2024/04/18
5/10 WWWβ
全国各地からテクノを燃やす新パーティPYRO第2回。北九州からHisao、博多からoxiboi、沖縄からKazuya、名古屋から東京に拠点を移したAkitoが出演。完全現場主義の”ローカル“というキーワードを元にそのスタイルを問う。
パンデミックを経てより濃さが増した日本全国のローカルシーンに注目し、それぞれの現場で培われたスタイルを唯一無二とした若い世代のDJを中心にフィーチャー。新たな時代の日本のクラブシーンの発展を目指し、“ローカル“というキーワードを元にそのスタイルを問う完全現場主義の新パーティー。
第2回となる今回は北九州からHisao、博多からoxiboi、沖縄からKazuya、名古屋から東京に拠点を移したAkitoが出演。また東京のローカルからは前回に引き続きykahと、levolantがラウンジフロアを彩る。
PYRO 2
2024/05/10 FRI 24:00 at WWWβ
U23 ¥1,500 / ADV ¥2,000 / DOOR ¥2,500
TICKET: https://t.livepocket.jp/e/20240510wwwb
Akito
Hisao
Kazuya
levolant
Mari Sakurai
oxiboi
Shinsuke Goto
ykah
Foor Design: Manato Itsubo
artwork: YESBØWY
Over 20 only・Photo ID required
category:NEWS
tags:PYRO
2020/04/19
Keigo Kurematsuによる撮影・編集 MOONSCAPEが、〈mouse〉より2020年リリース予定の1st LP『MONOLITH』に先駆けて、バンド史上初のMVを〈DISCIPLINE PRODUCTION〉のYouTubeチャンネルより公開。 今作「TOKYO」のMVは撮影編集をKeigo Kurematsu、レコーディングをKenji Komine as LSTNGT、タイトルドローイングをneudazeの布陣にて製作され、新旧の東京の風景、バンドを取り巻く周囲で起こっている風景をカットアップし、散りばめながら、反逆の業火を燃やす。KLONNS「HORDE」より続く2020年東京(地下)物語。
2025/09/25
PinkPantheress 日本初のテキスト・インタビュー パンデミックの最中にふと耳に入ってきた、ダウナーな陶酔感を伴う囁き声。タイムラインをボーっと眺めているうちにあの歌声のかけらを聴き、ハッとさせられた経験を持つ人は数え切れないほど存在するだろう。 イギリス出身のシンガーソングライター・PinkPantheressの甘く儚いウィスパーボイスと日記のようなリリックは、あのとき自室に拘束された人々の心へ癒やしを与えた。そして隔離の時代を終えた今、彼女は新たなポップスター、新時代のディーヴァとして世界中から絶大な支持を集めている。 UKガラージ/2ステップやジャングル/ドラムンベースといった、本来クラブのフロアに向けられるはずのものであったトラックをベッドルームに持ち込んだ彼女は、「自室からクラブを幻視する」という新たな視点を世の中にもたらした。 もちろんこうしたスタイルはもとから存在していたし、UKをはじめとする各所でも、ここ日本においても、ゼロ年代頃にはガラージやジャングルをR&B的なポップスに落とし込んだ音楽は受容されてきた(やや脱線にはなるが、UKのLoraine JamesはNTSラジオに「Japan 2000s R&B Special」と題したMIXを2024年に提供している)。 しかしながら、メロウな質感を伴うこれらの音楽をベッドルーム・ポップの内省的な気分と直結させ、かつスマートフォンの小さな画面とスタジアムクラスの巨大なベニューを並列化してみせたアーティストは過去何人存在しただろうか? 今回、そんな新時代のディーヴァ・PinkPantheressへ、AVYSSは日本のテキストメディアでは初となるインタビューを実施。質問票をDJのNordOstが作成、Zoom越しの取材をプロデューサーのXanseiが担当。彼女の内面や世界観へ、より近づくための手引きとなれば幸いです。 Interview : Xansei Question : Xansei + NordOst / 松島広人 Edit / introduction : NordOst / 松島広人 ──どうも。ご機嫌いかがですか? PinkPantheress:元気です、ありがとう! あなたはどう? ──元気です。Xanseiと申します。