2024/03/12
AVYSSで収録曲「airborne」プレミア公開
innerinnerlifeのアルバム『ILYSM』は、生きてきた完璧な瞬間、そしてこれから訪れるその瞬間をテーマにしている。視線を戻し、ノスタルジアの震えるような抱擁を甘受し、過去を再訪することと、そこに留まることの境界線。10代のエピファニー、音楽が誘う最初の鼓動のスキップ、呼吸、囁き、感情、振り返って初めて実現する夢の眩しさ。
親密で煌びやか、羽のように軽やかなドリフトアウェイ「this reminds me of U」と「if u want」は、雨で曇った窓から差し込む朝の光のように。Mikey Enwrightの日記的な瞑想「airborne」は、舞い上がりながらインストゥルメンタルの上で、渦を巻いてため息をつく。「what rhymes with getting by」や「if life was soft」は、柔らかく紡がれたガーゼに包まれているようで、記憶のように繊細。このアルバムは、起こったことに取り組み、次に起こることに頭を高く掲げている。癒し、そして引き離す。人生は不完全だが、完璧を秘めている。
innerinnerlife – ILYSM
Label : Transatlantic
Release date : March 22 2024
https://transatlanticrecords.bandcamp.com/album/ilysm
Tracklist
1. this reminds me of U
2. what’s left inside your mouth (feat. dpe0)
3. goodnight prom queen
4. airborne (feat. Mikey Enwright)
5. if u want
6. what rhymes with getting by
7. bleib 8. drēm (feat. Aestum)
9. if life was soft
10. ILYSM
Production & Arrangement by innerinnerlife
Artwork by Daiki Miyama
Words by Madjestic Kasual
Mastered by axemblem (f.k.a. cellvl)
category:NEWS
tags:innerinnerlife
2025/06/18
全国19箇所を廻るクラブツアー発表 独自のワードセンスと類い稀なビートアプローチを武器に頭角を現したMIKADOは2024年にリリースした「言った!!」で注目を集めた。そんなMIKADOが全21曲収録のアルバム『HOMUNCULUS』をリリース。 本アルバムは同郷のプロデューサーであるHomunculu$によるオールプロデュース作品であり、「HOMUNCULUS(=不完全な存在)」という本作品にリスナーを交えることで完全体になるという、想いが込められた作品。また、全国19箇所を廻るクラブツアーも発表。シーンのみならず、世を震撼させるMIKADOの最新形の表現をしかと体感して頂きたい、とのこと。 MIKADO – HOMUNCULUS Release date : June 18 2025 All produced Homunculu$ Artwork:Tanimachi Fumiya Stream : https://linkco.re/qA16GUZe Tracklist: 01.石ころからダイヤ 02.ADHDTHC 03.SENSU 04.BIG FOOT(MIHARA) 05.SAKE 06.ナイトミュージアム 07.Dirty (prod. Homunculus & Nova) 08.Rich’s sound 09.TIME IS MONEY 10.TOES 11.CAMO 12.In The Rain (skit) 13.HOW 2 RiCH 14.HOW MUCH (prod.Homunculus & June) 15.HOW ARE U 16.昔とは違う 17.相談(prod.Homunculus & Zot on the Wave) 18.LONCINO 19.Cloudy Freestyle (prod.Homunculus & Zot on the Wave & Nova) 20.SOLO (prod.Homunculus & Lion Melo) 21.Check Mate 07.12(土) 和歌山 G.O.A.T – DAY EVENT|ENTRANCE FREE 07.18(金) 埼 玉 Club Nineteen 07.20(日) 広 島 CLUB
2024/01/18
エモーショナルな共鳴を見つけようとしてるだけ Vegynがアルバム『The Road To Hell Is Paved With Good Intentions』を発表。リリースは自身が主宰する〈PLZ Make It Ruins〉からとなり、アルバム発表にあわせてニューシングル「The Path Less Travelle」とビデオを公開。90年代00年代初頭の美しいエレクトロニカを彷彿とさせるノスタルジックな楽曲で、Joshua Gordon監督による粗くローファイなミュージックビデオはサウンドにマッチしている。 プロデューサー、DJ、デザイナー、レーベルオーナーと様々な顔を持つVegynことJoseph Winger Thornalley。2022年には70曲以上を収録したミックステープ『Don’t Follow Me Because I’m Lost Too!!』