2024/07/09
7/11-8/3 K Art Gallery
K Art Galleryにて、グループ展「MACHINE-MADE AURA」が開催。
「MACHINE-MADE AURA」展は、テクノロジーが大きな力を持つよう になった現代において、その影響がどのような新しい創造性を導くのかを探求するグループ展です。
人間が「道具」を発明して以来、 芸術のあり方もその影響を受けて大 きく変貌してきました。そして AI の登場によって、私たちの持つ創造性 の領域すらも、機械によって担われつつあります。この展示では、その人 間と機械の新しい共生関係が創り出した独特の美学に焦点を当てます。そして人間とマシンの融合が導く新しい芸術形式、その創造的思考 のあり方について思考を巡らします。アーティストとの相互作用により 機械がどのように世界を認識するのか。あるいは機械によって生み出さ れたイメージの無限の並行宇宙から、アーティストは何を発掘するのか。この領域に花開いたさまざまな方法論と生み出された作品を通じて、 未来の芸術が放つ魅力とその多様なアウラのあり方に触れていただければ幸いです。
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期 間 : 2024年 7月11日(木) – 8月3日(日)
会場 : K Art Gallery (東京都港区北青山3丁目7-5)
時間:12:00 ~ 18:00 月曜、火曜休館
– オープニングレセプション –
2024年7月12日(金)
17:00-21:00 * どなたでもご参加いただけます
category:NEWS
2025/02/19
Sence of Gradation / グラデーションの感覚 アンビエントの可能性を探求する7日間の都市型フェスティバル「MIMINOIMI – Ambient / Week – 」の第3弾が2025年5月5日(月・祝)〜11日(日)の期間に開催。過去2回では、Chihei Hatakeyama、岡田拓郎、Hideki Umezawaらによるライブパフォーマンスに加え、鳥越けい子、小沼純一、柳沢英輔らによるレクチャーや実験的なパフォーマンスなどが行われてきた。 以下、インフォ 今回のフェスティバル第3弾のテーマは「Sence of Gradation / グラデーションの感覚」です。 「グラデーション」は、様々な角度で音の認識や音楽行為への興味深い視座を提供してくれます。例えば、アンビエントとある種の伝統邦楽は、音響的質感や間の感覚において共通する雰囲気を持ち、それぞれ異なる背景を持ちながらも、聴覚的・方法論的な類似性の中でグラデーションとして存在しています。 さらに、一音一音に焦点を当てると、伝統楽器の微細なピッチの揺れやズレは、音の高さがグラデーションの中に位置づけられていることを物語っています。同様に、アナログモジュラーシンセサイザーの段階的なピッチの変化にも、微細な音のグラデーションが確認できます。 また、音楽が発せられる場のことを考えていくと、楽器やスピーカーが発する音、それを取り囲む空間、そして聴取者は、緩やかな音のグラデーションの中で共存していると言えます。このことは、音を単一の存在ではなく環境的に捉える上で興味深い視点をもたらしてくれます。 グラデーションを認識することは、微細な音、状態、情報の連なりを捉えることであり、その状態を受け止め、「グラデーション」に対しての感性を育んでいくことは、既存のカテゴリーや二元論を超え、リスナーがそれぞれの感覚を開いていく上で重要な契機となると主催者は考えます。 本イベントは、音楽のフェスであると共に、音を起点に様々な感覚を体験したり、新たな思考を育んでいく為の実験の場です。アーティストやイベントプログラムは、随時発表されます。 – 【開催概要】 日程:2025年5月5日(月・祝)~5月11日(日) 会場:東京都内各所(予定) チケット情報:後日発表 https://www.miminoimi.me/
2023/06/27
7/22 – 8/6 CALM & PUNK GALLERY CALM & PUNK GALLERYでは、2023/7/22(土)〜 8/6(日)の会期で、JACKSON kaki、toiret status、Szemán Petraの3名の作家によるグループ展「ZOR」が開催。 バーチャル・リアリティとHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を代表とするその周辺のテクノロジーをどのように解釈し、表現の素材としてどう扱うことができるのかをテーマとした展覧会。 3DCGを中心に、映像、サウンド、パフォーマンスなどマルチ・メディアを通して作品を制作するJACKSON kaki。自身が鑑賞した映画や音楽、プレイしたゲーム、フィールドレコーディングした音声などをサンプリングしてビートメイキングを施す toiret status。アニメーションやヴィデオゲーム的風景を用いて映像作品を制作するSzemán Petra。3人はバーチャル・リアリティーを構成するテクノロジーを素材としながら、多様な解釈や表現を生み出し、周辺の環境とメディアを巻き込むことで、オルタナティブな概念や環境を作り出す また、CALM & PUNK GALLERYの展示以外にも、会場内外でのイベントや、バーチャル空間における実験的な取り組みが企画されている。展示アーティストのみならず、すべての人が「バーチャル・リアリティー」について対話することができる場の創造を試みる。 