2024/03/28
恵比寿LIQUIDROOMにてリリースパーティ開催
2023年夏をもって第一期の活動終了を宣言したDos Monosの第二期がスタートし、3年ぶりのアルバム『Dos Atomos』のリリースが発表。今回の発表に伴って内モンゴル自治区生まれ、東京都在住の写真作家・Ryu Ikaによるアーティスト・ビジュアルも公開。
6月15日には「Dos Atomos Release Party 〜 Theater D vol.4」を恵比寿LIQUIDROOMにて開催。本日よりチケットのプレオーダーがスタート。イベントにはDos Monosの他にもスペシャルゲストの出演が予定されている。
これまでに漫画家・林田球のSF大宇宙漫画「大ダーク」とのコラボレーション映像、映画「HOW TO BLOW UP」のオリジナル・ティザー映像、そして先日発表された超RIZIN.3の朝倉未来 vs 平本蓮戦のティザー映像にて徐々にその片鱗を見せていたDos Monos第二期の活動ではあるが、未だその大部分は謎に包まれている。
【第二期始動にあたって荘子itコメント】
”Dos”と”Monos”はそれぞれスペイン語で「2」「猿」を意味し、第一期Dos Monosは「猿2.0(=人間とは似て非なる存在、異なる進化をした人間界のバグ)」として、現行のシーンのオルタナティブを目指してきた。デビューアルバムの”Dos City(もうひとつの街)”というタイトルにも、東京育ちの自分達がやる音楽を「東京の音楽」として一括りにされたくないという強い反骨心を込めていた。
しかし、その後世界各国でツアーをする中で、単にオルタナティブであるということは、日本の外に出てみればむしろ自明の前提に過ぎないという感触を得た。共演した世界最高峰のアーティスト達は、誰もがオルタナティブであると同時に、それぞれのルーツを感じさせるが故に説得力のある音楽をやっていた。自分達だって、良くも悪くも「日本からやってきたオルタナティブ」として認識され、聴かれていることを肌で感じた。
さらに言えば、各個人が全くバラバラに活動する自分達は、グループとしていつ分裂してもおかしくないギリギリの状態だった。そんな中、疲れ果てたヨーロッパツアーの帰りの飛行機の中で、僕が次のアルバムのキーとなるアイディアをメンバーに語った(僕自身、朦朧状態で喋りながら自分がそんなことを考えていたのかと驚いた)時に、それまでのどんよりとした倦怠感が、急に太陽が差し込んだように晴れ渡った。
こうした体験を契機とし、改めて自分達、ひいては日本の核にあるものをコンセプトとして据え直し、第二期Dos Monosへと移行することを決めた。
“Monos”はスペイン語では「猿」だが、ギリシャ語の”Monos”は「単一の」という、”Atom(=原子)”の語源であるギリシャ語の”Atomos(=それ以上分割できないもの)”と非常に近い意味をもった単語だ。第二期Dos Monosはこちらの意味を採用し、これまでの「ドス猿」というある種のステレオタイプをなぞってもいた表象を捨て、より本質的な自分達の姿である「ドスアトモス」、即ち、核融合によって光り輝く太陽のオルタナティブを目指して、新たに始動する。
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Dos Atomos Release Party 〜 Theater D vol.4
日程:2024年6月15日(土)
会場:恵比寿LIQUIDROOM
OPEN / 17:00
START / 18:00
一般:¥5,000
UNDER 23:¥3,500
出演:Dos Monos & Special Guest
チケットプレオーダー:https://eplus.jp/sf/detail/4074150001-P0030001
プレオーダー期間:3月28日(木) 20:00~4月10日(水)23:59
category:NEWS
tags:Dos Monos
2023/04/28
