2025/03/17
4/4 ZERO-SITE Takanawa Gateway
fancyHIMによるパーティー”Epoch”が、3月27日~7月31日の120日間限定でオープンする高輪ゲートウェイ駅直結のナイトミュージアムバー&クラブ「ZERO-SITE Takanawa Gateway」にて4月4日(金)に開催。
3Fメインフロアには、〈PAN〉から2023年にデビューアルバム『Spandrel?』をリリース、現在アジアツアー中のギリシャのアーティスト・Evita ManjiがDJセットで初来日を果たす。国内からは、fancyHIMに初出演となる80KIDZ、KENTACATSなどが参加し、2FフロアにはYUYA NARA & UNO FUMI、SHINTAKAなどがラインナップされている。
会場には世界最高峰のサウンドシステムが日本初上陸し、さらに3Fメインフロアの天井には23メートルにも及ぶ長さのLEDに、BRDGチームが非日常空間を作り上げる。期間限定の音と光の洪水体験をお見逃しなく、とのこと。
fancyHIM “epoch”
2025.04.04 FRIDAY
ZERO-SITE Takanawa Gateway
ADDRESS / 2-21 Takanawa Minatoku Tokyo TAKANAWA GATEWAY CITY
THE LINKPILLAR 1 SOUTH 2F ZERO-SITE 108-0074
OPEN 06:00pm CLOSE 11:30pm
ADVANCE TICKETS 3,500yen with 1 drink
ADMISSION FEE 4,000yen with 1 drink
TICKET: https://fancyhim.zaiko.io/e/fancyhim2025
MAIN FLOOR / 3F
[SPECIAL GUEST]EVITA MANJI(DJ SET)
[DJS]80KIDZ / KENTACATS / PELI / MOEPIKA
[VJS]BRDG / JACKSON KAKI / SYORONPO. / TSUMIKIROOM
[HOSTS]SHIO MELTHYDRANGEA / RITA BADKITTYCAT
SUB FLOOR / 2F
[DJS]YUYA NARA & UNO FUMI / SHINTAKA / CLOUDOM / RIKKU / A-FOX / MOTOKI
[HOSTS]YUHEI / TAIGA / MINAMI / ADAM
[PHOTOGRAPHER]KII
[ARTWORK BY]WATER BLUE
category:NEWS
tags:Evita Manji / fancyHIM
2022/12/05
シングル「Body/Prison」リリース 進化生物学において、「スパンドレル」とは、生存のために開発されていない、一見すると何の目的も持っていない生物の特徴を指す。この言葉は、アーチの角にある三角形の空間を表す建築用語から取られたもので、対称性を与え、境界を画定する小さな美的要素である。Evita Manjiは、このデビューアルバムで不透明な問いを投げかけ、巨大な喪失に直面して、自分自身のどの要素が耐久力になるのか、どれが単なる装飾なのかを考える。現代のクラブミュージック、バロックポップ、そして実験的なサウンドデザインから生み出されたトラックは、Evita Manjiが世界全体と内面との関係を考察し、コントロールシステムを解体し、相互の繋がりを強調する手段となっている。 Evita Manjiはここ数年、シーンにおける幽玄な存在として、サウンドアーティストとクリエイティブディレクターの両方として、数多くのアーティストとコラボレーションしてきた。昨年は、自身のプラットフォーム〈MYXOXYM〉を立ち上げ、『Spandrel?』からの2枚のシングルをデビューさせ、Rainy Miller、Palmistry、Cecile Believeなどが参加したコンピレーションを組み、ギリシャの野生動物基金ANIMAへの寄付を集めた。Unsound、Lunchmeat、Rhizomなどのフェスティバルで世界各地でパフォーマンスを行い、2022年のShape+プラットフォームの代表にも選ばれている。これらの経験が『Spandrel?』に反映されており、地球規模の気候変動による破滅、自己実現、愛、身体的自律性のテーマのバランスを図りながら、複雑な芸術タペストリーを織りなしている。 そのボーカルはサイバネティックなメランコリアで、世界のリズムとハーモニーのテーマをフィルターにかけ、高度なサウンドに支えられたクラブ的ポップに仕上げられた。教会、もしくはダンスフロアを思い起こさせながら、それぞれの要素のパワーを犠牲にすることなく、死についての瞑想を表現する。「Oil/Too Much」では、闇が内側から外側へと押し出され、動物界から見た石油産業についての解説であると同時に、現代の鬱屈をネオン色で表現している。