2022/06/22
素晴らしい夏をお過ごしください
ポスト・パンデミック・ダンスフロアに広がるユーフォリア。モントリオールのプロデューサー/シンガーRYAN Playgroundの実験的なダンスプロジェクトであるTDJが、これまでのEP『TDJ001』と『TDJ002』に新曲やオルタナティブミックスを加えたコンピレーションアルバム『TDJ123』をリリース。変幻自在のエスケープ・スタイル、架空のノスタルジーを運ぶユーロダンスとトランス、突如展開されるオルタナティブギターロックバラード。
「この2年間、自宅の隅、キッチンのすぐ横にある小さな小さな机で愛情を込めて作ったものです。これらの曲が一緒にリリースされるとは思っていなかったし、実際、これらの曲が作られるとは思ってもいなかった。これらの曲のいくつかを書いていたとき、私はまだRYAN Playgroundだった。本能的に音楽を書いていました。愛、新しい感覚、新しい感情に触発されました。ただ、楽しもうとしたら、すべてが偶然に起こったんです。TDJ、別名Terrain De Jeux、別名Trance-Dee-Jayyy、別名あなたが望むものすべてに命を吹き込まれたのです。自分の作品をまとめて聴いてみて、初めて実際のストーリーがあることに気がつきました。私の人生のここ数年の軌跡に、これほどまでに忠実に沿っていることに驚かされます。このアルバムを聴いていると、愛と成長しか感じられないんだ。TDJ123はひとつの時代を閉じ、新しい時代を始めるもので、それは完全に受け入れられ、疑う余地もないものです。TDJ123をとてもとても大きな音で流してください。素晴らしい夏をお過ごしください。」
TDJ – TDJ123
Label : Collection Disques Durs
Release date : 17 June 2022
Stream / Vinyl : https://orcd.co/tdj123
Tracklist
1. Addictive/Predictive
2. Live On (Without You)
3. Open Air ft. fknsyd
4. Everything Is An Interlude
5. Sway (The Places She Goes)
6. Lalala (Want Somebody)
7. Closer
8. Underwater
9. Guitars of Glory
10. Yesterday
11. Can’t Be The End
12. Pushed You Away
category:NEWS
tags:TDJ
2021/04/12
RYAN Playgroundの別プロジェクト Ryan Hemsworth主宰の〈Secret Songs〉などから作品をリリースするモントリオールのプロデューサー/シンガー、RYAN Playgroundの実験的なダンスプロジェクトであるTDJが新作EP『TDJ002』をリリース。 今作は「高揚した自分の為のサウンドトラック」であるとのこと。ユーロダンスがチャートを席巻していた時代の、美しく、感動的で、メランコリックな側面を含んだ解放的全3曲。 TDJ – TDJ002 Release date : 31 March 2021 Stream : https://orcd.co/tdj002
2024/02/02
2/22 AVYSS主催で日本公演開催 ミントな自信と愛の体現を。私たちは太陽に近づきすぎた。永遠に色褪せない、巨大な光の下でトランスを。 昨年Pitchforkが掲載した1万2千字超えのトランス復興特集『Trance Is Back—and It’s No Joke』のメインアーティストとして取り上げられるなど、現在では2020年代トランスを代表する存在となったカナダ・モントリオール拠点のDJ/プロデューサー。TDJがワールドツアー『Trance Détente Jazz TOUR』を開催。 今回のワールドツアーにより、2月22日(木・祝前日)に初来日。一夜限りの日本公演としてAVYSS主催イベント(会場:WWWβ + Lounge)に出演。前売りチケットが発売開始。フルラインナップは後日発表。 TICKET : https://t.livepocket.jp/e/avyssbliss 「TDJを始めた時、世界はとても暗かったから、みんなに光が必要だと感じました。トランスは、ただ自分を投影して、ちょっと夢を見て、自分を解放するのに最適な音楽です。人々は人生にポジティブなエネルギーを求めている。トランス・ミュージックはまさにそれを提供してくれる。」 TDJは、ダンスミュージックの幽玄な領域でメランコリーとほろ苦い陶酔感を融合させた世界を作り上げ、一躍脚光を浴びる存在となった。TDJことGeneviève Ryan-Martelは、前名義RYAN Playgroundでギターバラードの作曲やインディ/エレクトロニカなプロダクションの実験を経て、トランスクラシックやエモの生々しい感情に影響を受けながら、ジャンルを超えた芸術性を発揮している。 Casual Gabberzを通じて早くからフランスとの深い繋がりを築き、TDJとしての最初のトラック「Can’t Stop Ravin」を、彼らのクリスマスコンピレーション『Meilleurs Voeux III』に提供してデビューする。2022年にデビューミックステープ『TDJ123』をリリース。このミックステープは、彼女の初期の作品からのヒット曲と独占的な楽曲が緻密にブレンドされている。2023年に発表したEP『BACK TO 123』では、TDJが影響を受けたエレクトロニックミュージックの世界をより深く掘り下げ、さらにユニークな世界を積み重ねていく。8485、blackwinterwells、Panteros666、DJ HEARTSTRINGとのコラボレーションや、〈YEAR0001〉のコンピレーションアルバム『RIFT Two』に参加、Romy(The xx)のリミックスワークを経て、2023年10月にはTorusやNeggy Gemmyなどが参加したオーディオビジュアルシリーズ『SPF INFINI』の3作目を公開している。 TDJ – “Trance Détente Jazz” Tour 03 Feb – Amsterdam / NL – Nachbar 16 Feb – Zürich / CH – Exil Club 22 Feb – Tokyo / JP – AVYSS,
