2023/09/21
鋸歯状アートプログレ
Tongue in the Mindは、マルチメディア・アーティスト/DJ/ライターのJuliana Huxtableと、マルチ・インストゥルメンタリストの作曲家であるJoe Rinaldo Heffernan(aka Jealous Orgasm)の、ほぼ10年にわたるクリエイティブな行き違いから生まれた。
ニューヨークで即興パフォーマンス・アートとしてスタートしたこのプロジェクトは、2人の互いへの信頼が高まるにつれ、より作曲的なコラボレーションへと変化していった。Juliana Huxtableはマイクを置いてシンセとパーカッションでジャム、Joe Rinaldo Heffernanは楽器からボーカルに移る。制作とアレンジは相乗的なプロセスとなり、少しずつ明確な音楽的指紋が現れていった。
デュオは2023年にトリオとなる。ニューヨーク拠点のプロデューサーで、Via Appの名前で知られているDylan Shirが参加。鋸歯状でハイコンセプトなプログレ・メタルに目まぐるしいサンプル、エレクトロニック・ドラム、シンセを加えた。過去10年間、Dylan Shirはコバルト色のSFクラブ・エクスペリメントで評判を高めている。2人との親密な友情は、深い創造的交流へと変容。Dylan Shirは、Tongue in the Mindの叙情的でメタな音楽物語に宇宙的なバックボーンをもたらし、バンドのノイジーで華麗な振動にローエンドとダンスフロアの神秘主義を加えた。一方、Joe Rinaldo Heffernanはメタルとパンクへの長年のこだわりをクラシカルなアレンジに反映させ、現在ニューヨークとベルリンを行き来するJuliana Huxtableは、画期的なDJと言葉を変える詩人としての長年の経験から創造的な知識を授けている。
このトリオの音楽は枠に閉じ込めることが難しい。ロック、ジャズ、クラブ、実験フォーマットを振動させながら点描的に変化し、3人のクリエイティブな過去を、重複させることなく引き出している。そのエネルギーはステージに導き、MoMAの依頼でPerforma 15に出演し、バルセロナのPrimavera Soundで演奏し、2018年にはオランダのRewire Festivalを締めくくった。
彼らのデビューシングル「Pretty Canary」が本日〈PAN〉からリリース。デビューアルバムも予定されており、現代のニューヨークの混沌と歪んだエレガンスを取り入れている。ポストパンクやノー・ウェイブ、プログレ反映させ、官能的で倒錯的で肉体的なこの音楽は、何が現実かではなく、何が贅沢かを問うことで、サイケデリアの約束に立ち向かっている。
Tongue In The Mind – Pretty Canary
Label : PAN
Release date : September 21 2023
Stream : https://pan.lnk.to/PrettyCanary
category:NEWS
2022/04/04
TikTok経由のゴス・スター 恐怖や不安に立ち向かうTikTok経由のゴス・スター。Xowie Jonesが、デビューシングル「UH OH!」をBANK Artists/Elektra Recordsよりリリース。Erik Rojasが手掛けたミュージックビデオも公開。 10代でホームレスになった経験を経て、現在はロサンゼルスで音楽制作を行うXowie Jonesは700万人のフォロワーと共に、頭の中の恐怖や不安に立ち向かう。今年、デビュープロジェクトを発表予定。 Xowie Jones – OH! Label : BANK Artists / Elektra Records Release date : 1st April 2022 Stream : https://xowiejones.lnk.to/uhoh
2021/12/22
デジパック仕様、特製ポスター付属 兵庫県出身のシンガーソングライター、a子が2nd EP『ANTI BLUE』を来年1月19日にリリースすることを発表。シングル「bye」「somewhere」を含む全6曲を収録。CDではデジパック仕様、特製ポスター付属のスペシャルなパッケージでリリースされる 本作は、”生きづらい今の世の中に立ち向かっていくこと。”をコンセプトに制作された。最近では海外からの注目度も高まっており、2022年1月リリース予定のシカゴ在住プロデューサー Sen Morimotoのリミックスアルバムに参加。そして、「情緒」のMVは台湾のアーティストであるNinzaiと台湾のアニメーションチームが制作している。本作のマスタリングは、Wax Alchemyのサウンドエンジニアの諏訪内保が手掛けており、福岡在住で注目の宅録音楽家uamiもコーラスで参加している。 — a子による作品コンセプト 生きづらい今の世の中に立ち向かっていくこと。誰にでもあるモヤモヤした感情や、自分自身の存在価値を確かめる事の難しさの中で生み出された楽曲たちを収録している。何時も何かに追われてる感覚や虚無感のBLUEをアンチしていこうぜ。 a子 – ANTI BLUE Label : londog Release Date : 19 January 2022 Format : CD/DIGITAL Price : 2,000yen+TAX(CD) Pre-order : https://ultravybe.lnk.to/antiblue Tracklist 1. 情緒 2. 天使 3. As I landed on Mars 4. bye 5. どろり 6. somewhere
2022/11/08
MVはJak Payneが制作 ロンドンを拠点に、東アジアと東南アジアのクリエイターのローカル・コミュニティに根ざし、世界との橋渡しの役目を担うプラットフォーム/イベントシリーズである〈Eastern Margins〉から11作目のとなる作品として、LVRAの最新シングル「LOOK」を発表。 LVRAはインダストリアル、デコンストラクテッドクラブ、ハイパーポップの溶けた核から引き出され、実験的なサウンドを結晶化する。Howie Lee、Grimes、Rina Sawayama、などの影響を受け、地下室とスタジアムに等しく適したクラブミュージックのヴィジョンを提供する新しい波の一部となる。 「LOOK」は、怒りと不安、そして覚悟決めた作品。推進力のあるクラブサウンドの上に、魅惑的な吐息を囁きながら、私たちの不安を煽る生き物に対して激しいコーラスを繰り返す。カタルシスを求め、疑念を弾薬として使い、不安を破壊し、自信に満ちた自分だけを残す。Jak Payneが監督したミュージックビデオでは、LVRAが文字通り彼女の精神の永遠の二面性に立ち向かっている。ロンドンに拠点を移したばかりのLVRAは、第1回Sound of Young Scotland Awardを受賞し、Amazon MusicのStep UpプログラムやPRS Women Make Musicからの支援を受け、よりダークな方向へ踏み出した。 LVRA – LOOK Label : Eastern Margins Release Date : 10 November 2022 Stream : https://lvra.lnk.to/LOOKPresave
「正当なヒップホップ」のアルバム
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10年に及ぶ足跡、一貫した愛
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人間以外の視点から生と死の進化
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