2024/08/24
KAOMOZIとGoodNewsより
イラストレーター、〈KAOMOZI〉レーベルオーナー、文筆家、オーガナイザーと様々な顔を持ち活動する駒澤零が自身の誕生日である8月24日に初のフルアルバムをリリース。「高校時代に対人恐怖に陥った際に人間の声が聴けなくなった」という自身の経験から、今回の作品は全曲VOCALOID歌唱で構成された「esto perpetua」とすべて駒澤自身が歌唱する「esto perpetuo」の2枚同時リリースという構成になっている。
タイトルの「esto perpetuo / esto perpetua」という単語はラテン語で『永遠に続きますように』という祈りの単語で、駒澤は本作収録の楽曲「bios pios」の歌詞をはじめ、ことあるごとにこの単語を引用してきた。それは変化することを求める世間の人々にうまく馴染めず、一瞬一瞬の美しい日々をパッケージングして永遠に忘れないようにしたい、という駒澤の創作の原点となる感情を表現した言葉ともいえる。物語によって生きるあなたと、物語によって殺される誰かの狭間で、身じろぎするように作られ、描かれた楽曲群。存在が永遠であって欲しいという原初的な願い。それが衝動となり、ある種普遍的で、それでいて個人的な作品となっている。再生されるたびに再び語り直される、自壊する物語。
アートワークと「esto perpetuo」のトレイラー動画は、駒澤零自身が担当。「esto perpetua」のトレイラー動画は、GoodNewsの小野台と0039が担当している。
・駒澤零コメント
音楽を作ってみたいと志し13年、とうとう初めてのソロアルバムを出しました。自分一人で制作するということは気持ち悪くて情けなくて無力だが愛おしい己自身と向き合う作業で、思えば私の創作とはずっと深すぎる自己嫌悪からとにかくそれを避け続ける作業でした。ボーカロイド楽曲において、わたし一人が歌い手のアイデンティティを背負うことの暴力性、なんでも歌わせてしまえることへの恐怖。それを許してほしくて作った楽曲「Starless」を筆頭に、かつて合成音声に期待したすべてと、人間でないことで安心して消費してしまうことへの懺悔、逆にわたしがわたしであるために自ら歌わねばならなかった楽曲たちをすべて混ぜこぜにして、きちんと駒澤という人間自身で背負い、あとは聴き手のもとにゆだねるという作業をすることに急に必要性を感じて、このアルバムを作りました。高校で精神を病み、街中をイヤホンなしで歩けなくなった時期、人間でない歌い手の存在にかなり救われましたが、ほかにも同様の感覚でボーカロイド音楽を愛好している人に出会ったことがあります。ですからわたしはアルバムを2枚作る必要がありました。ニコニコ動画にオリジナルのボーカロイド楽曲と歌ってみたの両方が存在するように、これは「リスナー自らの精神状態に応じて好きな歌い手を選択できる構造が望ましい」というわたしの思想によるものです。nemuigirl / グループこんにちはという両音楽ユニットでの活動、Yoshino Yoshikawa、DJ6月、KAMINなど多くのコンポーザーとの共作を経て、自分という人間の苦悩と耐え難さをポップスに落とし込む適切なバランスはとても明確になってきました。絵画を制作する際わたしはよく「天使性」という言葉で自分にしか見えていない幻視的な心象風景や記憶の美しい部分を浚いとる工程を挟みますが、音楽ほどこの作業が美しく昇華される創作物はない。ある種商業的な画策や器用さの発露よりも、愚直でまっすぐにそして幾らでも曖昧に解釈の可能性をもたせる音楽(ポップス)というものは、苦しく情けないわたし自身を守りながら一番真っすぐに吐露できる手段だと思います。必要な人に必要な分だけ聴いてもらえたら、うれしいです。
駒澤零 – esto perpetuo
Label : KAOMOZI
Release date : August 24 2024
https://kaomozi.bandcamp.com/album/esto-perpetuo
1. ラブ
2. yumegashima
3. 透明な膜と薄い液体
4. Starless
5. crayfish
6. 光の綿
7. フィジカルライツ
8. bios pios
9. my pain
10. ナラティブ・レクイエム
11. 光の綿(remix)
駒澤零 – esto perpetua
Label : GoodNews
Release date : August 24 2024
https://goodnewsrelease.bandcamp.com/album/esto-perpetua
1. ラブ feat. 足立レイ
2. yumegashima feat. 初音ミク
3. 透明な膜と薄い液体 feat. 初音ミク
4. Starless feat. 初音ミク
5. crayfish feat. 歌愛ユキ
6. 光の綿 feat. 可不
7. フィジカルライツ feat. 初音ミク
8. bios pios feat. 初音ミク
9. my pain feat. 滲音かこい
10. ナラティブ・レクイエム feat. 重音テト、電歌シャー、滲音かこい、ナースロボ_タイプT
category:NEWS
tags:駒澤零
2024/01/15
3/22 ひかりのラウンジ 駒澤零となしろが、ひかりのラウンジで新たなイベント「Lux Aeterna」を開催する。今年3月で営業を終了するひかりのラウンジでの開催であり、各人と場所に親交の深いアーティストを中心にしたイベント。 DJには主催2人の他に、恋愛マスター、H B、そして池田貫太 & loli主語こと佐藤星太郎による新ユニット「未観測事象の連続性と空間重複の錯覚について:揺来」が、札幌より映像で参加する。ライブアクトには駒澤の主宰するレーベル<KAOMOZI>の1周年コンピにも参加した鮭とばSKTB、そして帰国子女が初となるライブセットを披露する予定。VJは[GOODNIGHT]、[イスカリオテ]などでも活躍するsuleiman.jpが出演。予約をすると特製ポストカードがプレゼントされる予定。 – 駒澤零,なしろ presents “Lux Aeterna” 日程:2024年3月22日(金) open / start:17:30 会場:ひかりのラウンジ <dj> 駒澤零 なしろ 恋愛マスター H B 未観測事象の連続性と空間重複の錯覚について:揺来(池田貫太 × loli主語 / 映像) <live> 鮭とばSKTB 帰国子女 <vj> suleiman.jp 料金: ADV / DOOR ¥2,000 +1D ※予約者にポストカードプレゼント チケット予約フォーム: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScAo8Px7Esg1cxyvGENtjWOwYdutFv05hhr8eZnXh0MUYRQMg/viewform
