2023/09/13
私たちと共にいてくれてありがとう
Jennifer CardiniとLou Faurouxが主宰し、ユニークで感情を揺さぶるサウンドをキュレーションする実験的なインディペンデントレーベル〈FÆRIES RECORDS〉からコンピレーションアルバム『[buffering] Vol.1 Cécile』のリリースが発表。Alexi Shell, miss chérie, migu, syyler, Laura Trance, Dj Würm,, 10_r3n, H+ Ricky, Seul Ensemble, Aval Douar, NVST, Talita Otovic, Inès Cherifi + Choufが参加。
音楽は多くの人にとって聖域で、感情が認められ、理解され、癒される純粋な場所。このコンピレーションでは、その変容のエネルギーを豊かな音とリズムのタペストリーに封じ込めた。
このコンピレーションの核となるインスピレーションは27歳で旅路を絶たれたCécileの物語。アルバム制作はCécileの妹であるLou Faurouxが手掛けた。
LouとCécileは、音楽と映画、サウンドトラック、そして愛を分かち合った特定の曲調を通して、強い絆を育んできた。Cécileは、精神衛生上の問題や依存症の苦しさ、人生の目的と意味を見つけるための戦いと闘いながら、音楽の中につかの間の喜びを見出した。彼女の物語は、残念ながら人生の儚さを語るものだが、彼女の精神は希望の光であり続け、多くの人々に安らぎと理解を求めるインスピレーションを与える。
『[buffering] Vol.1 Cécile』は単なる楽曲集ではない。Cécile、そして彼女のように内なる悪魔と闘ってきた多くの人々へのトリビュートとなる。暗い瞬間の中でも、その音楽は私たちを導く光となり、痛み、悲しみ、思い出の中を進む手助けをする。
音楽があなたを包み込み、あなたの魂に触れ、そしておそらくあなた自身の癒しのプロセスを助けてくれることでしょう。Cécileのために、そして慰めを求めるすべての人のために、これは回復力、希望、そして時を超えた音楽の美しさへの私たちの頌歌です。
私たちと共にいてくれてありがとう。
この旅は、Cécile Faurouxによる写真、Mélanie Courtinatによる動画、Lou Faurouxによるアーティスティック・ディレクションにより完結する。
VA – [buffering] Vol.1 Cécile
Label : FÆRIES RECORDS
Release date : October 23rd, 2023
Tracklist
01. Alexi Shell – ocean tears
02. Miss Chérie – blueblueswap
03. syyler – hiding an angel
04. Dj Würm – ronce et chardon
05. Angel Rider feat. syyler – i don’t wanna find the one
06. Laura Trance – don’t slow down
07. 10_r3n – xingtian
08. H+ Ricky – lilliefield
09. Aval Douar – magnets
10. Talita Otović – divergent pattern derealized ballad (live)
11. NVST – selfjustice (gotyah edition)
12. Seul Ensemble – whatdidyousee
13. migu – it’s sometimes hard again
14. Chouf ft. Inès Cherifi – sommeil noir
category:NEWS
tags:FÆRIES RECORDS
2022/05/23
自身のレーベル〈Jell〉より DISCWOMANのミックスシリーズにも参加し、LSDXOXO主催「Floorgasm」のレジデントでもあるベルリンのDJ/プロデューサーWallisが、新作EP『Trust No One』のリリースを発表。自身のレーベル〈Jell〉の正式な立ち上げを記念する作品となっている。 4つのトラックは映画的アイデアとサウンドデザインで、非常にパーソナルで感情的なストーリーを語っている。そして徹頭徹尾インダストリアル。彼女の非常に親密な進化の物語であり、その音楽の中には巧妙なアイディアが散りばめられている。隠された言葉、ライターやマッチ。「You Will Wish You Were Never Born」は裏切られた直後の気持ちを表現しており、「Let’s be Clear I Trust No One」は復讐するのではなく、悪人とは付き合わないことで自分を守ることを学ぶという考えを示す。「Martyr du Temps」は、不幸と終わりと変化に関連する痛みを表し、自分自身の行動を適応させることによって自分の力を取り戻し、シンプルな人生の出来事に幸せを見出すことを探求した。 〈Jell〉は継続を軸にしたレーベルで、このEPはその第一歩となる作品。このレコードは、その刻印を通して「失われた放浪者に」捧げられる。それぞれの刻印も音楽そのものに含まれ、それらの言葉が時系列で隣り合わせに置かれることで、ひとつの詩を形成していく。 Wallis – Trust No One Label : Jell Release date : 8 July 2022 Pre-order : https://jellrecords.bandcamp.com/album/jell1-trust-no-one-ep Tracklist A1 / You Will Wish You Were Never Born A2 / Let’s Be Clear I Trust No One B1 / If I leave Tomorrow B2 / Martyr Du Temps
