デジタルエモ、現実からユートピアへ|Emma Aibaraが「escape mode」のMV公開

アルバム『u:phobia』より

 

 

東京とLAを拠点にするEmo BreakcoreアーティストのEmma Aibaraがデビューアルバム『u:phobia』を今年8月にリリース。フィジカルCDおよびカセットは、Kitty on Fire Recordsより販売中。フィジカル版限定でボーナストラックも収録されている。Emma Aibaraは、先日LAから日本に帰国し、そのリード曲「escape mode」のMVを公開。

 

『u:phobia』は全12曲を収録。リード曲「escape mode」を中心に、電子音楽界の厨二ジャンルBreakcoreと、バンド界の厨二ジャンルEmoをミックスしたようなサウンド。時に儚く妖艶で、時に泣き叫ぶ陰気さをポップに昇華したサイバーエモーショナルなサウンド。本人はサイバー系ゲーム内の架空キャラクターで「もしサイバープリンセス的なエモバンドスターが存在したら」を妄想して作ったとのこと。

 

自身の恐怖症(phobia)から発想を得たコンセプトの核である”逃走(escape)”をテーマにした今回のMVは、ゲーム「Cyberpunk 2077」の氷風呂に浸かりサイバースペースへダイブするシーンにインスピレーションを受けた。「薄暗い現実からユートピアにエスケープする」というストーリーで、現実から逃走する=夢や妄想で自分だけの世界へ没入し、戦闘から降参する選択や創造スペースに逃げ込む事をどんどんやってもいいのではないか?という思いが込められている。

 

前作「you will know」に続き、監督はLA拠点のnatakilz。LA在住の日本で活躍するシネマトグラファー芙羽、Emma本人の女性チームとサポート1名による3.5人という少人数チームで制作された。MVには、LAのエモシーンで活躍するFunds for JimmyのメンバーMolly、Alex AndreのCesar、Scarlet BanditのConnerをバックバンドに迎えた演奏シーンもありバンドらしいヴィジュアルも取り入れた。今年11月15日には来日するConnerを迎えバンドセットでライブを行う予定。

 

「 LAに引っ越してからメンタルが落ちまくりました!アルバム内は日本で書いた既発曲も多く収録されていますが、それは元気だった頃の自分と落ちている今の自分をひっくるめて受け入れたという自分自身への記録であり証明かもしれない。

特に歌詞に受け取って欲しい深い意味はなく、意図的にぼかしている部分もあるので共感とかは必要ないです。ただサウンド的に没入感や、厨二でイキる時の胸の高鳴りみたいなものを聴いてくれる人から引き出せたらそれがゴールかなと。」 – Emma Aibara

 

 

 

Emma Aibara – u:phobia

Release date : August 22 2025

https://emmaaibara.bandcamp.com/album/u-phobia

https://distrokid.com/hyperfollow/emmaaibara/uphobia

 

Tracklist

1. uphobia

2. escape mode

3. you will know

4. i can’t go back

5. Party in Heaven

6. + ever again +

7. (dis).com★

8. temporary cure

9. it’s all in my head

10. R3D

11. you’re scared of me

12. u:topia

-bonus track-

13. downthebunnyhole

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