
2025/10/17
ハワイで制作され、心の原点と葛藤を描く

otuyyutoがEP『Y LIFE 2』リリース。 本作はハワイで制作され、心の原点と葛藤を描くセルフプロデュース作品。
今作は、昨年リリースされた「Y LIFE」に続くシリーズ第2弾。ペットのFendiを失った喪失感や、故郷に戻るたびに直面する複雑な感情がテーマとして描かれ、「休暇のはずなのに、心は休まらない」という現実を音で表現。『Y LIFE 2』では、日本へ移住して以来、初めてハワイへ帰郷した際にわずか1週間で制作。ハワイという場所が持つ「エネルギーを取り戻す場所」であると同時に、「過去の痛みが残る場所」という二面性を作品全体で描いている。滞在が長くなると心が疲弊していく感覚、しかし訪れるたびに自分をリセットできる感覚—— その「尊敬と憎しみの間にあるリアルな心情」が、EP全体を貫くテーマとなっている。
本作ではサンプリングを使用せず、ゲストも迎えず、自らの音楽的ルーツと向き合うことに専念。カバーアートは、長年の友人でありコラボレーターでもある Devan Yukio Fujinakaによって撮影され、 撮影には「RAPPER C」でも共演したCole Turnerも参加。カバーはかつてotuyyutoが暮らしていたアパートのリビングルーム、現在は母親が一人で住む場所で撮影され、 過去と現在が交差する象徴的なビジュアルとなっている。EP制作期間中には「RAPPER C」のミュージックビデオも同チームで撮影されており、 otuyyutoの原点と進化がより立体的に表現されている。
「ハワイはいつも自分をリセットできる場所。でも同時に、長くいると苦しくなる場所でもある。Y LIFEシリーズは、そんな複雑な気持ちを正直に切り取った記録。 今回も、ハワイでしか作れない“生の自分”を音にしました。」 – otuyyuto
otuyyuto – Y LIFE 2
Releaese date : October 17,2025
Stream : https://too.fm/ylife2
Produced, written, composed, arranged, mixed, and mastered by otuyyuto
Cover photography by Devan Yukio Fujinaka
Assistant: Cole Turner
category:NEWS
tags:otuyyuto
2026/02/27
アルバム『DiSTRESSED JEANS』より otuyyutoが次作となるアルバム『DiSTRESSED JEANS』からの第一弾シングル「WABI SABI」をリリースし、MVを公開。 「WABI SABI」はアルバムのコンセプトと深く結びついている。テーマは、自分の欠点を受け入れること――つまり、自分自身を受け入れること。限界で仕事を辞めた日の帰り道、電車の窓に映る自分を見ながら、初めて「侘び寂び」について調べた。侘び寂びとは、不完全さや移ろいの中に美を見出す日本の美意識。完成を目指すのではなく、欠けていることや変化していく姿を肯定する感覚。「良い」「悪い」といった価値判断を超えて、物事はただ“ある”だけなのではないか――そんな感覚。冒頭の歌詞で自分の頭蓋骨をヒビの入った陶器に例えたのは、割れた器を金で補修し、その傷を隠さずに美として残すという考え方から来ている。アルバムのタイトル『DiSTRESSED JEANS』も、同じ夜に浮かんだ言葉。大事なのは傷そのものではなく、それをどう受け止め、どう生きるか。もし苦しい経験がなかったなら、今の音楽は生まれていなかった。何度転んでも、また立ち上がる。その繰り返しを、自分は嫌いではない。本作は、otuyyutoにとって新たな時代の始まりを告げる作品である、とのこと。 otuyyuto – WABI SABI Release date : February 27, 2026 Stream : https://too.fm/wabisabi
2026/03/13
飛翔とストレスの間で揺れる自己内省 otuyyutoがアルバム『DiSTRESSED JEANS』をリリース。 アンダーグラウンド・ラップ作品『優人』、そして“飛ぶこと(flight)”をテーマにしたプロジェクト『Y LIFE 2』を経て生まれた本作は、キャリアの勢い、個人的なストレス、そして深い自己内省が重なり合った時期に制作された。そうした経験を通して、otuyyutoは「ラッパー」という枠組みを越え、単なるジャンルではなくミュージシャンとしての自分を再定義していく。 複数の国で育ち、言語や文化を横断してきたotuyyutoにとって、自分の人生経験はとても具体的で個人的なものだという。だからこそ彼は、それを無理に普遍的な形へと簡略化するのではなく、感情や体験という言語を音へと翻訳する行為として音楽制作に向き合っている。その結果として生まれた『DiSTRESSED JEANS』は、エネルギーが爆発するような楽曲から、どこか懐かしさを感じさせる静かな瞬間まで、幅広いサウンドを行き来する作品となっている。記憶やストレス、自己内省の揺れ動きを、そのまま音として映し出すようなダイナミックなアルバムとのこと。 アルバムの冒頭では、その流れが実際の音として現れる。『DiSTRESSED JEANS』で最初に聴こえるのは、クラシックなスーパーマン作品の有名なフレーズ 「Look! It’s a bird! It’s a plane! No — it’s Superman!」 