2021/05/21
私たちはトランスを愛し続ける by Kenji Komine (LSTNGT) – Team Rockitの新作が出るということでとても楽しみにしていました。YEAR0001に所属するアーティストとしてはベテランになる皆さんですが、結成の経緯や古巣Sincerely Yoursについて教えて頂きたいです。2011年リリースの『1988』をSincerely Yours からリリースしていますが、2017年の『Team Rockit』からYEAR0001とSincerely Yoursの共同リリースになっていますよね?ここにはどういった変化があったのでしょうか?IkarosさんはVictor SvedbergとしてYEAR0001のロゴやこれまでのレーベルリリースなどのデザインを多く手がけていますよね? Ikaros:そう言っていただけると嬉しいですね。確かに、前回のアルバムはYEAR0001とSincerely Yoursの共同リリースで、今回はYEAR0001単独でのリリースとなってます。そして私は音楽制作以外にも多くのデザインワークを行っています。 Merely:2017年に、それまでの精神的に消耗するような状況から離れることを決めて、YEAR0001が私たちと一緒に仕事をしたいと言ってくれたことはとても嬉しかったんです。関係性がより安定した問題のないものになりましたし、今までと同じようにクリエイティブに自由があると感じています。 – 『Bahamut Zero』制作の経緯を教えて下さい。これまでもミックス作品『Bahamut』や『Neo Bahamut』をリリースされています。”バハムート”をモチーフにした一連の作品はどういった位置付け、表現なのでしょうか?『Neo Bahamut』でも印象的な音声が使われています。今回はAttuというAIとして登場していますよね?しかもその音声はどれもテクノロジーへの警鐘を鳴らしているように感じます。また、母国語のスウェーデン語の歌詞にこだわる理由はありますか? Ikaros:『Bahamut Zero』は、バハムート3部作の最後の作品です。私たちは、なぜか何でも三部作でやらなければならないのです。『1988』、『Anima』、『Team Rockit』も3部作だと考えています。それはグループとしての自分たちを表現する方法であり、ある種の数秘術なのかもしれない。音楽を理解したり楽しんだりするためにストーリーに入り込む必要はなく、Team Rockitの神話に興味がある人のためのもの。スウェーデン語で歌うのは、特に意図したものではなく、偶然です。面白いことに、スウェーデン以外の国のファンの多くは、言葉が通じなくても私たちのメッセージを理解してくれているようです。私たちも歌詞を理解できない音楽をたくさん聴いていますが、音楽は話し言葉よりもはるかに正確な言語であるということを示しています。 Merely:『Bahamut Zero』で共有している警句的なテーマは、現実に対するコメントではありません、なぜなら、それははるかに複雑だからです。むしろ、現在の個人の誠実さと企業の関係を反映したものだと言えるかもしれません。しかし、私にとって『Bahamut Zero』は、より実存的なもので、意識、生、死についての物語です。 Gregorian:同感です。テクノロジー自体も、現代の世界に関係する必要は全くなく、もっと永遠なものに変換することができ、それが私たちが惹かれる傾向にあるのです。 – Team Rockitの作風は伝統的なスウェーデンの民族音楽に加えトランスや日本の音楽、特に平沢進からの影響も感じます。昨年tukio(スウェーデンのネットラジオ?)で放送されたTeam Rockitによる平沢進特集は非常に興味深いものでした。しかし、全編スウェーデン語でしたので、聞き取ることができず。好きな作品や楽曲はありますか? Gregorian:平沢進さんの作品に出会ったのは、私が大ファンである今敏さんの映画『パプリカ』を初めて観たときでした。なので『パプリカ』のサントラが一番好きなのですが、映画を観た後に彼のディスコグラフィーから良いアルバムを本当にたくさん発見しました。 Ikaros:彼の素晴らしい作品の中から選ぶのは不可能に近いですが、個人的には『SIREN』はおそらく最高のレコードの一つですね。『ベルセルク』のサウンドトラックもそうですね。あるいは『Blue Limbo』とか。 Merely:そうなんです、ラジオ番組「Omega FM」で平沢進についてのエピソードを放送したんです(いつかまた作るかもしれません)。私がずっと好きな曲のひとつは「Siam Lights」です。 – 日本の文化にはかなり興味を持っているのでしょうか?ファーストアルバム『1998』では武士のイメージ、『Anima』ではジャケットにダルマが配置されています。それこそ、BahamutやAnimaは『ファイナルファンタジー』の召喚獣からでしょうか?Gregorianさんは度々日本にも旅行されていますよね?以前、三宿webに訪れたという話を友達から聞きました。 Ikaros:私たちは、膨大な数の異なる文化からインスピレーションを受けています。日本の文化も間違いなくその一つです。日本の文化には、古代と未来の衝突が非常によく現れていて、それは私たちの音楽にも共鳴するテーマです。 Gregorian:子供の頃、いとこが剣道をしていて、伝統的な道具を使って練習していました。それ以来、日本の文化に興味を持っています。しかし、Ikarosが指摘するように、それは私たちが共有するインスピレーションのプールを繋いでいる数多くの関心事の一つに過ぎないのです。例えば、バハムートは、ファイナルファンタジーに登場する召喚されたドラゴンですが、アラビヤ神話に登場する巨大なクジラの神でもあるのです。 – かなり早い頃からトランスのサウンド的な部分を取り入れた楽曲を制作していましたよね?Bladeeの「dragonfly」や「IBERIA」のリミックスなども印象的でした。現在(それこそYEAR0001のリリースも)の音楽シーンではトランスのサウンドが楽曲で使われることが当たり前になってきました。それに関してはどう思いますか?Team Rockitはトランシーなサウンドを使いつつも楽曲のミックスダウンの音像が非クラブミュージック的な印象を受けます。意識してそのようにしていますか?それとは対照的に 最近活動を開始した別名義のChariotは完全にトランスをメインにしたダンスミュージックのプロジェクトというのも印象的でした。 Ikaros:音楽シーンは常にある種の集合的無意識に支配されていて、さまざまなグループの影響が世界中で収束しています。私たちは、何が流行っているか、流行っていないかをあまり考えないようにしています。私たちにとって、影響を受けたものは自然に繋がっているんです。異なる表現方法の間に繋がりがあり、それは違いではなく、繋がりを見つけるのです。クラシックも、民族音楽も、トランスも、基本的には同じものです。私たちは何年も長く一緒に仕事をしているので、制作について話し合うことはほとんどありません。ただ、それだけです。だけどメロディーやハーモニーについては、熱い話のトピックになります。 Gregorian:私たちが心がけているのは、メロディーやコードに対して最高のフィーリングを見つけることです。よくあるのは、トランス系のシンセの大きなSawが最高のフィーリングだということ。これは私たちが始めたときからでしたし、トランスのサウンドがメディアで人気がなくなっても、私たちはトランスを愛し続けるだろう。 Merely:2012年にGregorianやIkarosと一緒に音楽を作るようになったときに、意気投合した大きな理由はトランスだったと思います。私たちは、この種の音楽への興味を共有していたし、二人もその音にとても刺激を受けてきました。当時のシーンでトランスに興味を持ってる人はあまりいなかったので、それは私にとって大きな意味があったんです。そして、3人でいつか純粋なトランスを作ってみたいと思っていたのもあって、少し前に別プロジェクトとして始めたのがChariotです。 – 最後に、私にとってTeam Rockitの音楽はタイムレスで今後もずっと聴き続ける特別な音楽です。あなたたちの音楽や姿勢は私の現在の音楽に多大な影響を与えました。いつの日か全ての作品をフィジカルでそして歌詞カードに翻訳を付けてもっと理解を深められたらいいのにと思っています。日本のリスナーにメッセージをお願いします。 Ikaros:ありがとう、ケンジ。あなたは素晴らしいアーティストです。私たちはいつも、自分たちの歌詞を英語に翻訳しようと努力しています。でも、まだ日本語に翻訳したことはありません。日本の翻訳者の皆さん、是非連絡してください。 Merely:本当にありがとうございます。私たちの音楽があなたや日本まで届いていることに、私たちはとても感謝しています。 Gregorian:(日本語で)ありがとう!君の音楽はも美しいよ!俺の日本語は下手だから歌詞を翻訳できないけど時間があれば未来にやってみたいです。 – I’ve been looking forward to the release of Team Rockit’s new album. You released “1988” in 2011 on Sincerely Yours, but
2021/05/07
ラップゲーム、片思い、社会の洗礼 2019年5月に粗悪ビーツプロデュースの1stアルバム『委託』をリリースしたラッパーItaq。ABEMAのオーディション番組『ラップスタア誕生』シーズン4での決勝戦進出などの活躍を挟んで、約2年ぶりとなる2ndアルバム『Savior of Aquarius』のリリースを発表。収録曲「UNBUILT」のMVを公開。 今作は一つの物語を構成するコンセプトアルバム。19歳から21歳まで子供から大人になるまでの歴史の中で、ラップゲームへの意識、片思いの恋愛、社会による洗礼などのトピックを描いている。また、日本文学からの引用や、連なるリリックの中で物語の伏線と回収を行っている。 プロデューサーにはKUROMAKU、yumeo、田嶋周造(PICNIC YOU)、UNOME、Lil Soft Tennis、Nammu、ウ山あまね、Negatin、SKInnY BILL、TRASH 新 アイヨシが集結。ラッパーによる客演は無く、元THE BLUE HEARTSのベーシストであり、Itaqと同じ信仰を持つ河口純之助が唯一の客演。ミキシングをItaq本人、マスタリングを数々のジャパニーズヒップホップを手掛けてきた職人、塩田浩が務めた。 アートワークは、3DCGを「AVYSS GAZE」のバーチャルワールド制作なども担当するJACKSON kaki、デザインをHAIIRO DE ROSSIのアートワークデザインも手掛けるデザイナーのムッチーが担当している。 Itaq – Savior of Aquarius Label : 委託 Label Release date : 14 May 2021 Tracklist 01. INITIAL I [Track by KUROMAKU] 02. UNBUILT [Track by yumeo] 03. casuistica [Track by 田嶋周造] 04. NAGASAKI REVENGE [Track by UNOME] 05. Kagayaku Machi [Track by Lil Soft Tennis] 06. So Stupid [Track
第1弾としてANORAK!とillequalによる「Re:Re:」がリリース
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