「 RIZIN LANDMARK 5 」イメージソング収録 3人組HIP HOPクルー・Dos Monosが新曲「Theater D (Encore)」を追加収録した1stアルバム『Dos City』(2019年発表) のデラックス・バージョン『Dos City (Deluxe)』をリリース。 追加収録曲「Theater D (Encore)」は明日2023 年 4 月 29 日(土・祝)国立代々木競技場 第一体育館にて開催される日本最大級の格闘技イベント「 RIZIN LANDMARK 5 」のイメージソングとしても使用されている。 – 荘子itによる公式コメント Dos Monos第一期終了、第二期始動 「飯塚、ラップしねぇ?」と、僕がメンバーのTaiTan(当時ラップ未経験どころかヒップホップほぼ未聴状態)を誘ったのは大学卒業も間近の頃だった。Dos Monosは当初、お互いヒップホップに夢中だった僕と没の二人で組んだグループで、そこに引き入れた形だ。その時から既にDos Monos(直訳すれば二匹の猿)とグループを命名済みだったのだから、蛇足のようだが、今の姿を見れば明らかなように、間違いなく画竜点睛であった。我ながら英断だ。かくして、Dos Monosは二匹の猿という一般名詞を超えた、ドスモノスという異形の固有名詞となったのだ。 やがて、1stアルバム『Dos City』をリリースした2019年3月からも4年が経ち、コロナ禍やAIの急速な進化といった地球規模の目まぐるしい変化の中で、僕たちの生活世界もまた、予想もしない形で様変わりした。僕は昨年結婚し、今年の3月に子供も産まれた。他の二人の状況(というか見た目すら)も結成当時から大きく変わった。 1stのコンセプトであった“もうひとつの街(Dos City)の音楽”(生まれ育った東京の街にずっと違和感を抱き続けながら、同時に愛してもきた自分達にとっての、最も空想的で最もリアルなオルタナティブ・シティ・ミュージック)は提示できたと自負している。自分達の中だけにあって、世界中のどこにもなかったこの音楽を、もっと世界に響かせ、より大きな社会との接点を持ちたいと願うようになった。 「シティからネイションへ」の拡張についてぼんやり考えていたある日、僕の脳内に電流が走った。「世界に数多潜む未発見の結びつき」の一つを発見してしまった時にだけ走る、あの独特な電流だ。荘子itという名前を「発見」した時や、曲作りや作詞の時にも必ず訪れた。しかも今回は、活動全体のシーズンを入れ替える程の概念的なインパクトの大きさでそれがきた。 残り二作品のリリースをもって〈Dos Monos第一期〉の活動を終了することにした。 一つ目のリリースは、サンプリングヒップホップのマエストロ達に薫陶を受けてビートメイクを始めた僕が、これまで培ってきた第一期Dos Monosのサウンドシグネイチャーを捨て、一切のサンプリングを使わずに制作した“Theater D (Encore)”を収録した『Dos City (Deluxe)』だ。原曲の“Theater D”は1stアルバム『Dos City』の1曲目、言わばDos Monosの原点で、今回のバージョンはずっとライブオンリーで披露してきた。というのも、全く作り方の異なるこのバージョンを他のDos Monosの楽曲と並列することに作り手としてどうしても違和感があったからだ。 二つ目は第一期の集大成としてのライブアルバムで、最近のDos Monosのライブに足を運んでくれた方々はご存知だろうが、僕がギターを弾き、サックスの松丸契を筆頭としたバンドメンバーを加えて既存の曲をアップデートした現状を伝えるものだ。ここに収録されたライブのMCでも話しているように、バンドや生演奏を加えることにさえ、当初はかなり逡巡があった。 これらのリリースが急に自分的に“アリ”になったのは前述の「発見」があったからだ。「ヒップ・ホッブスの闘争状態からジョン・ロックの社会契約へ」。この一文が閃いた後、僕の頭の中の風景は一変した。 「オーガナイズドコンフュージョン」という言葉などに代表されるような、〈闘争状態=ホッブス〉をDos Monosのこれまでの音楽では表現していたが、その状態はリヴァイアサンを必要とした。むろんリヴァイアサンになりたいわけではなかったのだが、全楽曲の制作者としての僕はかなり自意識を肥大化させてしまっていた。段々とDos Monosの音楽活動はメンバー間でフェアなものではなくなり、そこにフラストレーションや苛立ちがつのることもあった。 もっと王権神授説的なものではない、個々人のための〈社会契約=ロック〉を音楽として表現してみたいと思うようになった。そもそも僕と飯塚(TaiTan)と没は中高時代にロックバンドをやっていたのだが、改めて「ロックがやりたい」と素朴に思った。放蕩息子のロック帰還である。第二期から、Dos Monosはヒップホップクルーを経て、ロックバンドになる(戻る)。 第一期最後の二つのリリースを架け橋として、1stから5年目となる2024年3月に、Dos Monos第二期を始動する。 Dos Monos – Dos City (Deluxe) Release date : April 28
2024/04/05