「Body/Prison」では、トランスに影響を受けた焼け付くようなシンセとグロテスクなパーカッションの上で、人生の最も暗い瞬間について正直に話し、深い感情を告白している。 『Spandrel?』は紐解くのに時間がかかるアルバムで、Evita Manjiのテーマはポップミュージックよりも古い歴史の中で共鳴している。悲劇的でロマンチック、そして詩的で、この時代の最も緊急な問題から目をそらすことを断固として拒否する。 Evita Manji – Spandrel? Label : PAN Release date : 30 January 2023 Pre-order : https://evitamanji.bandcamp.com/album/spandrel Body/Prison : https://pan.lnk.to/Body_Prison Tracklist 1. Spandrel? 2. Pitch Black 3. Oil/Too Much 4. Closer to Midnight 5. Body/Prison 6. Lies? 7. Eyes/Not Enough 8. The Lungs of a Burning Body 9. XYZ/Labyrinth 10. Black Hole
2022/06/17
地中海内の家父長制について Krista Papistaがトランスグレッシブ・アートアルバム『Fucklore』のリリースを発表。収録曲「Sonnenallee」のEvita Manjiによる再構築作品が公開。 『Fucklore』は、権力の鎖を断ち切り、実験音楽が国家主義や抑圧的な思考構造を再構成/再調整する方法を、特に地中海内の家父長制に焦点を当てて、隠喩的に示している。このアルバムでは、Chicks on Speedの創設者の一人であるKiki Moorseや、美術評論家で作家のJan Verwoertとのコラボレーションが行われ、無秩序と伝統、フォークロアを探求している。Krista Papistaは、植民地時代の接触と民族的分裂が顕著なキプロス共和国の首都ニコシアで生まれた。彼女はその経験と知識を生かし、政治誘導された物語を、ビジュアル、パフォーマンス、サウンドで探求し、ポップ、パンク、実験、万華鏡のようなクラブの要素を複雑に融合する。 彼女の故郷であるベルリンで制作された音楽は、中東、バルカン半島、アナトリア半島の民話を探求し、地中海の移民女性の悲惨な扱いと殺人に焦点を当て、民話を再創造する。Krista Papistaは、現代のナショナリズム・プロジェクトがフォークロアを盗み、家父長的アイデンティティ主義の観点から、それぞれの国のロマンチックで改竄され浄化された物語を作り上げることに反対している。彼女は「フォークロアの概念は、社会調査の道具として、その条件は受け入れられません。」と語る。 伝統的なスタイルとサウンド、存在的に摩耗したものと生きているものの境界で生存している。彼女はそれらをチャンネル化し、コラージュし、クィア化することで、彼女を通して語られる多くの声を、紛れもないKrista Papista自身の声として具現化する。 アルバムの収益の50%は、移民女性の搾取と闘う団体「Obreras Empowered」に寄付される。 Krista Papista – Fucklore self-released – digital/vinyl LP – July 22, 2022/November, 2022 TBD Bnadcamp : https://krista-papista.bandcamp.com/ Tracklist A1 / 1. Sonnenallee ft. Kiki Moorse A2 / 2. Balkan Dabke A3 / 3. βρεμένες εφημερίδεs *Wet newspapers A4 / 4. Livia, Elena, Maricar, Mary Rose, Sierra, Aryan, Asmita A5 / 5. 5 hours
2025/03/26
4/20 桜台pool memoirは桜台の名ヴェニュー「pool」を舞台とした特別な一夜を提案します。2025年4月20日(日)17:30開場、22:00終演となります。 アンダーグラウンド文化への愛を貫き通しながら2019年に惜しまれつつ停止した米メディア「Tiny Mix Tapes」が示した世界、Bandcamp〜SoundCloud等のWebインフラが拡充したことで数多の宅録音楽家にとって新たな地平が切り開かれ爆発した創造性、つまり雑誌的価値観とオンラインの美学がクロスオーバーした時代=2010年代における、電子音楽カルト・ヒーロー2組の待望の初来日を用意しました。 本会の主役となるのはロシアから招聘するChushi、アメリカから招聘するJames Matthewの2人。彼らのことを知らない人も多いと思うので説明します。 Chushiはロシア出身の音楽家で、2010年代初期にBandcampの台頭と同期する時流のなかキャリアを開始しました。