音楽プロデューサーをしています。今回、あなたへようやくインタビューできて嬉しいです。AVYSS含め、私たちは2021年頃からずっとあなたのことをフォローしてきました。 PinkPantheress:そうなんだ! オーケー、本当にありがとね。 ──まず、あなたの表現のルーツについてお聞きしたいです。あなたの音楽やビジュアルにはゼロ年代初期のノスタルジーと未来的な要素が混ざっています。そうしたスタイルを形作った個人的な記憶や文化的な瞬間はありますか? PinkPantheress:そうね……子どもの頃はMTVをよく観てたかな。っていうか、イギリスにはMTVみたいなものはあんまりなかったから、ミュージック・ビデオを流す番組をいっぱい観てたの。とにかく全部チェックしてた。たとえばCraig Davidみたいな、当時の音楽をたくさん。2000年代頃かな。そういうものを脳が全部吸収しちゃったみたいで、ダンスミュージックには小さな頃からすごく惹かれてたと思う。 ──なるほど! PinkPantheress:結構早いうちから音楽、とくにダンスミュージックのファンになっちゃったのは、テレビの音楽プログラムがきっかけだと思う。ずっとそういうのが好きだったから、それが自分の音楽につながってる感じかな。 ──いいですね。あなたはパンク・ロックも好きだったとお聞きしました。 PinkPantheress:うん、好きだった。15歳くらいのティーンエイジャーの時期にそういうフェーズがあって、すごくハマってたの(笑)。その後はK-POPの大ファンになって、KAYTRANADAを知ってからはダンスに夢中になったりもしたし。 ──次の質問に移ります。あなたはPinkPantheressとして、5年の間でアンダーグラウンドで知られる存在から2020年代の中心的アーティストになりました。その間、最も変わったこと、あるいは変わらなかったことは何でしょうか? PinkPantheress:一番変わったのは、やっぱり知名度だと思う。最初は匿名みたいな感じで、顔も出してなかったし。でも年を重ねるにつれてインタビューや撮影、表紙とかもやるようになって、広く認知されるようになったの。だから一番変わったのは「どれだけ人前に出るようになったか」ってことかな。顔を出すことにもだんだん慣れてきたしね。 ──約5年のキャリアの中で、「これで人生が永遠に変わるかもしれない」と思った瞬間はありましたか? アルバムやEPを出すときや、曲を作ったときに「これがその1曲だ」と思ったことは? PinkPantheress:一番人生を変えたのは、たぶん「Boy’s a Liar」かな。あの曲を作ったとき、よりメインストリームのオーディエンスに届いてるって感じたんだ。私のキャリアの流れを変えたと思う。それまではまだちょっとアンダーグラウンドな感じだったし。 ──曲を作るとき「これがその曲だ」と感じることはありますか?それとも期待はしないタイプですか? PinkPantheress:いや、学んだのはね、「これは来る!」って思った曲が実際には大ヒットまではせず、「これはダメかな?」と思った曲がすごく伸びたりするってこと。そういうときは「あ、間違ってた!」って気分になる(笑)。 ──よくあることなんですね(笑)。 PinkPantheress:何度かあるかな。でも「Boy’s a Liar」は最初から広く伝わる予感がしてたの。 ──あなたは曲作りのプロセスについて、まずビートを聴いたり作ったりして、その上にハミングやトップラインをのせて、そこから歌詞が出てくると話していましたね。作曲するとき、ヘッドフォンで1人で聴いている人をイメージしますか? それとも何千人もの観客を思い浮かべますか? PinkPantheress:曲を作るときは、まず「みんながどう歌うか」を考えるかな。たとえばパーティーとかクラブで、みんなが一緒に口ずさめる歌詞ってどんな感じかな? って。だから、ビートよりもリリックと、それがクラブでどう響くかを考えることが多いかも。 ──最初から「これは大勢の人に向けるための曲だ」と思うことは? PinkPantheress:時々思うこともあるけど、たいていは考えないようにしてる。大きな観客とかステージを想像するとちょっと怖いしね。けど、曲がヒットしてからは「このフレーズを大勢が一斉に歌ったら気持ちいいだろうな」って考えることはあるかな。 ──あなたの世界観はインターネット的な美学やTikTokなどのソーシャルメディア文化とも結びついています。人々はそのようなカルチャーが内包する「飽和」や「燃え尽き」について語りますが、そうした大量の情報の中で、創造性をどう守っていますか? PinkPantheress:実は、私はそんなにネットばっかり見てるわけでもないの。