
2025/09/26
尽きることのない音楽談義の末に生まれた作品

〈FUJI ROCK FESTIVAL ’25〉にも出演した韓国最重要バンドと目されるSilica GelにてGt/Voを担当するキム・チュンチュとBaを担当するチェ・ウンヒは、それぞれがNoridogam、Wah Wah Wahという名称の別プロジェクトも展開している。その両者によるコラボレーションEP『UBUBU』が9月24日にリリース。
Noridogamは韓国語で「遊び図鑑」を意味するキム・チュンチュのソロ・プロジェクト。Silica Gelでの入隊前最後のライブを経てソロアルバムの制作に集中してきた彼は、作詞・作曲から演奏・録音・ミキシング・マスタリングまで、ほとんどの工程を自ら手掛け、2019 年1月にデビュー・シングル「Choonghunboo(忠勲府)」を発表。ほか、「Asian Pop Festival 2024」「2025 DMZ Peace Train Music Festival」等に出演するなど、ライブ活動と音源制作を意欲的に並行展開している。
Wah Wah Wah はキム・スヒョン、チェ・ウンヒ、イ・ジュンソプ、ソ・ウォンソク、そしてVJ・オヘムキンで構成された5人組のサイケデリック・ロックバンド。2021年のフル・アルバム『Oh, Wow!』でデビューを果たし、以後、ライブとアルバムリリースを通じて音楽活動を着実に続けてきた。2025年9 月にはドイツ「Reeperbahn Festival」にも出演するなど、国内外のライブ活動を通じて確固としたファンダムを構築している。
コラボレーションEP「UBUBU」は、Noridogamことキム・チュンチュとWah Wah Wahのメンバーが繰り広げた尽きることのない音楽談義の末、自然と「一緒に音楽を作ってみよう」という話が進み、遊びのなかで生まれた作品。両者の創造性と演奏力は既によく知られるところで今更強調するまでもなく、音源の制作過程や各トラックの中でそれぞれの声のように個性が込められた音楽的要素が、まるで友達同士の会話のようにどれほど楽しい調和を成しているかというところに、耳が自然と引き寄せられる、とのこと。

와와와, 놀이도감 (Wah Wah Wah, Noridogam) – UBUBU
Release Date : September 24, 2025
Stream : https://release.moah.kr/UBUBU
Tracklist
1. Unknown Fest
2. Broke
3. Uncertainty
4. Bucket Brigade
5. Unseen Fist
category:NEWS
tags:Noridogam / Silica Gel / Wah Wah Wah
2025/07/22
映像はJan’Qui(Balming Tiger)が手掛けた Silica Gelは、ジャンルを超えた実験的なサウンドとライブパフォーマンスで注目を集め、韓国のグラミー賞とも称される『韓国大衆音楽賞』の「最優秀モダンロック・ソング」部門で、22年(「Desert Eagle」)、23年(「NO PAIN」) 、24年(「Tik Tok Tak」)と3年連続受賞、24年にNewJeansやBTSのJUNG KOOKらを抑えて「ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」を獲得した際には、韓国国外でも大きな反響を呼んだ。 Silica Gelが1年7ヶ月ぶりとなる新曲「南宮 FEFERE (feat. Japanese Breakfast)」をリリース。ミュージックビデオが公開。彼らの盟友ともいえるBalming Tigerに所属する映像作家Jan’Quiにより手がけられたMVについて、Silica Gelのメンバー、フィーチャリング参加したJapanese Breakfastから、それぞれコメントも届いている。韓国にとどまらずアジア全体のオルタナティヴ・ロックを牽引する存在として更なる飛躍が期待されるなか、カムバックを告げる最新作の発表とともに、7月27日には「Fuji Rock Festival」に初出演を果たす。 メンバーコメント: – キム・コンジェ (drums) 緑の野原、子ども、犬、虫、そしてどんよりとした私たち。 青くぼんやりとした存在たちが突拍子もなく調和して、 いたずらっぽくも小さな新芽になりました~ – キム・ハンジュ (keyboards, vocals) 暗いところから少しずつ這い上がり、ようやく陽の光が見られるようになった。草むらの虫たちや土の息吹。どこか軽やかな環境のはずなのに、幸せに慣れていない私たちには皮肉な気分だ。方向の定まらない心や革命の怒りが込められたミュージックビデオ。 – キム・チュンチュ (guitar, vocals) 新芽のように芽吹く、Silica Gelの新たな生命力を表現したビデオ。新しいシーズンの始まりです。 – チェ・ウンヒ (bass) 存在の崩壊後の再建と生存… それこそが「うんこ」の存在理由であり、宿命だと思います。Silica Gelが描く「うんこ」の物語は、もしかすると以前のアルバムで描かれた「滅亡した世界」の新たな始まりなのかもしれません。 – ミシェル・ザウナー(ジャパニーズ・ブレックファスト) Silica Gelは韓国だけでなく国際的なインディーシーンで愛されているバンドですし、とても素敵な人たちなので、コラボレーションの提案をもらった時はとても嬉しかったです。彼らはとてもクリエイティブで素晴らしく独創的だと思います。