2024/10/11
出会いからEP『Soul Kiss』に至るまで
脳天を撃ち抜かれるケミストリー、クラッシュする作家性。NYとインターネットを拠点に活動中、LuluとAngel のProstきょうだいによるデュオ・Frost Childrenは、2022年に春ねむりのアメリカツアーに2カ所で参加した。ハードコアを解体する春ねむりと、ウェブの淵から日本文化にウインクを送っていた両者の感性は思いもよらぬ形でスパークし、気がついたらFrost Childrenは東京にいた。
さて、春ねむりとのコラボレーションはどのような内容に?両者の化学反応をパッケージした『Soul Kiss』は、10月4日にリリース。都内スタジオでの制作真っただ中、一汗かいたあとのリラクシングなムードで行なわれたクロストークをお届けする。
Text by Tsuyachan
──ちょうどさっきまで曲を作っていたとのことで。どんな工夫が生まれていますか?
春ねむり:Frost Childrenは信じられないくらいの数のサイドチェインをかけてる!このくらいの思い切りで良いんだね。
Lulu:サイドチェインはEDMの魂だから!
Angel:琴を買ってきて音を入れたよ(と言ってポロンポロンと琴を弾く)。
春ねむり:あとは、スタジオのコーヒーメイカーの音をサンプリングした、色々やってますね。
──今回のコラボのきっかけは?
Lulu:北米ツアーではトロントとシカゴの2公演で一緒にやらせてもらえて、本当はその後も全てのツアーに帯同するつもりだったんだけど残念ながらパンデミックでキャンセルになってしまった。でも、翌年にあったオースティンでのSXSWでもう一度会うことができたんだよ。さらにチェコのCreepy Teepee Festivalでもバッタリ会えて、縁があるなって。
──お互いのライブを観てどうでした?
Angel:パフォーマンスが似てると思った。サウンドの起伏もそうだし、ソフトなところとハードなところの緩急、さらにバッキングトラックを使ってライブをやっているところも似てるよね。エッジの効いた音楽!それに、オーディエンスが皆すごくレスポンスしてくれるところも近しい。
Lulu:HARUはボーカル表現がヤバかった!ただ歌ってるだけじゃなくて、パフォーマンスしてる。観客にインパクトを残してるし、エピックだよ。
春ねむり:私は、ライブを観る前はけっこうクリーンな感じなのかと思ってた。でもライブを実際に観たら、めちゃくちゃハードコアで激しくて驚いた。ハードコアなところと美しいところが両立していて、ハイ・エナジー。私はそういうのを踊ったりスクリームしたりして身体的に表現してるけど、二人は楽器を演奏しながらそれをやるからびっくりしました。
──そこからどういう流れで一緒に曲を作ることに?
春ねむり:ロスでライブを観に行った時に話して、その時に二人から「一緒に何かやろうよ」って言ってくれたんですよ。あっ、やっていいんだ!と思って(笑)。元々、一緒に曲作ろうってお誘いしようと考えてたから逆に言われてびっくりで。その後チェコのCreepy Teepee Festivalで一緒になって、じゃあフェスの後に制作しようよということでベルリンに行って作りました。
──コラボレーションするにあたって、春ねむりさんは今回どのようなシナジーを狙っていました?
春ねむり:最初に考えていたのは、サウンド的な面白さ。自分の音楽は色んな要素のミックスだから、Frost Childrenの音楽性とは近いものがあるんじゃないかなと思いました。二人のライブを観ていても、私がライブに臨む時と近いような感情を持っていそうだなと共感したところがあったよ。あとは、コラボしたいと思ってくれてたんだ、というのが大きかった。えっそうなの?!じゃあ私もやりたい!って。
Lulu:実際ベルリンで最初にセッションした時に、初めからフルなトラックを作れてスピードもすごく早かったから感激したよ。初めてのセッションなのに、ナチュラルな形で作れたことに驚いた。
──ベルリンでの最初のセッションというのは、楽器でジャムりながら?