展示について 2023年6月。Apple社から新型ヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」が発売されることが決まりました。その製品は、ARやMR、XRなどの言葉を使わずに「空間コンピュータ」として掲げられました。私たちを取り巻く「バーチャル・リアリティー」の環境は言葉の扱い方によって変容しています。 例えば、メタバースやサイバースペース、アバター、仮想など。人によって概念や解釈が異なる捉えられ方をしています。これを私は一つの面白さだと感じています。バーチャル・リアリティーは、多くの人にとって未知との遭遇であり、私たちはその存在に対して、時には恐れたり、喜んだり、歩み寄ったり、離れたりして、距離感を探っています。 そのようなバーチャル・リアリティーと、私たちの見えない関係性について探求すべく「ZOR」というプロジェクトを立ち上げます。ZORという言葉は無線用語で「点だけを送信してください」という意味です。3DCGのデータを構築する最小の単位は「Verticle(頂点)」であり、三次元空間では目に見えない仮想の点です。その仮想の点が繋がっていくことによって、線と面が作られ、バーチャル・リアリティーは構築されています。データの集まりに、私たちは何を想像することができるでしょうか?このプロジェクトを介して、美術に捉われず、音楽や文学、演劇、デザイン、映画など、さまざまな領域における芸術が、どのようにして「バーチャル」や「メタバース」といった「言葉」を扱ったり、イメージが形成されているかを収集し、そこからバーチャルやテクノロジーと人間の関係性を広げたり、新しい可能性や解釈を民主的に構築し、未来に向けて継続的なプラットフォームとなることを目標とします。 – 展覧会名:ZOR 参加作家:JACKSON kaki、toiret status、Szemán Petra 会期:2023/7/22(土)〜 8/6(日)13:00~19:00 開廊:水曜日 ~ 土曜日、最終日曜日 休廊:日曜日 ~ 火曜日 入場:無料 Direction : JACKSON kaki Co-Direction : 李静文 Planning cooperation:山本倫太朗 会場:CALM & PUNK GALLERY 東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F アクセス: 乃木坂駅から徒歩8分 六本木駅から徒歩15分 広尾駅から徒歩15分 Mail:calmandpunk@gasbook.net H P:calmandpunk.com Instagram: calmandpunkgallery
2023/01/10
新たな身体のフェーズ 昨年、平日のクラブを利用したグループ展としてContact Tokyoにて開催した「Imaginary Line」にも参加していた鷲見友佑 / YUSUKE WASHIMIによる最新映像作品《CONTENA》のスクリーニングが1月20日~ 22日の3日間で開催される。 – 鷲見友佑は、近作の《bind》やNew Balance「PARALYM ART 9BOX COLLECTION」で制作した装身具、あるいはファッションブランドHATRAのアクセサリーピースの制作など、プラスチック製品を用いた装着可能な作品で知られています。しかし、鷲見の制作には、それらが「身につけられるもの」であるのと同時に、そもそも身体が何かをつけることで別のものに変容するということ、あるいは何かを憑依させることのできる媒体であるということが根底にあります。 インターネットやゲームにおいて自身の分身であるアバターが代替可能なものであるように、現実における私たちの身体についても「装身」を通じて「変身」の可能性を模索することができるでしょう。鷲見の作品は、プラスチックという素材と3DCGに共通する表面性および中空性を手がかりに、此岸(リアル)と彼岸(ヴァーチャル)を行き来することで、「包装」ないし「装飾」というテーマから現代における空虚な身体性を問い直していると言えます。 本作は、今日における儀式の場として、TOPPAN VIRTUAL HUMAN LAB.(凸版印刷株式会社)のサポートのもと、高精度の人体計測(3Dスキャン)が可能な装置「ライトステージ」を舞台に撮影されました。日本伝統音楽を研究する kengoshimiz が音響を担当するのを筆頭に、石垣星児(写真)や 北原成貴(映像)、藤田卓見(演出補助)など、鷲見と同世代の感性も結集。鷲見の活動を研究対象とし、本作における共同研究者でもある山野井千晶によるリサーチの成果も併せて展示します。鷲見友佑が提示する新たな身体のフェーズを是非ともご覧ください。 開催概要 名称:鷲見友佑 スクリーニング展「CONTENA」 会期:2023年1月20日(金)– 1月22日(日) 会場:TAV GALLERY(東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布4F)[080-1231-1112] 時間:13:00 – 20:00 (有料) ※パンフレット付き/予約不要 入場:¥1200-
人工的な音像と、動植物的世界を結びつけるピュアな視点
2/23 渋谷STUDIO FREEDOM
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photo by Elsa Kostic more