聴いた瞬間からこの曲をすごく気に入りましたし、私としてもそれにふさわしい貢献をしたいと思いました。 韓国語で歌詞を書くのは今回が初めてでした。ハンジュが「自分が一番しっくりくる言語で(歌詞を)書いていいよ」と言ってくれたので、昨年私が韓国で暮らしながら韓国語の勉強をしていたこともあり、韓国語で歌詞を書くことに挑戦してみたいと思ったんです。まだ流暢というには程遠いですし、自分の母語ではない言語で詩的な感性を見出すのは容易ではないと分かっていたので不安でした。それでも、そのアーティスティックな「翻訳」のプロセスが自分の創作にどんな影響を与えるのか思い切って掘り下げてみたかったんです。 曲の中で私が一番好きなのは、自分のパートのラストの部分から、ハンジュの最初のヴァースへとつながっていく瞬間です。この曲には、遊び心と混沌がたくさん詰まっているんですよね。 Silica Gel – 南宮 FEFERE (feat. Japanese Breakfast) Label : CAM Release date : July 10 2025 Stream : https://linktr.ee/silicagel
2025/10/07
12/22大阪・12/23東京 Silica Gelは、韓国のグラミー賞とも称される韓国大衆音楽賞の「最優秀モダンロック・ソング」部門で、2022年(「Desert Eagle」)、2023年(「NO PAIN」) 、2024年(「Tik Tak Tok」)と3年連続受賞、2024年にNewJeansやBTSのJUNG KOOKらを抑えて『ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー』を獲得した際には、韓国国外でも大きな反響を呼んだ。 2025年は、彼らにとって新章となるシングル「南宮FEFERE feat. Japanese Breakfast」のリリースやフジロックをはじめ大型フェスへの出演、8月にソウルで開催された単独公演はチケット発売直後に即完売し、2日間で1万5千人のファンを集めて大盛況のうちに幕を閉じた。そんな今韓国で注目のSilica Gelの初の単独日本ツアーが決定。 Silica Gel Japan Tour 2025 大阪公演: 2025年12月22日 (月) 会場:BananaHall 開場 18:00 / 開演 19:00 前売料金 ¥6,500(税込) *オールスタンディング / ドリンク代別 東京公演: 2025年12月23日 (火) 会場:Liquidroom 開場 18:00 / 開演 19:00 前売料金 ¥6,500(税込) *オールスタンディング / ドリンク代別 ▼オフィシャル先行予約 10月7日 (火) 17:00 〜 10月14日 (火)23:59 https://eplus.jp/silica-gel/ ▼一般発売 10月25日(土) 10:00 〜 https://eplus.jp/silica-gel/ https://w.pia.jp/t/silica-gel/ https://l-tike.com/silicagel/
2025/07/30
孤独感、虚しさ、冷酷さ、不満、怒り 2010年代序盤チルウェイヴ全盛の時代に京都から登場、国内外のリスナーを熱狂させながらも2013年に解散してしまったHotel MexicoのメンバーRyuyu (Vo. / Gt.)、Kai (Ba. / Syn.)、Kikuchi (Gt./Syn.)、Iwamoto(Dr.)の4人が新たに始動させたバンドGreat Silent Harbour。 2023年にWOOMANとのスプリット・カセット『Great Silent Harbour / WOOMAN』、2024年にシングル「Dissatisfaction」をリリース。2025年のニューシングル「ZOID」の配信リリースが。1980年代のシンセポップやニューウェーブからの影響を現代的な解釈で再構築したサウンドをベースに、インダストリアルやダークウェーブのエッセンスも取り入れつつ、ミニマルなエレクトロニック・ポップとして昇華。耽美的かつメランコリックなシンセサイザーの煌めきと、シリアスなトラック、そしてスポークンワードが融合することで、聴き手の内面から多様な感情を引き出す楽曲となっている。 ■メンバーコメント 楽曲制作のきっかけになったのはFöllakzoid – V-IIのMVを観て、この映像の世界観に共感し自分達なりの音楽として表現しようと思い制作に至りました。曲名の『ZOID』もそこから拝借しています。 淡々とシンプルでミニマルではありますが、単に気持ちのいい音楽ではなく適度な緊張感を感じつつ、その音像から内包する孤独感、虚しさ、冷酷さ、不満、怒りを感じ取れるような楽曲になるよう意識しました。 ボーカルとしては、メロディーよりリリックとリズムを一つ一つのピースとして当てはめて、よりミニマルな印象が出るようにし、歌詞は歌の背景で曲が展開していくところに感情の動きを感じたので、ストーリーテラーのような人物が何かの出来事を語っているようなイメージで書きました。 どちらかというと内省的な楽曲ではありますが、聴く人が抱える感情によって聴こえ方も変化する曲だと思いますので、それぞれが楽しんで聴いてもらえると嬉しく思います。 Great Silent Harbour – ZOID Label : SECOND ROYAL RECORDS Release date : July 30 2025 Stream : https://linkco.re/Cc5ez8Zv
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