春ねむり:私はそこまで楽器ができるわけではないから、ジャムりながらというとちょっと大げさだけど、でもけっこう合わせたね。
Lulu:HARUがオルガンで2コード弾いて、それに対して自分がボンゴとかのドラムセットを叩く。そしたら、流れ的にセッションっぽくなっていって、一回サウンドが固まったように思えたんだけど……実際、生ドラムのミックスが誰もできないよね?あれ?ってなったまま、結局そのドラム自体は使えなくなって終わった(笑)。
春ねむり:他にも、ワンコーラスのトラックを私が作って持っていったんだけど、色々と繰り返し差し替えてたらもう跡形もなくなったりとか(笑)。結果、ベルリンでは4曲くらいのデモができたかな。
──Frost Childrenの曲作りのスタイルは、いつもそういう感じで、作っては壊しての繰り返しでできていくもの?
Lulu:いっぱい曲を書いて、壊してる。完璧に壊してやり直すこともあるし、元々のオリジナルのアイデアが違うなと思ったら、それを少し残したままインスピレーションを受けて次の曲を作ることも多いかな。自分たちはスナッピーなエレクトロニック色が強いけど、元々ロックも好きだから、作っては壊していくようなスタイルは自然と身についてる。
──Frost Childrenの作品からは、日本のカルチャーからの影響を感じることがあります。
Lulu:自分たちの音楽がどこで聴かれているかを想像するのは難しいけど、たとえば北米の都市に行ってライブをした時、こんなにもリスナーがいたんだ!って感じることは多かった。日本にもそういったリスナー層がいるかもしれないし、もしいたらエキサイティングだよね。日本の音楽にはすごく影響を受けてる。昔のグリッチな音楽とかね。色んな言い訳を見つけて、日本にはもっと来たい。
──三人で曲を作ったことで、普段は生まれないようなマジックは起きましたか?
Lulu&Angel:ハプニングがあったよね!(笑)
Angel:チェコでのフェスで、HARUのライブを観るのに木でできたピクニックテーブルに座ってた。そこで、蜘蛛に噛まれたんだよ!スカートを履いてたんだけど、跡が残るくらいしっかり噛まれた。最悪でしょ?三日後ベルリンに行った時に、ヤバい、体調が悪いぞ……熱も出てきた……という感じで、痛みと苦しみに襲われてきたんだよ。実際、病院も行った。めちゃくちゃ効く薬ももらった。それでスタジオに行ったんだ。そこで出来た曲が、「Supernatural」なんだよ!
一同:(笑)
Angel:だから、この曲は「24時間の地獄」ということを歌ってて、痛みと苦しみから生まれた曲!
春ねむり:それを見ていて本当に辛そうで可哀そうだったんだけど、でも蜘蛛に噛まれて超人的な力を得るって……スパイダーマンじゃん?!って思ったんだよね(笑)
Angel:HARUがわざと私に蜘蛛を寄越したんだ!
春ねむり: HARUはハリー・ポッターのスネイプ先生みたいだねって言われたから、でもスネイプ先生は最後良い人だよね?って反論したところ(笑)。Angelが体調不良で一日いなかった時に、「Get Well Soon」ってタイトルの曲を作ったもんね。
Angel:まぁ、あれだよ……燃やされて(「Burn」)、スーパーナチュラルになって良くなるんだけど(「Supernatural」)、なんか最後バッド・シングで終わる(「Bad Thing」)っていう作品。なんか乗り越えたなって感じだよね(笑)。でも乗り越えたんなら「Good Thing」にしなきゃいけないけどさ!
──Frost Childrenのそういうユーモラスなところって、どこから沸いてきてるものなんでしょう?
Lulu:いつも曲を作る時は、笑って楽しくやってるよ。ジョークというわけではないんだけど、スタジオで面白おかしくやってる時のメンタリティって大事。ファニーでクレイジーで馬鹿っぽい、それでいて良いなと思ったことはとことんやる。自分たちの正直なところを出すのが大切だよね。
春ねむり:そう、二人のウィットに富んだところやユーモラスなところが好きですね。私はシリアスなところが多いし、ユーモアは足りない要素だと思うしね。だからこそ二人と一緒にやりたかった。
──三人で話したことや、共有した価値観は?