というサンプルの上に重なるotuyyuto自身の声だ。これは『Y LIFE 2』のエンディングから直接続くような演出となっており、飛翔というモチーフを引き継ぎながら、本作のテーマを提示している。otuyyutoはこの1年を振り返り、キャリアの勢いによって自分が思っていた以上に高くまで押し上げられた感覚があったと語る。まるでステージから飛び上がり、そのまま会場の天井付近の“ラフター”まで届いてしまったような感覚だという。そのイメージが、本作のオープニング曲 「NOSEBLEEDS」 のタイトルにも繋がっている。 そのメタファーは成功だけを意味するものではない。時には、想像以上に高く跳ぶことで、天に近づき、神に近づき、そして何かを理解したうえで地上へ戻ってくることもある。この「高く上がること」と「地上に戻ること」の緊張関係が、アルバム全体を通して流れるテーマとなっている。 先行シングルとして発表されていた 「CINDERELLA」「WABI SABI」「iT iS」 は、そうした感情の方向性を示す楽曲だ。これらの楽曲は、otuyyutoが自身のストレスや長く抑え込んできたトラウマと向き合っていた時期に制作された。 『DiSTRESSED JEANS』の制作は、彼自身の中にあるパターンや問題を初めて正面から見つめるプロセスでもあった。その体験は、まるでセラピーの最初のセッションのようだったと彼は語る。まだ問題を解決する段階ではなく、まずは状況を理解するために自分の話をしていく時間のようなものだ。つまりこのアルバムは、解決ではなく気づきの瞬間を記録した作品でもある。 また本作は、「自分の人生は誰にも理解されないのではないか」という感覚にも触れている。人それぞれの経験は確かに異なる。しかし、「理解されないかもしれない」という感覚そのものは、多くの人が共有しているものでもある。 『DiSTRESSED JEANS』では、その矛盾をそのまま受け入れながら、非常に個人的な感情と、誰もが共感できる人間的な感覚の両方を同時に描き出している。アルバムの中心にあるメッセージは、まず自分自身に向き合うことの重要性だ。飛行機の安全説明で「まず自分の酸素マスクを装着してから他人を助けてください」と言われるように、他人を支える前に、自分自身を整える必要がある。 「誰だってヒーローになりたいと思うものだと思います。 もしかしたら僕のことを、手の届かない存在のように見ている人もいるかもしれない。ステージとフロアの距離みたいに。でも実際は、僕もあなたと同じ人間ですし、あなたも僕と同じです。僕にも問題があるし、きっとあなたにもある。 このアルバムを通して、アーティストも人間なんだということを感じてもらえたら嬉しいです。このアルバムを作るのは本当に大変で、正直リリースするのも怖かった。でも、自分の内側を見つめて、自分と向き合うと何が起きるのか、それを見せたかったんです。」 – otuyyuto otuyyuto – DiSTRESSED JEANS Release date : March 13, 2026 Stream : https://too.fm/distressedjeans
2026/03/06
内省と選択の哲学 otuyyutoがシングル「iT iS」をリリース。本作は、後にアルバムへと発展していく制作過程の中で、意図してアルバム構想の最初に作られた楽曲とのこと。 本楽曲が生まれた背景には、日本で音楽活動に専念していた中での転機があり、ライブ出演やビート販売によって生活を成り立たせていたものの、出演機会が減少。安定を求め、初めて一般的な仕事に就いた。レコードショップのオフィス業務での単純作業、最低賃金、長時間の通勤。音楽活動時よりも収入は減り、さらに帰宅後は疲労で制作ができない日々が続いたという。 それでも「大人としてこうあるべきだ」という思い込みから、その生活を続けていた。転機となったのは、通勤電車の窓に映った自分自身の姿でした。 伸びた産毛、整っていない髪、無意識に選んだ服装。久しぶりに“自分を見た”瞬間。その時に気づいたのは、環境や仕事そのものが問題なのではなく、「その選択をしているのは自分自身である」という事実。「仕事のせいではなかった。重さを背負うことを選んでいたのは自分だった。」 「iT iS」は、徹底的な自己内省をテーマにしている。何かを持っている自分でも、何かを欲している自分でもなく、それらをすべて取り払ったときに残る“自分”とは何か。目的とは到達点ではなく、「何を優先するか」という姿勢そのものである。 人生は本来とてもシンプルであるにもかかわらず、複雑だと教えられている。しかし、生き方は自ら選択しているものにすぎない。善悪という概念さえも、視点によって揺らぐのであれば、そこに絶対的な意味は存在しないのではないか。 “それはただ、そう在るだけ。” ―― iT iS。 本作は、自己との対話を通じて「今をどう生きるか」を問い直す作品であり、日本に渡り音楽に全てを賭けると決めた原点への回帰でもある、とのこと。 otuyyuto – iT iS Release date : March 6, 2026 Stream : https://too.fm/itis
5月23日 MORI.MICHI.DISCO.STAGE (遊園地エリア)
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2/13(金) 渋谷から新木場へ座標を再設定
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