アンビエント、ドローン、エレクトロ・アコースティック、ミニマル・ウェイヴ、テクノ、そしてインストゥルメンタル・ヒップホップ……それらが複雑に織りなす座標上で滑らかに点描する音楽性が彼の特徴です。またロシアらしく、ヒップホップ本流であるUSからの距離感と似る形でジャンルに対しての希薄な帰属意識を示しつつ、自由な発想と独特な配置のサンプリングで「電子音楽的アプローチのヒップホップ」をモダンに更新し、より深い位置へと沈める作業をした人物のひとりと言えるでしょう。 数多くの作品を残している彼ですが、当時/fと名乗っていた”デジタル・シャーマン”であり美術家のLyla Perryがファウンダーとなり、Bug Bus Piano、Brrd、emamouse、Madegg(現Kazumichi Komatsu)ほか、別名義を包含すると誰が誰なのかも見当がつかないくらいに夥しい量のリリースを重ね、デジタル空間を侵食していた〈Psalmus diuersae〉から発表したアルバム『1-34』『raw』『Return III』などが主な活動歴として挙げられます。 宅録音楽家にとって革命的存在であったBandcampのブーストにより急速的にコア化した2010年代のアンダーグラウンド・シーンにおいて、Lyla Perryのキュレーションやそこに付随する作品群は象徴的事象であり、その中心人物でもあったChushiの掴みきれないサウンドは後進となるDos Monosの没 AkA NGSなどに深く影響を与えることとなります。 また2020年代以降は音楽作品のリリース頻度も緩やかとなっていましたが、reisenのメンバーである東京在住のuxyagkcolbgofとの共作アルバム『A-lie-O』を今年発表するなど、次世代へとそのサウンドが受け継がれています。 A-Iie-O uxyagkcolbgof & chushi James MatthewはLA出身の音楽家で、Chushiと同じく2010年代初期にキャリアを開始しました。生粋のビートメイカーと言える彼はサウンドの位置が抽象的であるChushiとは異なり、インストゥルメンタル・ヒップホップのモダニズムを地下から開拓してきた人物と言えます。 盟友aaronmaxwellとのユニットFamily Event結成のほか、彼らがファウンダーを務める〈El Sereno Records〉ではdpee、RITCHRD、NIPPLE TAPES、ILLSUGIとのスプリット作品などでも知られるyagiの作品リリースを手掛けるなど、LAローカルを基点にバラエティ豊かなビートを発信してきました。トラップの隆盛に伴い時代遅れのアートとされつつあったSP-404ベースなサンプリング・ビートを、Chushiらと近接する形で電子音楽領域に持ち込み再解釈したことが彼の大きな功績でしょう。 現在はJames Rene名義でZoe Ghertner、Nadine Ijewere、Brianna Capozzi、Zora Sicherなど数多くの著名フォトグラファーとコラボレーションする有力なセットデザイナーとして活躍しており、Dazed、i-D、Britich Vogueなどで彼のセットが披露されています(上述の没 AkA NGSはJames Matthewのことが好き過ぎて渡米した過去あり。そこでSP-404のレクチャーを受けたとか)。 EL SERENO TAPE (ESR007) JAMES MATTHEW 国内勢はChushiやJames Matthewを以前よりフェイバリットに挙げる人物で固めました。レーベルメイトでもあり、クラブとギャラリーを行き来する作家Kazumichi Komatsu、文学や映画から影響を受けた音楽を制作し、EUツアーを経て成熟味を増すMetoronori、今回のブッキングを最も情熱的に取り組んでくれた彼らのNo.1ヘッズKenshi、2014年にChushiとJames Matthew両名を収録したコンピレーション・アルバム『Meili Xueshan』を編纂した私Kenji (ユニットpopoでも活動するtirucoとのセッション)という座組です。 非常に狭い世界かもしれませんが、深大なインスピレーションを与えてくれた彼らに会えることを私達は非常に楽しみにしています。本会は我々memoir、Kazumichi Komatsu、Metoronoriら同世代の音楽家にとって10年の時間における一つの結実であり、二度とは再現出来ない夜になることでしょう。我々にとってはもちろんのこと、彼らを初めて知る人たちにとっても、忘れられない時間にしたい!春の訪れと共に奏でられる音楽にぜひ耳を傾けに来てください、待っています! (Text by Kenji) – 𝙢𝙚𝙢𝙤𝙞𝙧: 𝙘𝙝𝙪𝙨𝙝𝙞 & 𝙟𝙖𝙢𝙚𝙨 𝙢𝙖𝙩𝙩𝙝𝙚𝙬 2025 April 20th (Sun) 17:30 – 22:00 at POOL Sakuradai (Silver building B2F,
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