春ねむり:イスラエルのパレスチナに対する侵攻に対してNOと言いたいから、そういう曲を作ろうと思ってるという話はした。
Lulu:世界で何が起こっているかということについて、今「Daijoubu Desu」という曲を作ってるよね。
春ねむり:皆が私に大丈夫だよって言ってくれるんだけど、でも全然大丈夫じゃないという気持ちになるよね?って聞いたら、二人が「なるなる」って言ってくれて。そういうところから曲になっていきました。
Lulu:曲を作りながらまだまだ話が深まっていってる最中なんだけどね。エモーションを放ってパンチしているような感じ。輪ゴムを引っ張るようなニュアンスで、会話しながらエモーションを解き放っていってる。
──今日の春ねむりさんは、凄くグッド・ヴァイブス。Frost Childrenとの制作や会話を通して新たな発見が生まれてそうです。
春ねむり:そうそう。自分の場合、ソロ作品とコラボ作品はけっこう別物で考えてますね。私って意外と愉快なのに、人にはそう思われてない(笑)。ほんとは冗談も言うのになぁって。でも自分の作品では書けないことも、コラボ作品だったらどんどんユニークなことを書けたりするから良い。だからこそ、逆に自作の方ではもうシリアスさを煮詰めていく方向でもいいかなと思ってます。
──春ねむりさんはこれまでも「個人的なことは社会的なこと」だと言っていて、それが音楽にも常に反映されてきていますが、今回のコラボ作品に詰まっているユーモラスな要素はどのような形で社会とつながるもの?
春ねむり:私は、怒りやフラストレーションから生まれたものを自分一人でシリアスに捉えていくのは得意だと思う。でも一方で、そういうのって人と話している時はまた全然違う形で昇華されるじゃないですか。うざいおじさんがいた時に、友達とは「ねぇねぇ、こんなうざい人がいたんだけどさ」って話せる感じというか。それって、一人ではなかなかそうはならない。それと同じで、コラボだと、「聞いて?」みたいなコミュニケーションができる。「うざい」みたいな軽い言葉も使えるし。曲制作は一人でやるのも好きなんだけど、こうやって他の人と駄弁りながら作るのも楽しいですね。だから自分はいま社交的モード。
──春ねむりさんもFrost Childrenも、近作ではバンドサウンドの要素が強まってきているように思います。何に導かれているのでしょう?
春ねむり:私はアルバム『春火燎原』を混沌とした色んな要素のミックスで作ったから、最近はEP『INSAINT』で行ったようにもうちょっとシンプルでコアを突き詰めていくモードになってる。引き算でも残る、春ねむりを見てみたい。
Angel:自分たちも2022年に出した『SPIRAL』というアルバムを色んな音楽性のミックスで作ったし、そこからちょうど最近はライブもガンガンやるようなロックな人生を楽しんでいるところ。自分たちの音楽は、ライブに来るハイなオーディエンスにぶちかますような感覚でやってるんだよね。それに、子どもの頃からロックスターになりたいと思ってたから。
──今作は普段とは違った色んな国のリスナーに届くと思うので、今回のEPを皆さんそれぞれ一言で表現してください。
Lulu:スワッグ!
Angel:( ゚Д゚)ハァ?
春ねむり:魂!
A chemistry that shoots through the top of the head, a crashing sense of artistry .The duo Frost Children, made up of the Prost siblings Lulu and Angel, who are active based in New York and the internet, participated in two locations of HARU NEMURI’s 2022 U.S. tour. HARU NEMURI, who deconstructs hardcore, and Frost Children, who had been winking at Japanese culture from the fringes of the internet, saw their sensibilities spark in an unexpected way, and before we knew it, they were in Tokyo.
So, what kind of content will the collaboration with HARU NEMURI be? “Soul Kiss,” which packages the chemistry between the two, will be released on October 4th. We bring you a cross-talk conducted in a relaxing mood after working up a sweat in the midst of production at a studio in Tokyo.