2024/03/20
前進を続ける20年代型トランスと幸福論 「TDJを始めた時、世界はとても暗かったから、みんなに光が必要だと感じました。トランスは、ただ自分を投影して、ちょっと夢を見て、自分を解放するのに最適な音楽。人々は人生にポジティブなエネルギーを求めている。トランス・ミュージックはまさにそれを提供してくれる。」 パンデミックと共に生まれた2020年代型トランスプロジェクト。カナダ・モントリオール出身のプロデューサー、Geneviève Ryan-MartelによるTDJが現在ワールドツアー『Trance Détente Jazz TOUR』を敢行中。2024年2月22日には一夜限りの日本公演として「AVYSS Bliss」に出演。私たちは来日中のTDJと共に歌舞伎町や浅草寺にて撮影を行った。 Interview : Ichiro Tanimoto(みんなのきもち) Photography : マ Styling : GB MOUTH Hair & Makeup : alien.melissa Support : 解放新平 Producer : CVN ──アーミン・ヴァン・ビューレンのトランスとTDJのトランスに違いはありますか?あるとしたらどんな点において違うと言えますか? TDJ : アーミンの曲をプレイしたり聴いたりするのは楽しいです。彼はレジェンドだし、彼のサウンドは確かに私のサウンドと合うと思う。でも、どんな成功したアーティストでもその人特有のサウンドを持っているはず。私もトランスや音楽全般に対する独自の表現方法を持っていて、それがアーミンや他のアーティストとは違うところだと自信を持って言えます。 ──近年、トランスミュージックは姿を変えてメインストリームに戻ってきていると思います。不安定な時代背景と陶酔感溢れるトランスミュージックの隆興には関係があると思いますか?あるとすればどんな関係性になるのでしょうか。 TDJ : そう、それはTDJプロジェクトを始めたときから思っていたことです。数年前、トランス・ミュージックに夢中になり始めたとき、自分に必要な音楽だと感じました。私にはこの多幸感と高揚感が必要だったんです。それは本当に天職のようだった。その使命を担うのは自分だけではないことも知っていました。世界の状況を考えると、何らかの逃避を求めているのは非常に理にかなっている。そして、コロナ初期に、私はすぐにその世界に飛び込んだんです。 ──僕たちのトランスは、その反対にある絶望をまず受け入れて、それを乗り越えることです。しかし一方で、絶望を拒絶しその刹那的な陶酔感に浸るようなトランスもあると思います。TDJのトランスはどちらでしょうか? TDJ : TDJのトランスは、その両方をミックスしたものだと思う。強いメランコリックなフィーリングがあり、受容のアイデアにも触れている。私には、過去にとらわれることなく、繰り返し前に進む必要性があると感じています。この前進するということは、ある種のマキシマリスト的なアプローチも伴う。それは強烈な喜びと幸福を得る私のサウンドにも表れています。私は自分の曲で冒険を創り出すのが好きです、ゆっくりと深い思考へと誘い、至福の境地に導いていくのです。 ──僕の主観なのですが、テクノが肉体的な音楽としたら、トランスミュージックは精神的な音楽、言い換えれば、体で楽しむ音楽と、魂で楽しむ音楽とも言えるかもしれません。そしてそれ故にトランスミュージックは東洋哲学に基づく価値観と非常に相性がいいと思います。今回のワールドツアーではアジア諸国も回りますが、その想いについて聞かせてください。 TDJ : 音楽は非常に主観的なものだと思います。どんなジャンルでもユニークな方法で知覚され、体験することができるし、リスナーの一人一人が独自の定義を持っています。私にとってトランス・ミュージックは精神的であると同時に肉体的なものです。心と身体で受け取ることのできる旅です。プレイするときは、360度のエネルギーを観客に伝えたいと思っています。 アジアに行くことをとても楽しみにしていたし、特別なものになる予感がしていました。そしてその通りになった。今までのショー、特に東京のショーは全てが魔法でした。自分の好きな音楽を、100%楽しみに来てくれた人に向けてプレイしています。自分の曲に合わせて言葉やメロディーを歌うこともあります。この最初のアジアツアーは一生忘れないです。 ──未来に希望のない日本の若者に一言お願いします。 TDJ : 私たちを取り巻くポジティブなものに目を向けることが大切だと思う。希望は楽観的であることと、限界に挑戦し続ける勇気によってもたらされる。犠牲と努力はつきものだけど、そうやって夢は目標に変わっていくのです。 ──Are there any differences between Armin Van Buren’s trance and TDJ’s trance? If so, in what ways do you think there are differences? TDJ :
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