スウェーデン冬物語|Weatherdayがアルバム『Hornet Disaster』を発表

『Come in』から6年

 

 

「ある日、このアルバムがスズメバチについて書かれたものになることがわかったんです。」と、スウェーデンを拠点にするベッドルーム・シューゲイズ・ノイズポップ・プロジェクトWeatherdayのSputnikは説明する。

 

今作『Hornet Disaster』は、2019年のデビューアルバム『Come In』、2022年にリリースされたAsian Glowとのコラボ作『Weatherglow』、それらに続く精神的後継作であり、これまでで最も拡張された作品。作曲とレコーディングに奮起したWeatherdayは、このアルバムのために70曲以上を制作したが、前作と首尾一貫した包括的な物語が完成するまでには至らなかった。

 

前作『Come In』と同様、『Hornet Disaster』は瞬時に苛烈なタイトル曲に突入する。この序曲は、Weatherdayらしい切迫感、ノイズ、不規則、遊び心に溢れているが、曲作りやプロダクションの変化も示唆している。リードシングル 「Angel 」は、「Heartbeats 」とバック・バンドを組み、キレのあるエモ・アンセムでその進化を証明している。

 

スズメバチの動き、色彩、形態は、アルバムの19曲のトラックリストに綿密に織り込まれており、慌ただしいメロディーと予測不可能な物語を見せてくれる。Weatherday初のスウェーデン語による「Pulka」におけるスウェーデンの冬へのオマージュ、ルネサンス・フルートの使用の「Green Tea Seaweed Sea」、サードシングル 「Ripped Apart By Hands 」のフォークトロニカ的実験主義など、さまざまな展開へと導く。

 

スズメバチの大群のように、バラバラの楽曲がそれぞれの空間を奪い合う賑やかなレコード。警戒心や混沌を呼び起こすこともあるが、そこには驚きや目的、そしてある種の親しみやすさもある。Weatherdayは、『Come In』の結び目とスラッシュのマキシマリズムを拡張し、『Hornet Disaster』の妥協のなさ、石を投げない自然さを倍増させた。『Come In』が自分の声を探し求めるアーティストの産物であったのに対し、『Hornet Disaster』はその声を見つけたことから来る歓喜に満ちた奔放さを表現している。

 

 

 

Weatherday – Hornet Disaster

Label : Topshelf Records

Release date : March 19 2025

Pre-order / Stream : https://www.topshelfrecords.com/278

 

Tracklist

1. Hornet Disaster

2. Meanie

3. Angel

4. Take Care of Yourself (Paper-Like Nests)

5. Hug

6. Radar Ballet

7. Green Tea Seaweed Sea

8. Blood Online

9. Blanket

10. Pulka

11. Heartbeats

12. Chopland Sedans

13. Cooperative Calligraphy

14. Ripped Apart By Hands

15. Nostalgia Drive Avatar

16. Aldehydes

17. Tiara

18. Agatha’s Goldfish (Sparkling Water)

19. Heaven Smile

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