──I heard you were just making a song earlier. What kind of creative ideas are emerging?
HARU NEMURI: Frost Children uses an unbelievable number of sidechains! It’s okay to be this bold, huh?
Lulu: Because sidechain is the soul of EDM!
Angel: I bought a koto and added the sound! (playing a few notes on the koto as she says)
HARU NEMURI: Also, we sampled the sound of the coffee maker in the studio. We’re doing all sorts of things.
──What was the inspiration for this collaboration?
Lulu: We were able to perform together at two shows in Toronto and Chicago during her North America tour. We actually intended to accompany her for the entire tour afterward, but unfortunately, it was canceled due to the pandemic. However, we were able to meet again the following year at SXSW in Austin. We even ran into each other at the Creepy Teepee Festival in the Czech Republic, which made me feel like we have a special connection.
──How did you feel after watching each other’s shows?
Angel: I thought our performances were similar. It’s not just undulation of the sounds, but also the dynamics between the softer and harder parts. Plus, the fact that we both use backing tracks during our show is similar too. The edgy music! Additionally, the way the audience responds so enthusiastically is also quite similar.
Lulu: HARU’s vocal expression was amazing! She’s not just singing; it’s a performance. She leaves an impact on the audience, and it’s epic.
HARU NEMURI: I thought their sound would be quite clean before I saw them live. But when I actually saw their show, I was surprised by how hardcore and intense it was. The coexistence of hardcore elements and beautiful aspects creates a high-energy atmosphere. I express that physically by dancing and screaming, but I was amazed that the two of them do that while playing the instruments.
──How did the process of creating a song together come about from there?
HARU NEMURI: We talked when I went to see their show in Los Angeles, and at that time, they told me, “Let’s do something together.” I thought, “Oh, I can actually have a chance to do this!” (laugh). I was originally thinking about inviting them to collaborate on a song, so I was surprised when they brought it up. After that, we were together at the Creepy Teepee Festival in the Czech Republic, and we decided to go to Berlin to work on music after the festival.
──In collaborating, what kind of synergy were you aiming for this time? HARU NEMURI?
HARU NEMURI: What I initially thought about was the interesting aspects of the sound. My music is a mix of various elements, so I thought there might be some similarities with Frost Children’s musical style. While watching both at their shows, I felt a sense of empathy, as they seemed to share similar emotions to what I experience when I approach my own live shows. It was also significant to know that they wanted to collaborate with me.
Lulu: When we had our first session in Berlin, I was impressed that we were able to create a full track from the very beginning and that the speed of the process was incredible. I was surprised that we were able to create in such a natural way, even though it was our first session.
──Was the first session in Berlin about jamming with instruments?
HARU NEMURI: I’m not that proficient with instruments, so saying we were jamming might be a bit exaggerated, but we definitely found a good way to connect and align with each other.
Lulu: HARU played two chords on the organ, and in response, I played the drums, like the bongos and other percussion instruments. From there, it started to feel more like a session, and it seemed like we solidified the sound at one point……In reality, no one can mix live drums, right? It ended up being one of those “wait, what?” moments, and ultimately, we couldn’t use those drums at all (laughs).
HARU NEMURI: I also brought a one-chorus track that I had created, but after repeating and swapping things around, it ended up completely unrecognizable (laughs). As a result, we were able to create about four demos in Berlin.
──Is Frost Children’s songwriting style always like that, where you create and then break things down repeatedly?
Lulu: We write a lot of songs and then break them down. Sometimes I completely break things down and start over, and if I feel the original idea isn’t quite right, I often keep a bit of it and draw inspiration from it to create the next song. We have a strong snappy electronic vibe, but since we originally liked rock music, the style of creating and breaking things down has come naturally to us.
──I can sense influences from Japanese culture in Frost Children’s works.
