (ep) Release date : July 3 2020 Bandcamp : https://wikidraft.bandcamp.com/album/ep Tracklist 1. Blue 2. Do, neco milk 3. bpm 56 4. Ballad of 空間系 5. Sour(雀荘田中) 6. trimmin’ 7. yi en – hana uranai 8. 起源 9. u&b Track 1,3,5,7 – prod by botsu Track 2,4,6,8,9 – prod by uami design by botsu art by
2025/10/30
Mydreamfever + Huremic 韓国・ソウル拠点に活動するParannoulによる別名義Mydreamfeverがまとまった作品の連続リリースを続けており、9月にリリースされた第二弾『Blue Lucent Reverie』に続く第三弾『How I See Nothing but You』をBandcampでリリース。 今作はParannoulによるもう一つの別名義Huremicとのコラボレーションとクレジットされており、Parannoulサイドプロジェクト(サイドなのかどうかも不明)同士の共作というコンセプト。 今作も自身のブログ的なサイトでアルバムの内容について、影響を受けた作品や楽曲の解説を行なっている。 https://parannoul.tistory.com/94 Mydreamfever & Huremic – 3. How I See Nothing but You Release date : October 29, 2025 https://mydreamfever.bandcamp.com/album/3-how-i-see-nothing-but-you Tracklist 1. Special Was Your Word 2. Teach Me How to Dance 3. Night Wishes 4. Distance (Another Rise) 5. How I See Nothing but You
CLUB QUATTRO SHIBUYA、WWW、WWWβの全出演者33組を紹介 more
R Lounge / SUPER DOMMUNE / PBOXの全出演者23組を紹介 more
MC兼ゲームマスター徳利からのメッセージも
more