nemuigirlが愛をテーマに2nd EP『LOVELY』をリリース

実在感のない対象についてゼロ距離から祈りを捧げる

 

 

ネオンポップ・ユニット〈nemuigirl〉がインターネットレーベル〈KAOMOZI〉より2ndEP『LOVELY』をリリース。

 

〈nemuigirl〉は、漫画家・イラストレーター・ボーカリストの駒澤零と、メディア編集者・トラックメイカー・DJのおーるOKAY!!さんの二人による宅録デュオ。病みも救いも混ぜ込んだガーリーな精神を、あくまで近視眼的に描写するプロジェクト。2020年にリリースしたデビューEP『NEONPOP』は海外のメディアにも取り上げられるなど、国内外問わず注目を集めた。

 

約3年越しのカムバックとなった今作『ラヴリー』は、前作と同様にトラックメイクから作詞、ボーカルワークまで二人で行い、サウンドにも声にも肌理を感じさせる等身大のエレクトロ・ポップ集。テーマは「愛」。漠然と実在感のない対象について、ゼロ距離から祈りを捧げるような作品。「短波通信」にはthe Still、HIJOSENの濱田一美が客演に参加。全曲のミックス・マスタリングはKhakiの黒羽広樹が担当し、黒羽による「短波通信」のリミックスも収録されています。また、EPリリースと同日20時に「いれない」のMVが、後日「デイリィラブジェットコースター」のMVが公開予定。

 

【コメント】

 

◆駒澤零

わたしにとって制作はずっと切実な祈りで、選択された言葉や一本の線に宿るアニマ、脱色されたボーカルをどこまでも解体していくことで、いつかわたしが知りたかった人間というものの最奥に辿り着くのだと信じていました。でも正確さはナラティブの前に無力だと知ってしまった。大好きなみんなと一緒にかたちをなぞれば、いつか美しい幻の話をすることができるんでしょうか。愛はそこにあります。視えているんでしょう?

 

◆おーるOKAY!!さん

「愛」という概念について、個々の形、はたらく力の向きや大きさといった諸要素を分解していくと、それは差異の有機体のようなものです。乱暴に分類された擬音語を具体的な音に変換していく事で、透明で見ることのできないその構造の1点だけでも映し出せたらと試みました。それでも、過剰性や依存性からは逃れる事ができず、不安定なこの情動を永遠に反復し続ける他はどうしようもないのです。果たして本当に綺麗な線対称を描いたハートマークを作ることは不可能なのでしょうか?にゃん^ ̳.  ̫ . ̳^

 

 

nemuigirl – ラヴリー

Label : KAOMOZI

Release date : May 24 2023

Stream : https://linkco.re/UDDx8DXz

Bandcamp : https://kaomozi.bandcamp.com/album/lovely

 

Tracklist

01.いれない

02.Blue

03.短波通信

04.sayonara on the beat

05.デイリィラヴジェットコースター

06.Amefuri

07.短波通信(Kuroha remix)

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