Lulu: It’s hard to imagine where our music is being listened to, but for example, when we went to North American cities to perform, I often felt, “Wow, there are so many listeners here!” There might be a similar listener base in Japan, and if there is, that would be exciting! I’m greatly influenced by Japanese music. Like the glitchy music from the past. I want to find various excuses to come to Japan more often.
──Did creating music as a trio bring about any magic that wouldn’t normally happen?
Lulu & Angel: There were definitely some unexpected happenings! (laughs)
Angel: At the festival in the Czech Republic, I was sitting on a wooden picnic table to watch HARU’s show. That’s when I got bitten by a spider! I was wearing a skirt, and it bit me hard enough to leave a mark. Isn’t that the worst? Three days later, when I went to Berlin, I thought, “Oh no, I’m feeling really unwell… I have a fever too…” and I was hit with pain and discomfort. I actually went to the hospital as well. I received some really effective medication. That’s when I went to the studio and the song that came out of that experience is “Supernatural”!
All: (Laugh)
Angel: That’s why this song is about “24 hours of hell,” and it was born out of pain and suffering!
HARU NEMURI: Watching that, I felt really sorry for you because it looked so painful. But then I thought, getting bitten by a spider and gaining superhuman abilities… it’s just like Spider-Man, right?! (laughs)
Angle: HARU intentionally sent the spider my way!
HARU NEMURI: I was told that HARU is like Professor Snape from Harry Potter, but I replied, “But Snape turns out to be a good person in the end, right?” (laughs). When Angel was unwell and couldn’t be there for a day, we made a song titled “Get Well Soon.”
Angel: Well, it’s like this… you get burned (“Burn”), then you become supernatural and get better (“Supernatural”), but it somehow ends on a bad note (“Bad Thing”). It feels like a journey of overcoming, right? (laugh) But if you’ve overcome it, you should really call it “Good Thing”!
──Where does that humorous aspect of Frost Children come from?
Lulu: We always have fun and laugh while making music. It’s not exactly about telling jokes, but having a fun mentality while we’re in the studio is important. Being funny, crazy, and a bit silly is key, and we fully commit to the things we think are good. It’s important to express our honest selves.
HARU NEMURI: Yes, I really like their wit and humorous aspects. I tend to be quite serious, so I think humor is an element that’s often lacking for me. That’s why I wanted to collaborate with the two of them.
──What were some of the things you talked about and the shared values among the three of you?
HARU NEMURI: We talked about wanting to say NO to Israel’s aggression against Palestine, and I was thinking of making a song about it.
Lulu: We’re currently working on a song called “Daijoubu Desu” that reflects on what’s happening in the world.
HARU NEMURI: When I asked, “Everyone tells me I’m okay, but I often feel like I’m not okay at all,” they both responded with, “Absolutely, we get that.” That’s how the song started to take shape.
Lulu: We’re still deepening the conversation as we continue to create the song. It feels like we’re throwing out emotions and punching through. It’s like stretching a rubber band, releasing emotions as we converse.
──Today, HARU NEMURI has a lot of good vibes. It seems like new discoveries are being made through the production and conversations with Frost Children.
HARU NEMURI: Yes yes. In my case, I tend to think of my solo works and collaborative works as quite separate entities. I’m actually quite cheerful, but people don’t see me that way (laugh). I do tell jokes too, you know! But with collaborative works, I can write unique things that I can’t express in my solo projects, which is great. That’s why, in my solo work, I think it’s fine to focus on deepening the seriousness.
──HARU NEMURI, you always said, “Personal matters are social matters,” and that has consistently been reflected in your music. How do the humorous elements packed into this collaborative work connect with society?
HARU NEMURI: I think I’m good at addressing things that arise from anger and frustration seriously on my own. But on the other hand, those feelings often transform in a completely different way when I’m talking with others. Like when there’s an annoying guy around, I can talk to my friends and say, “Hey, there was this really annoying person!” That’s something I can’t really do alone. Similarly, in a collaboration, I can have that kind of communication, like saying, “Hey, can you listen to me?” I can use words like “annoying” lightly as well. I enjoy making music alone, but creating with others while chatting like this is also fun. That’s why I’m in a social mode right now!