4/19〜4/23 麻布台ヒルズ ギャラリー 2024年の5月にリリースするニューアルバム「Dos Atomos」より第二期活動をスタートするアーティスト・Dos Monosが前代未聞のリスニングパーティー「ATOM ALONE」を開催。 4/19〜4/23の5日間限定で、東京・麻布台ヒルズ ギャラリーにて開催される本企画は、Dos Monosの最新アルバム「Dos Atomos」のリリースから1ヶ月も先駆けて、最速で聴くことが出来るという内容。ただし参加できる人数は各回でたった”1人”のみ。下記の専用フォームから応募者を募り、メンバーが選考を行う。 「ATOM ALONE」が開催される麻布台ヒルズ ギャラリーの広大な会場には、革新的なスピーカー技術を駆使して透明感のあるサウンドを実現する音響メーカー・ADAM Audioの最高級スピーカーとウーハーを用意。新アルバム「Dos Atomos」のサウンドを爆音で独り占めできるように。 さらに、スコッチウイスキーブランドのJOHNNIE WALKERが企画サポートをしており、会場内では最高級スピーカーで新アルバムの視聴をしながら、JOHNNIE WALKERの最高級ラインである 「JOHNNIE WALKER BLUE LABEL」を飲めるという贅沢な体験が楽しめる。また、PERIMETRONのメンバーとしても活動するMargtがアートディレクターをつとめ、高畠新が会場デザインを担当した。 本企画「ATOM ALONE」は、新アルバムのタイトルの基ともなった「Atom=原子」が世の中の最小単位を表す概念であることから、着想を得ている。 – ▼ATOM ALONE 日時:4/19(金) 〜 4/23(火) 会場:麻布台ヒルズ ギャラリー https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/about.html 主催:Dos Monos 協賛:JOHNNIE WALKER BLUE LABEL / QUALITY FOODS CO., LTD. 協力:ADAM Audio / 株式会社静科/ Focusrite 特別協力:TOKYO culture research Creative Director: TaiTan Art Director :Margt Space Designer:Arata Takabatake(Margt/PERIMETRON) ▼ATOM ALONE応募フォーム: https://x.gd/W92m7 (〆切4/11 23:59) ※本イベントに関する会場へのお問い合わせはお控えください。 ※本イベントは未成年の方はご参加いただけません。
2022/07/29
限定500枚のCD受注開始 これまでにもUKのロックバンド・black midiや、USアリゾナのHIP HOPグループ・Injury Reserveなどの音楽関係だけに止まらず、台湾のIT担当大臣・オードリー・タンとの共作などを発表してきたDos Monosが、新たに「時をかける少女」や「パプリカ」、「残像に口紅を」などの作品で知られる日本文学界の巨匠・筒井康隆とのコラボレーション・アルバム『だんでぃどん feat. 筒井康隆』のリリースを発表。 本作は「文學界」 2020年11月号に掲載された筒井康隆の短編「ダンシングオールナイト」と長編 「ダンシング・ヴァニティ」(2008)をもとに制作された、全編トータル20分にも及ぶ組曲編成の作品となっており、今回は全編のうちの冒頭約5分がDos Monosの公式YouTubeチャンネルで先行公開された。 更に本日からDos MoonsのオフィシャルサイトStore Dでは本楽曲を全編収録したCD作品(限定500枚)の受注販売も開始。 9月上旬には本楽曲のコア部分である楽曲「DOG EATS GOD feat. 筒井康隆」の配信リリースも予定されており、本プロジェクトの一部が徐々に垣間見れる仕組みになっている。また8月5日発売の「文學界」 2022年9月号ではDos Monosのリーダーである荘子itによる本プロジェクトの制作過程を語ったインタビューも掲載されており、本書がプロジェクトの概要を深く理解するための手引書としても機能している。 なお、楽曲には筒井康隆本人の朗読に加え演劇団体「マームとジプシー」の青柳いづみが参加。筒井康隆の書き記した文字が巨大な化け猿に変貌する様を描いた本作のジャケット・アートワークは映像クリエーターとしても知られるFranz K Endoが担当した。 Dos Moons – だんでぃどん feat. 筒井康隆 受注販売サイト : https://dosmonosjp.stores.jp/ ※CDの発送は9月〜10月を予定しています。
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