空間が残像を形作る|モエレ沼公園ガラスのピラミッドで「Ott Yarris」開催

10/10 札幌モエレ沼公園 ガラスのピラミッド

 

 

 

札幌を拠点に音楽活動をするiichiro tayaによるプロジェクト「Ott Yarris」のライブイベント「Ott Yarris-Pyramid Reverb-」が、10月10日に北海道札幌市のモエレ沼公園ガラスのピラミッドにて開催。

 

 

モエレ沼公園は札幌市の郊外にある市立公園であり、日系アメリカ人の彫刻家イサム・ノグチ氏により設計された。二つの国がバックグラウンドにある彼は、生涯を通じて国を跨いだ芸術の交流を促進した。そんな彼に設計された空間に、国を跨いだ芸術が交わる自分なりの時間を少しばかり作ってみたいと思う、とのこと。

 

今回使われるのは、天井がガラスのピラミッドとなる「アトリウム2」と「スペース1」。アトリウム2は天井が高くガラス張りのピラミッドになっており、20秒近くのロングリバーブが得られる。逆に、スペース1は白い壁に囲まれたボックス型の空間であり、対照的である二つの空間が形作る音の残像を、視覚から得られる空間の情報と結び付け、比較しながら感じることができる。

 

ライブアクトには、UKから、ダンスミュージックを軸に映像や身体表現などの視覚表現を交え、新たなライブスタイルを構築するミステリアスなユニットRat section。韓国からは、アンビエントユニットSalamandaのメンバーであり、高速なベースミュージックから広がるアンビエンスまでを自由自在に操るYetsuby。東京からは、クラブ的な手法を踏まえつつ、ダンスフロアに留まらないスケール感の表現でサウンドを鳴らすTasho Ishi。現代音楽のフォーマットに日本の二次元カルチャーを融合させ、クラブカルチャーとも密接なヨーロッパのオルタナティブシーンとも共鳴するYuri Umemoto。札幌からは、J-popの大衆さを汲みながらも、海外インディの実験的なポップスやフットワークなどのダンサブルなサウンドを融合させたサウンドを奏でるユニットLAUSBUB。そして、オルタナティブロックを核とし札幌のクラブカルチャーとも強く結びつくミニマルテクノ、アンビエントのようなサウンドを身に纏うバンドGlansが参加。

 

 

 

VJにはCHVURLの一員でもあり大阪を拠点にDJやオーガナイズ、コラージュを基盤とした映像やグラフィック制作など多彩な活動を行うeijinが参加。フライヤーはOtt Yarrisが制作。

 

合わせてRyota Nakamuraと共に制作されたOtt YarrisのWebサイトも公開。Webホームページのロゴはeijinによるもの。

https://www.ottyarris.com/

 

空間によって形作られた音の残像が多種多様な人々の中に入り込み、どのように再構築されるのか、その一員として是非当日会場に足を運んでみることをお勧めする、とのこと。

 

 

Ott Yarris -Pyramid Reverb-

Friday, October 10th 2025

16:00-20:30

U23 ¥3000

Advance ¥3500

Door ¥4000

TIckets : https://t.livepocket.jp/e/4llya

Moerenuma Park Glass Pyramid

Atrium2 & Space1

https://moerenumapark.jp/

 

Live Acts

Rat Section(UK)

Yetsuby (KR)

Glans

LAUSBUB

Tasho Ishi 

Yuri Umemoto 

 

VJ

eijin

 

Ott Yarris instagram : https://www.instagram.com/ott_yarris/

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