──It seems that both HARU NEMURI and Frost Children have been incorporating stronger elements of band sounds in your recent works. What is guiding this direction?
HARU NEMURI: I created the album ‘Shunka Ryougen’ with a mix of various chaotic elements, so recently I’ve been in a mode of focusing more on simplicity and core elements, like I did with the EP ‘INSAINT’. I wanted to see HARU NEMURI in a form that still resonates even with subtractions.
Angel: We also created our album ‘SPIRAL’, released in 2022, as a mix of various musical styles, and from that point on, we’ve been enjoying a more rock-oriented life with lots of live shows recently. We approach our music with the feeling of blasting it out to the high-energy audience that comes to our shows. Plus, we’ve wanted to be a rock star since we were kids.
──I think this work will reach listeners from various countries in a way that’s different from usual, so please express this EP in one word for everyone.
Lulu:Swag!
Angel: ( ゚Д゚)Huh?
春ねむり:Soul!
春ねむり , Frost Children – Soul Kiss
Release date : October 4th 2024
Stream : https://lnk.to/soul_kiss
Tracklist
01.Daijoubu Desu
02.Burn
03.Supernatural
04.Bad Thing
05.Get Well Soon
–
HARU NEMURI TOUR 2024「Flee from the Sanctuary」
2024年09月28日 アメリカ ワシントン州・シアトル HIGH DIVE
2024年10月01日 アメリカ カリフォルニア州・サンフランシスコ GREAT AMERICAN MUSIC HALL
2024年10月06日 アメリカ カリフォルニア州・ロサンゼルス THE ECHO
2024年10月09日 アメリカ テキサス州・ダラス RBC
2024年10月12日 アメリカ ニューヨーク州・ブルックリン ELSEWHERE
2024年10月15日 アメリカ イリノイ州・シカゴ REGGIES
Ticket: https://bnds.us/b60l7n
category:FEATURE
tags:Frost Children / 春ねむり
2024/11/22
あるがままであるだけであなたはスーパーナチュラル 春ねむりとFrost ChildrenのコラボEP『Soul Kiss』から「Supernatural」のMVが公開。先に公開された「Daijoubu Desu」と同じく映像集団・YUKIKAZEの間宮光駿が監督を務めた。 “大丈夫です” を連呼する「Daijoubu Desu」、ヘリコプターによる暴風の中ぶっ飛びそうになりながらもハイエナジーで歌う「Burn」、変なサングラスをかけ爆踊りする「Supernatural」と、春ねむりとFrost Childrenのコラボレーションが為す世界観を映像で表現してきた。 春ねむり コメント 「スパイダーマンは蜘蛛に噛まれて超人的な能力を手に入れるが、我々はそのようなイニシエーションを受け入れるまでもなくそもそも超すごい。社会ではあらゆる儀式があなたを「一人前」の何かにしようとやってくるが(例えば労働して納税して初めて一人前の社会人だというような論調で)、それがあるがままのあなたを失わせる物なのであれば、今すぐにそこから逸脱してしまった方がいい。あるがままであるだけであなたはSupernaturalだからだ。」 春ねむり , Frost Children – Soul Kiss Release date : October 4th 2024 Stream : https://lnk.to/daijoubu_desu Tracklist 01.Daijoubu Desu 02.Burn 03.Supernatural 04.Bad Thing 05.Get Well Soon – HARU NEMURI SCHEDULE 2024年12月21日 東京 代官山UNIT公演 w/Knosis 2025年01月10日 東京 吉祥寺SHUFFLE ONEMAN Ticket: https://tiget.net/events/358056 HARU NEMURI & Pyra – Don’t make love vow Release date : November 29 2024 Stream : https://lnk.to/dont_make_love_vow
