2022/11/08
11/19 (Sat) – 12/4 (Sun)
この度、TAV GALLERYでは3度目の個展となる中国西安出身の気鋭の若手作家・馬嘉豪(マ・ジャホウ)の個展「諫(カン)」を開催いたします。膨大な人口数の下に潜む暴力性や違和感、アクチュアリティとその行方を人型の建築模型用のフィギアに圧縮した彫刻表現を行うアーティストとして知られています。初個展「霾(バイ)」(2018, TAV GALLERY) では、高度経済成長下の社会問題であった大気汚染PM2.5を題材に、調香師AIKIKAKUと共にPM2.5の香りを空間内で再現した先鋭的な企画でデビューを果たし「燎(リャオ)」(2020, TAV GALLERY)では有名建築や菩提樹をモチーフとしたリアリスティックな彫像を中心に、ロダンの地獄の門を女性器にみたてた大型彫刻作品を展開するなど、文化浄化の時代に応答しました。「シャトレーナガシマ」(2022, ARTDYNE)ではゴミや家具を画廊内に移動させ寝泊まりを続けながら、労働体制や制度的包摂に対する静かな抵抗としてのパフォーマンスを展開いたしました。
これらの活動を通じ、マジャホウは一貫して、文明そのものを対象に、俯瞰的にリアリズム表現を行ってきたアーティストであると言えます。労働体制や制度的包摂に対しての抵抗としてのパフォーマンスを行いました。これらの活動からマジャホウは一貫して、文明そのものを相手に、俯瞰的にリアリズム表現を行ってきたアーティストであると言えます。
当展に寄せて『現代社会は人への感謝より謝罪を行うことの方が多いーー、社会的な扇動を前に、私たちには断る権利すら残されていない。』と語ったマジャホウは、非現実を現実の一環として表現するマジック・リアリズムの文脈を媒介にした新しいシリーズの絵画作品に挑戦しました。ルネ・マグリッドの《無限の感謝》(1963) をオマージュした《無限の謝罪》や、生活空間にまつわる普遍的なモチーフを建築模型用フィギアで再現した彫像群では、地政的問題を越えた人間と社会との関係性が浮き彫りにされています。
当展のタイトルとして採用された「諫(カン)」は、「出師の表」の一文「忠諫」(まごころをもっていさめること) に由来します。「出師の表」は、建興5年に、諸葛亮孔明が北伐(魏への遠征)に出発する前に、主君の劉禅に奉った上奏文であり「出師表を読んで涙を堕さない者は、その人必ず不忠である」という、古来からの名文です。現在、歴史的・民族的に正当化される戦争ーー、その行く末を揶揄したマジャホウの新たな試みに、是非ご期待ください。
佐藤栄祐
開催概要
名称:馬嘉豪 個展「諫」
会期:2022年11月19日(土)- 12月4日(日)
会場:TAV GALLERY(東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布4F)[080-1231-1112]
時間:13:00 – 20:00
休廊:月、火
category:NEWS
tags:馬嘉豪
2022/03/18
ASJとBeau Mahadevによるコラボレーション IMIMPは、UK/HKを拠点とするプロデューサーASJと香港/アメリカを拠点とするミュージシャンBeau Mahadevによるコラボレーションプロジェクト。遊び心に満ちた暗闇、超現実世界で人生を理解する妖精。 デビューEP『VACUI』で、2人の個々のコンセプト、実験的に夢を描く。ASJのビートメイク、Beau Mahadevのメロディー、その糸が絡み合い、新しい存在を形成している。思考と現実の間のフィードバックループ。私たちの経験、心、体を変えることができる経路を探求している。 IMIMP – VACUI Label : Ashida Park Release date : 24 March 2022 Stream / Buy : https://smarturl.it/IMIMP Tracklist 1. Prologos 2. Sun Embodiment 3. Infatuation 4. Bling Bling
2022/08/30
9.19 – 9.25 Gallery Conceal Shibuya rerotozubuが個展『チャイルドアイ』をGallery Conceal Shibuyaにて開催。本展では、様々な瞳を描くようになった2020年頃から現在に至るまでのrerotozubuの過去作品を集結させる。 子供の頃、誰もがごく自然に持っていた無邪気さや素直さ。それをうつした心の瞳は、大人になってもどこかに埋もれながら、きっと確かに存在している。離れてゆく童心のしっぽを握りしめ、新作のペインティングと映像作品等の発表を行う。 また、オープニングレセプションでは、服を作るliTTLe sHAmanとrerotozubuで構成されたアミューズメントパフォーマンスミュージック「White Hot Pants 」が東京での初パフォーマンスを行う。初日の9月19日の午後7時30よりスタート。 rerotozubu solo exhibition 「 𝗖𝗵𝗶𝗹𝗱𝗲𝘆𝗲 」 開催期間 : 9.19 (Mon) – 9.25 (Sun) 営業時間 : 11:00-20:00 ※9.19 17:00-22:00 開催場所 : Gallery Conceal Shibuya 住所 : 東京都渋谷区道玄坂一丁目11-4第一富士商事ビル4F 入場無料( 1drinkのご注文をお願いします) opening reception MONDAY , 9 .19 , 17:00 – 22:00 19:30 White Hot Pants performance Live etc. – rerotozubu|プロフィール ペイントを中心に様々な手法で作品を発表。生々しくも幻想的、フェチニズムを含んだダークネスでプリティーな世界を創造、構築し続けている。おもな個展に、処女展「Unfilterd」、靴下とセックスの共通点に着目した「S○X」、飼い主を愛し人間になってしまった犬の物語「ONE」など。 http://instagram.com/rerotozubu
2024/10/07
10/15 新宿SPACE SPACE主催のライブイベント”MYSTERY TRAIN”が10/15(火)に開催。パワフルなサウンドシステムを誇る新宿SPACEにて、一晩限りのオルタナティブ・ロックの祭典。 エモとブレイクコアをミックスしたキャッチーな楽曲で一躍SoundCloudから世界へ、現在はLAで活動中のEmma Aibaraは凱旋帰国中の貴重なライブとなる。LAのファッション・ブランド”UNIF”からの1stアルバムリリースも記憶に新しいyuzuhaは世界中でリスナーが増殖中、安定感あるステージングでファンを魅了する。カルト・インディ・レーベル”Miles Apart Records”からのリリース、そしてツアーを経て新しい時代に向けてのインディの定義をするwoozも登場。カナダよりReservが緊急参戦、国境を越えたベッドルームインディーの共振を見せる。数々のイベントへの出演、また主催イベントなどを通して唯一無二の感性を見せるDJユニット”ほしのおと”によるこの日限りのスペシャルなセットもラインナップ。 オルタナティブのその先へ、日々進化し続けるロックの現在地点をその目で観測せよ、とのこと。40枚限定の前売チケットがZaikoにて発売中。 MYSTERY TRAIN 10/15 Tue. SPACE TOKYO START 18:30 CLOSE 22:00 U20 ¥800 ADV ¥1800 DOOR ¥2300 *ALL + 1D (¥700) ■LIVE Emma Aibara Reserv (US) yuzuha wooz ■DJ ほしのおと is the same age set [チケット] 前売 ¥1800 (40枚限定) https://space.zaiko.io/item/367388
受け手の自由に寄り添う作品
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SoundCloud発、中国ラップスター more
東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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