人生の詩と電子神秘主義最奥部|CECILIAがアルバム『CHOEUR』を発表

なぜ星は美しく作られたのか?

 

 

CECILIAは遊牧民の魂。愛、精神性、欲望、怒りの幻の糸で様々な時代を横断する実存主義の叙事詩のように。彼女は様々な肉体に宿り、様々な人物の中に身を置く。ある者は架空の人物であり、ある者は彼女にインスピレーションを与えた芸術家たちのように実在の人物であり、その影響は、小さな断片、直接的な引用、献辞、妖怪のような存在として『CHOEUR』に現れている。CECILIAは、彼女自身であったかもしれない、あるいは夢の中にしか存在しなかったかもしれない、人生の詩を伝統的なフランスとイタリアのソングライティングの道を、電子神秘主義最奥部へとねじ曲げる曲のコレクションの中で表現する。

 

『CHOEUR』の作曲は、アーティストの人生においてかなり不安定な時期である2023年1月頃に主に行われ、エレクトロニック・ミュージック制作の領域ではやや奇妙に見えるかもしれない、自発的で儀式的な方法で行われた。エゴのないソロ・ジャムや、意識のハイフン状態、観客のいないパフォーマンスから生まれた、やるかやられるかのエネルギー摂取の瞬間は、彼女の感情の荒野を極めてタイトなアレンジに注ぎ込む役割を果たし、最終的に激しく美しい曲のドラマトゥルギーを存在させた。崇高さを追求するCECILIAは、切断と再接続という逆説的な手順で全身を鍛えた。

 

Melissa Gagnéの7年間の創作サイクルにおける重要な作品『CHOEUR』は、Haunter Recordsからのデビュー作であると同時に、新たな芸術的アイデンティティの可能性への第一歩でもある。愛の結晶。『CHOEUR』は、畏怖、聖歌、怒り、痛み、幻影で出来ており、大地、水、星、海を祈り、精霊、稲妻、夜明け、夕暮れ、血、花を感じ、恩寵への回帰を呼び起こし、泥を愛し、遊びを切望し、夢の中に生き、愛によって創られた肉体の中に存在する。傷ついた心、解放的で恍惚とした心、美しさと、全てがありえないという悲しみ、さまよい、なぜ星はこんなに美しく作られたのか?

 

 

CECILIA – CHOEUR

Label : Haunter Records

Release date : October 4th, 2024

Format : Vinyl / Digital

https://haunterrecords.bandcamp.com/album/choeur

 

Tracklist

01. Grace Turn

02. Dieu est Fou

03. Cœur Couteau

04. When I Hear You

05. Extase Du Soleil

06. Affamés de Foudre

07. Lovers Play

08. Night Gazing

09. Birth

10. Unravel

11. Le Sel des Larmes de l’Enfance

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