2019/11/22
ジャケットはVerdyが担当 〈YENTOWN〉所属のラッパーkZmが、グラフィックデザイナーのVerdyによるプロジェクト”Wasted Youth” が発表した映像で使用されリリースを待ち望む声も多かった楽曲「But She Cries」と「GYAKUSOU」を本日同時リリース。 昨年の1stアルバム『DIMENSION』以来の新作は2つのシングル。「But She Cries」は同じく〈YENTOWN〉のChaki Zuluがプロデュースを手掛け、アコースティックギターの美しいサウンドにオーガニックなドラムが重なる、kZmの新たな魅力が垣間見え るエモーショナルな楽曲となっている。また〈CreativeDrugStore〉のHeiyuuが手掛け、先日渋谷の街頭ビジョンを突如ジャックし話題となったMVも本日公開。 対照的にバウンシーで攻撃的なトラップ「GYAKUSOU」は、プロデューサーにはFKA twigs、DaBaby、Vince Staples、 Dominic Fikeなど 数多くのアーティストの楽曲を手掛けているUSのトップ・プロデューサーKenny Beatsを迎えLAにて制作。kZmの中毒性が存分に堪能できる楽曲。 ジャケットデザインは両作ともVerdyが担当。さらに12月24日(火)に東京、12月26日(木)に大阪にてkZmを擁する謎のレーベル “De-void*”とVerdyとのコラボPOP-UPも開催される。詳細は後日発表予定。 But She Cries (Prod. Chaki Zulu) http://smarturl.it/kZm_ButSheCries GYAKUSOU (Prod. Kenny Beats) http://smarturl.it/kZm_GYAKUSOU
2023/01/11
「しぜすべ」でのライブアクトも 駒澤零によるインターネットレーベル〈KAOMOZI〉より、2023年初となるリリースは、Yoshino Yoshikawa、布施琳太郎、駒澤零、米澤柊の4人で制作された2曲のコラボシングル。アートワークはボーカルを担当した駒澤零、米澤柊による制作。 音楽、美術、漫画など、全く異なるバックグラウンドを持つ4人のコラボレーションとのことで、実験的に制作されたこの作品は、静けさと躍動の対比のようなシングルとなっている。 「あの冬で複製された夢のコピー」はアーティストの布施琳太郎が初挑戦となる作詞を担当。海の空気を思わせるような、幻想的な楽曲。「Secret of Magic」は架空のキャラクターのテーマソングのようなコンセプトの楽曲。勢いよく様々なジャンルを横断しながら、キラキラしたポップネスがジェットコースターのように炸裂する。 さらに今回楽曲でボーカルを務めた駒澤と米澤によるイベント「自然の中で起きている美しい現象すべて vol.2」で、シークレットアクトとなっていた演目が解禁。イベントのオープニングに、“KAOMOZI Special Stage”と称したライブアクトが行われる。出演はEP参加の4人に加え、ゲストボーカルにきあと、ペインター・映像で布施琳太郎、from_photobooth、orikoが参加する。 【アーティストコメント】 ・Yoshino Yoshikawa 「自然の中で起きている美しい現象すべて」で出会った4人のアーティストの共鳴が2つの新しい楽曲を生み出し、この度リリースすることができました!8月のしぜすべではフィールドレコーダーを介して渋谷に奥多摩を持ち込みましたが、今回はアートの街、熱海です。この2曲ができる限り多くの人を癒してくれることを願ってやみません。 ・布施琳太郎 朗読のための詩を書いたことはあっても、歌われるための詞を書いたことはなく、だからこれまでに使ったことのない筋肉を使うような制作でした。自分の書いた言葉が、自分では想像もできないような美しさに向かって羽ばたく経験をこの4人でできたことが、とても誇らしく思えます。 ・駒澤零 不思議な組み合わせの4人で作品をつくることができて、本当に新鮮でした!楽しかったです。元々はイベント「しぜすべ」の打ち上げで生まれた話ですが、イベントの化学実験感がこうして作品の形へとパッケージングされていくさまに非常にドキドキしました。ぜひぜひ、繰り返し聴いてみてくださいね!+o(__*) ・米澤柊 4人でこのような機会に恵まれたことは今の私にはとても刺激的なことでした。デモの時点で既に名曲をもってきたYoshinoさん、詩(詞)を書くことに対しても尊敬している布施さんや、出会って目まぐるしい一年を共にした駒澤さんと一緒に歌ったこと、その中でのコミュニケーションの化学反応がこの光る曲たちを生み出したのではないかと思います。(嬉しい!) https://www.youtube.com/watch?v=CSwgDOOY4fg&feature=youtu.be ◇Yoshino Yoshikawa + 布施琳太郎 + 駒澤零 + 米澤柊 – あの冬に複製された夢のコピー Label : KAOMOZI Release date : January 11 2023 Stream : https://linkco.re/QySGT4Qf ◇Yoshino Yoshikawa + 駒澤零 + 米澤柊 – Secret of Magic Label : KAOMOZI Release date : January 11 2023 Stream : https://linkco.re/NpC1eZRD
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