2024/09/06
シングル「Daijoubu Desu」のティザー映像公開 春ねむりとFrost ChildrenのコラボEP『Soul Kiss』が2024年10月4日(金)にリリース。9月13日にはA-Trakがスクラッチで参加した先行シングル「Daijoubu Desu」が配信。 Frost Childrenはアメリカ・ニューヨークを拠点に活動するLulu ProstとAngel Prostによるきょうだいデュオで、春ねむりとは彼女の北米ツアーやフェスで幾度となく共演をしてきた。Frost Childrenと春ねむりのコラボEP『Soul Kiss』は、ユニークさとハードコアなヴァイブが溶け合い、ワールドワイドに活躍する両名の高い作家性が痛快なほどスパークする。 春ねむりは昨年、最新作『INSAINT』を含む全9作のリリースと世界各国およそ30都市でのライブツアーを行うなど過密なハードスケジュールの中、今作の制作に着手。1年以上をかけ完成させた全5曲の『Soul Kiss』はオンラインでの制作ではなく、ベルリンと日本で直接対面しセッションを行った。ベルリンでは未完成のデモトラックをナイトクラブで流しオーディエンスの反応を伺うなど、実験的なアレンジも行った。YouTubeでは先行シングル「Daijoubu Desu」のティザー映像が公開。撮影は日本・東京で行われた。本編のミュージック・ビデオは 日本時間の9月14日(土)正午12時 から春ねむりのオフィシャルYouTubeチャンネルにてプレミア公開される。 春ねむり , Frost Children – Soul Kiss Release date : October 4th 2024 Stream : https://lnk.to/daijoubu_desu Tracklist 01.Daijoubu Desu 02.Burn 03.Supernatural 04.Bad Thing 05.Get Well Soon – HARU NEMURI TOUR 2024「Flee from the Sanctuary」 2024年09月28日 アメリカ ワシントン州・シアトル HIGH DIVE 2024年10月01日 アメリカ カリフォルニア州・サンフランシスコ GREAT AMERICAN MUSIC HALL 2024年10月06日 アメリカ カリフォルニア州・ロサンゼルス THE ECHO 2024年10月09日 アメリカ テキサス州・ダラス RBC 2024年10月12日 アメリカ
2024/09/13
A-Trak参加 春ねむりとFrost ChildrenのコラボEP『Soul Kiss』が2024年10月4日(金)にリリース。A-Trakがスクラッチで参加した先行シングル「Daijoubu Desu」が配信開始。曲中では春ねむりが “大丈夫です” を連呼している。明日14日(土)の日本時間正午12時より、同曲のミュージック・ビデオをプレミア公開される。 春ねむり コメント 『友だちと電話をして、「あの新譜が良かった」とか「資本主義そろそろ滅んでほしい」とか「最近こんな曲作ってる」とか「帝国って概念キモいね」とかそんな話をしている時の(音楽と思想の話しかしてないのウケる)わたしという個人自体の「話し方」というものは、春ねむりがその作品において持つ「話し方」とは少し違ったものだ。なので、今回フロストとスタジオで笑ったりふざけたり時々真剣に話したりしながら作ったこの曲たちは、春ねむりよりも少し砕けた「話し方」に基づいて音や言葉が作られていると思う。それはわたしが一人で作品を作っている限りは作品になり得なかったものなので、楽しんでいただければ嬉しい。』 春ねむり , Frost Children – Soul Kiss Release date : October 4th 2024 Stream : https://lnk.to/daijoubu_desu Tracklist 01.Daijoubu Desu 02.Burn 03.Supernatural 04.Bad Thing 05.Get Well Soon HARU NEMURI TOUR 2024「Flee from the Sanctuary」 2024年09月28日 アメリカ ワシントン州・シアトル HIGH DIVE 2024年10月01日 アメリカ カリフォルニア州・サンフランシスコ GREAT AMERICAN MUSIC HALL 2024年10月06日 アメリカ カリフォルニア州・ロサンゼルス THE ECHO 2024年10月09日 アメリカ テキサス州・ダラス RBC 2024年10月12日 アメリカ ニューヨーク州・ブルックリン ELSEWHERE 2024年10月15日 アメリカ イリノイ州・シカゴ REGGIES Ticket: https://bnds.us/b60l7n
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