を発表し、昨年にはフジロック出演も果たした。彼は、本作に取り組むにあたって、本人が言うところの「いくつかの標準以下の作品」、つまり日の目を見ることのないレコードを何枚か作ったことで、古いパターンから脱却する必要を感じたという。洗練されたサウンドや、広大でオープンエンドなアイデアの代わりに、不完全さを許容したことで、一つ一つの楽曲が高揚感と不気味なメランコリアの間で綱渡りするような、 精巧に作り上げられた作品が誕生した。 本作『The Road To Hell Is Paved With Good Intentions』は、自由奔放な実験空間から生まれた。世界各地のスタジオ、リビングルーム、ホテルの部屋などで新曲を書き上げた。 他の作品と同様、本作のタイトルも曖昧さに満ちている。直訳すると「地獄への道は善意で舗装されている」となるこの言葉が、実際に何を意味するのかを考えたとき「正しいことをすることで、かえって問題を増やしてしまう」といったことや「良いことをしようという頭の中の考えは何の役にも立たない」といった考えがVegynの頭に浮かんだ。いずれにしても、意図と行動の間にある分裂を捉えた言葉だと彼は説明している。 今作では、トレードマークでもある独特の華やかさやBPMの変化よりも、メロディーや曲構成に重点が置かれており、それが完成度の高さにつながっているのは間違いないが、それでもVegynらしい皮肉の効いたユーモアやノスタルジックな瞬間は作品全体に散りばめられ、それがVegynのすべての作品に共通する多幸感とメランコリーの絶妙なバランス、そして慰めと安らぎをもたらしている。 「実験し続けることで、自分が求めているものを表現する方法を自分なりに作り上げてきた。僕はただ、エモーショナルな共鳴を見つけようとしているだけなんだよ。」 – Vegyn Vegynの最新作『The Road To Hell Is Paved With Good Intentions』は、国内盤CDとデジタル/ストリーミング配信が4月5日、輸入盤が5月24日にリリースされる。国内盤CDには、解説書と歌詞対訳が封入され、ボーナストラック「Goodbye!」が追加収録される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、特殊パッケージの数量限定盤(シルバー・ヴァイナル)の2形態で発売される。 Vegyn – The Road To Hell Is Paved With Good Intentions Label : PLZ
2024/07/25
なぜ星は美しく作られたのか? CECILIAは遊牧民の魂。愛、精神性、欲望、怒りの幻の糸で様々な時代を横断する実存主義の叙事詩のように。彼女は様々な肉体に宿り、様々な人物の中に身を置く。ある者は架空の人物であり、ある者は彼女にインスピレーションを与えた芸術家たちのように実在の人物であり、その影響は、小さな断片、直接的な引用、献辞、妖怪のような存在として『CHOEUR』に現れている。CECILIAは、彼女自身であったかもしれない、あるいは夢の中にしか存在しなかったかもしれない、人生の詩を伝統的なフランスとイタリアのソングライティングの道を、電子神秘主義最奥部へとねじ曲げる曲のコレクションの中で表現する。 『CHOEUR』の作曲は、アーティストの人生においてかなり不安定な時期である2023年1月頃に主に行われ、エレクトロニック・ミュージック制作の領域ではやや奇妙に見えるかもしれない、自発的で儀式的な方法で行われた。エゴのないソロ・ジャムや、意識のハイフン状態、観客のいないパフォーマンスから生まれた、やるかやられるかのエネルギー摂取の瞬間は、彼女の感情の荒野を極めてタイトなアレンジに注ぎ込む役割を果たし、最終的に激しく美しい曲のドラマトゥルギーを存在させた。崇高さを追求するCECILIAは、切断と再接続という逆説的な手順で全身を鍛えた。 Melissa Gagnéの7年間の創作サイクルにおける重要な作品『CHOEUR』は、Haunter Recordsからのデビュー作であると同時に、新たな芸術的アイデンティティの可能性への第一歩でもある。愛の結晶。『CHOEUR』は、畏怖、聖歌、怒り、痛み、幻影で出来ており、大地、水、星、海を祈り、精霊、稲妻、夜明け、夕暮れ、血、花を感じ、恩寵への回帰を呼び起こし、泥を愛し、遊びを切望し、夢の中に生き、愛によって創られた肉体の中に存在する。傷ついた心、解放的で恍惚とした心、美しさと、全てがありえないという悲しみ、さまよい、なぜ星はこんなに美しく作られたのか? CECILIA – CHOEUR Label : Haunter Records Release date : October 4th, 2024 Format : Vinyl / Digital https://haunterrecords.bandcamp.com/album/choeur Tracklist 01. Grace Turn 02. Dieu est Fou 03. Cœur Couteau 04. When I Hear You 05. Extase Du Soleil 06. Affamés de Foudre 07. Lovers Play 08. Night Gazing 09. Birth 10. Unravel 11. Le Sel des Larmes de l’Enfance
1stアルバム『混乱するアパタイト』CD版発売決定 more
最新EPから「Ash」のアコースティック版がリリース more
Text : つやちゃん more