まあ見るけど、TikTokやInstagramリールはそんなに観ないかな。どちらかというと、テキスト中心のプラットフォームをチェックするの。Twitter (X)とかね(笑)。あと、普段は友達とすごくアクティブに遊ぶから、なるべく彼/彼女たちと過ごして外に出かけるようにしてる。家にこもってばかりだとメディアに飲み込まれちゃう感じがするから、外に出ることは大事だと思うな。 ──これは日本のメディアとの初めての本格的なインタビューのひとつになると思います。昨年は来日公演がキャンセルになってしまいましたね。音楽以外で、日本の文化について好奇心を持っていることはありますか? 食べ物やファッションなど、なんでも結構です。 PinkPantheress:うん。日本には実際に遊びに行ったこともあるんだけど、本当に大好きな国。ある場所にすごく興味があって…名前を忘れちゃったんだけど、全部がミニチュアになってる場所。 ──リトル・トーキョーですか? PinkPantheress:いや、違うの(笑)。LAじゃなくて、日本にあるスポットで。町とか全部が小さいやつ。名前が思い出せないんだけど……。とにかくそういう観光スポット*に行ったんだ。ディズニーランドにも行ったし、博物館みたいないろんな施設にも行った。すごく楽しかった! 日本のアニメも好きだから、とにかくいろんな場所に出かけてみたの。 (*編注:おそらく「SMALL WORLDS TOKYO」のことかと思われます) ──好きなアニメは? PinkPantheress:「黒執事」が好き! あと「デスノート」も。まあ「デスノート」はみんな好きだよね(笑)。でも私は「黒執事」が一番のお気に入り。日本は食べ物も最高だったし、またすぐにでも行きたいな。 ──好きな日本食を3つ挙げるとしたら? PinkPantheress:あまり人気じゃないかもしれないけど、お弁当って食文化のコンセプトが好き(笑)。ハリーポッターのテーマパークに「ハリーポッター弁当」っていうのがあって、それがめっちゃ良かったの。あとはトンカツとうどん。日本食、ほんと大好き! ──音楽の話に戻ります。K-POPについてよく言及されていますが、日本の音楽、J-POPも聴いたりしますか? PinkPantheress:ティーンの頃はBABYMETALが好きで、15歳のときにライブにも行ったの。他にも好きなのはあるんだけど、名前をうまく発音できないから恥ずかしいな(笑)。でもアニメが好きだから、オープニング曲を通じて日本のバンドも知ったりした。「デスノート」の主題歌をやってるマキシマム ザ ホルモンとか、カッコいいと思う! ──最後に。今の時代、生き方に迷っている日本の若者に向けて、何かアドバイスやメッセージをいただけますか? PinkPantheress:そうね……今は情熱を見つけるのが難しい時代だな、と思う。何に情熱があるのか分からない人も多いし。頭の中で「私はこれに情熱を持ってる」って思ってても、それを人に話すのが怖いってこともあるよね。だったら、無理に話さなくていいんだよ、って言いたい。秘密のままやればいい。私は何でも「秘密でやればいい」って思ってる。怖かったり不安なことは、秘密でやればいいよ。そうすれば情熱に近づける。たとえば「DJをやってみたいけど人に見られるのが恥ずかしい」って人もいると思うけど、なら人に見せずに練習すればいいし! ──日本へのメッセージはありますか? PinkPantheress: また旅行しに行きたいな、候補リストに入れてるくらい。前回やり残したことがあるから、今年もまた行きたいんだ。あと日本には私のファンベースがあるって聞いてるから、実際にライブもしたい。前に日本に行ったとき、野球観戦やプロレスを観に行ってみたんだけど、ファンの熱狂ぶりがすごくて。コスプレしてたり、とにかくヤバかった(笑)。だから、日本のファンがどんなバイブスなのか体感してみたいな。 ──早く来てくださいね、もうすぐ寒くなりますから。 PinkPantheress:え、寒くなるの? 知らなかった! 雪も降るの? うわ、すごい! ――ええ、11月頃は木の葉も色づいて、一番いい季節ですよ。 PinkPantheress:そうなんだ! ──本日はありがとうございました! PinkPantheress:本当にありがとね。いつかみんなの前でライブできるのを楽しみにしてる! ──Hello. How are you doing? PinkPantheress : I’m good, thank you. How about you? ──I’m good.
