2024/12/06
現時点での心象風景をスケッチするように
クラウドラップ・コレクティブ〈tmjclub〉のコアメンバーとしても活躍し、日本におけるデジコアシーンの中核的存在と目されるラッパー/プロデューサーのokudakunが、12月6日(金)に2ndアルバム『my song file.2』をリリース。アートワークはfunaiyukinoとokudakunによる共作、マスタリングは~離『Lunula (exit full screen)』や『kaomozi compilations vol.2』などにも携わったうえだなおふみが手掛けた。
本作『my song file.2』は目まぐるしい変化を続ける自身の現時点での心象風景をスケッチするように切り出した11曲入のアルバム。〝my song file〟という無機質なタイトルには、デジタル・ネイティヴ世代のドライな美的感覚が投影されている。
過去作との決別を図るべく、持ち味であるエモーショナルな世界観はそのままに、トラック/リリックの両面をより深化させた。先行シングルとしてリリースされていた「脈動」ではドリル/トラップというふたつのスタイルを融解させるかのようなビートメイクに挑戦し、someone’s toy boxを共同プロデューサーに迎えた「雲隠れ」では有機的なエレクトロニカへと手を伸ばすなど、点在する別々のジャンルを独自のエッセンスでまとめ上げている。
ラッパーとシンガーの境界線上に立ち、ビートメイクにおいても卓越したスキルを発揮する多面性を備えたokudakunだが、あくまでも自認は「ネオ・ギーク」「エモ・ボーイ」であるとのこと。しかしながら、本作『my song file.2』には感傷を表現へと昇華させる才覚の成長がたしかに記録されている。
okudakun – my song file.2
Release Date: 06 December, 2024
Stream: https://linkco.re/t8bpyeMf
Tracklist
1. 序曲
2. 脈動
3. japanese morning glory
4. cloud city tokyo
5. 雲隠れ (+ someone’s toy box)
6. gami2
7. 栗花落
8. misty night
9. vviipp feat Seu$i
10. MayDay
11. まだ
artwork by funaiyukino × okudakun
Produce/MIX by okudakun
(M5. someone’s toy box × okudakun)
mastering by うえだなおふみ
category:NEWS
tags:okudakun
2022/11/03
アルバムのコンセプトは「パーソナル」 2020年より音楽活動を始めたokudakunが、デビューアルバム『my song file.1』を11/4(金)にリリースする。 SoundCloudを舞台に盛り上がるdigicoreシーンで注目を集めてきた19歳のokudakunは、ビートメイクとボーカルの両輪で数多くのアーティストと精力的にコラボレーションしてきた。今回のアルバム『my song file.1』でも、lazydoll、nyamura、saikyo、uamiを客演を招いている。 アルバムのコンセプトは「パーソナル」。本作の制作は、好きな音の表現を第一に、無意識の決まりごとを取り払っていくプロセスだったという。これまでokudakunが表現してきた射幸的でアッパーなデジタルサウンドの裏側に入り込むことで、本来のシャイな自画像を描くことに挑戦した。 また、生まれ年を題した”2003″では、シューゲイザーとハイパーポップを架橋する試みも行っている。過去に「SoundCloudノリからの卒業」を宣言していたように、ブラッシュアップされたプロダクトにも注目。 – okudakun – my song file.1 Release Date : 4 November 2022 Stream : https://linkco.re/CBePzmQx Tracklist 1.daiagram 2.misty maze 3.shi6歪む(feat.lazydoll&nyamura) 4.houkago ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄(feat.saikyo) 5.Re:set system 6.badguymakestory 7.2003 8.寄りみち(feat.uami)
2020/09/02
9月1日リリース フェスティバル / レーベル〈Nyege Nyege〉を中心にして急速な拡大を見せ、クラブミュージックシーンの世界的トレンドも引き寄せる東アフリカから〈Hakuna Kulala〉のDJ / プロデューサーSlikbackの30曲入りアルバム『///』がセルフリリースされた。 今年4月に〈PAN〉からリリースしたSoda PlainsとのスプリットEPに続く今作について、感情のスケッチや初期作品の素材などを組み合わせており、比較的なラフな作品であるSlikbackは説明している。また、ポーランドのサウンドアーティストMorgiana Hz、ドイツのプロデューサーでありラッパーでもあるSTSK、ウガンダのMC、Swordmanとのコラボレーションも収録されている。 Slikback – “///” Release date : September 1 2020 Bandcamp : https://slikback.bandcamp.com/album/- Tracklist 01. FAITH 02. FIO 03. FAZA 04. LEI 05. WA1023 06. DESCEND 07. WAXFIGURE 08. WEINASSETS 09. HEARTFIELD feat. Morgiana Hz 10. RAPIDFIRE 11. BLACK 12. NOBORU 13. REMNANT 14. GENGAR 15. HERO 16. MANTIS 17. MOB 18. SAHARA 19. LEGION feat. STSK 20. SMOKE 21. SCARA 22. ESION 23. KILLMONGER 24. XTERNAL 25. PULLUP 26. TINRO 27. TRAK4 28. MISERY 29. CARDIBLACK feat. Swordman 30. TESHIKA
2020/10/05
Planet Muより Autechre、Mark Fellなどのシェフィールド・サウンドを継承するUKのプロデューサー、Rian Treanorが2ndアルバム『File Under UK Metaplasm』を〈Planet Mu〉よりリリースした。 細かく解体された素材が次々と非対称で跳ねるその刺激的なサウンドな作品で知られるRian Treanorは、Boomkat傘下〈The Death of Rave〉から数枚のEPをリリース後、名門〈Planet Mu〉から2019年に1stアルバム『ATAXIA』をリリース。同年の年末にはWWWβにて来日公演を果たしている。今作の制作は2018年に遡り、Nyege Nyege Festivalへの出演後、カンパラのスタジオでNyege Nyegeクルーとのコラボレーションからスタートした。「誰もがフェスの後も、エネルギーに満ち溢れていて、生で速いものを求めていた」と当時の様子を語り、ウガンダでの経験が大きく今作に影響を与えている。アチョリのフィドル奏者Ocen Jamesとのコラボレーション、さらにタンザニアのJay MittaやSisso、グラスゴーのエクスペリメンタルデュオThe Modern Instituteなどのサウンドを吸収し、シンゲリなどの現行アフリカンダンスミュージックをシェフィールド・サウンドにブレンドさせた。 「定型的なダンスの構造を使用しているが、少しだけ混乱させたりしている。私は今でもクラブ向けの機能的なダンスミュージックを作りたいと思っているんだけど、それをどこまで押し進めるかに興味があるんだ」 Rian Treanor – “File Under UK Metaplasm” Label : Planet Mu Release date : October 2 2020 Bandcamp : https://riantreanor.bandcamp.com/album/file-under-uk-metaplasm Tracklist 1. Hypnic Jerks 2. Vacuum Angle 3. Mirror Instant 4. Metrogazer 5. Closed Curve 6. Opponent Process 7. Debouncing 8. Metaplasm 9. Orders From The Pausing
第1弾収録アーティスト発表 more
レーベル第一弾作品は後日発表
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受け手の自由に寄り添う作品
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