2022/05/21
6/10 SPREAD & ILLAS SHACKLETONやKarafuto(Tanaka Fumiya)等も招き、ダブステップとテクノを試みたKEIHINとの伝説的なパーティALMADELLAやGRASSROOTSでのレギュラー・パーティGUERILLA~LOCUS、CISCOやJestsetのテクノ・バイヤー等の活動を経て、ヒップホップ、レゲエ、ダブステップ、ハウスにも共通するベースラインとテクノの音響空間が交わるエッジを際立たせてきたDJ/プロデューサーRILLA。 2020年にTorei主宰の〈Set Me Fire〉からのEPリリースを皮切りに長年の活動休止から再開に至り、続いて中国オルタナティブ・クラブの起点ALLの初期において基盤ともなったGaz Williamsよるカルト・レーベル〈SVBKVLT〉から本年EP「遊撃」をリリース、作品を出しながらもコロナ禍の自粛によって現場から遠のいていたRILLAが東京では6年ぶりの出演、完全復活を遂げる「遊撃」のリリパを開催。 ゲストにダブを起点に”沼”なる特異なサイケデリアを創り出してきたCOMPUMA、日本人アーティストも多数リリースするUKの〈Bedouin〉からアルバムをリリースしたばかりのMars89のライブ・セット、〈Set Fire To Me〉のレーベル活動におけるキュレーションでも着実な歩みを見せるTorei、ダブの奥地へ突き進む京都のGunilla、そして現在活動休止中のRILLAの盟友でもあるシークレット・ゲストが東京での復活を祝してラインナップ。ILLASでは実験音楽としてのPSY(サイケ)をテーマにサイケxブレイクなトランス・コアとも言えるHARETSU、野外からクラブまで精力的な活動で現行のトランス界隈を疾走するTEI TEI、渋谷の新スポットTangleやFLATTOPの一員でもあるジャズコレクティブNoNationsの実験派Tonydot、スローテンポなオーガニック・テクノ/エレクトロに邁進する鏡民がラインナップ。 ゆったりとしたダブステップやダンスホールから高速的なフットーワークやシンゲリのようなマルチレイヤーのリズムとベースの矢を放ち、サイケデリックな沼や渦となって覚醒していくある種の儀式のような世界観を通じ、オーガニックにテクノを拡張するRILLAの遊撃が始まる。 RILLA – 遊撃 release party 2022/06/10 FRI 23:00 at SPREAD & ILLAS ADV ¥2,000 / DOOR ¥2,500 / U23 ¥1,500 +1D for All entrance fees 🎟https://ra.co/events/1537995 遊撃@SPREAD RILLA – Release set – Secret Guest COMPUMA Mars89 – LIVE Torei Gunilla PSY@ILLAS HARETSU TEI TEI Tonydot 鏡民 artwork: Tianyi layout: ginji kimura promoted by melting bot / Local World – 全てのエントランス料金に別途ドリンク・チケット代¥600がかかります / All entrance fees
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