2022/05/26
text & flyer by Kotsu
2020年に突如訪れた未曾有の状況にライフスタイルを変えざるを得なかった人達は語られずとも数多く存在するらしい。彼もその一人であった。
DNGは、2016年に結成以降国内外から数々のアーティスト/DJを招聘し、国内を中心にDJおよびパーティーのオーガナイズを行なってきたハウス・ミュージック・コレクティブ”CYK”の一員だ。その一方でソロでもDJおよびパーティーのオーガイズを行ってきた。
同CYKのメンバーNariとの共同パーティー『所作”motion”』ではカルト的な人気を誇るSAMO DJやAltz、Sisiといったアクトを招聘。
彼のDJは伝統的なハウス・ミュージックを広義に再解釈する折衷主義であり、緊張と緩和のバランス感を重視するスタイルと、オーガニックなセレクター的選曲でも評価が高く、CYKにおいてはグルーヴの安定的な側面でブレーンとして存在感を示している。
そんな彼はコロナ禍以降DJとしての活動を中断することを選択した。ワークスタイル的な要因も大きいが具体的理由は割愛しつつも、コロナ禍での現場出演は感染症対策が徹底された21年,22年のRainbow Disco Clubのみであった。配信企画でも数度DJは行ったもののソロでの現場出演はほぼ2年4ヶ月ぶりと言ってもいいだろう。
そんな彼の復帰1発目は下北沢にあるベニューSPREADで行われるALL NIGHT LONG SETだ。それに引き続いて他4都市でもツアーにて巡業することが決定している。
私は彼が現場での活動を中断している間もMIXを制作し続けたり、変わらず楽曲を購入していたり、そして何より他のDJやクラブシーンの状況を目の前に悶々としていたことを知っている。封印されし彼のDJingに対するピュア・エナジーが解放される時が遂に来たのだ!!!!
彼の知的好奇心及びバイタリティーの高さ、冷静さと突飛なアイデアセンス、夫、2匹の猫の飼い主、元ダイバー、下戸、眼鏡の奥にキラリと光る純粋な眼差し…などなど彼のパーソナリティー溢れる瞬間が幾度となく観測されるであろう復帰ツアーの日々を是非共にしてみてほしい。
帰るところがフロアにある。そんな人生もいいじゃないか。おかえり。DJ No Guarantee。おかえり、平井くん。
DNG All Night Long
-DJ No Guarantee is Here Again-
DATE:2022.07.08 fri
VENUE:SPREAD Shimokitazawa
OPEN / START:23:00
ADV. / DOOR:¥1,500 / ¥2,000
U23:¥1,500
Ticket:RA
DJ:DNG(CYK) fka DJ No Guarantee – All Night Long Set-
More info:SPREAD Shimokitazawa
DNG is Here Again Tour
2022.07.09 sat | West Harlem(京都)
2022.07.23 sat | Provo(北海道・札幌)
2022.08.12 Fri | Kieth Flack(福岡)
2022.08.13 sat | Mellow Mellow(熊本)
*More Info To Be Announced
DNG fka DJ No Guaranteeが帰ってくる!!
text & flyer by Kotsu(CYK / UNTITLED)
category:NEWS
2023/02/03
3/11 WWW X CYKのKotsuが4年ぶりのオールナイトロング・セットをWWW Xにて敢行。東京、京都を軸にコレクティブでの活動含め幾多のDJ、パーティ、フライヤー制作を重ねながら独自のシーンを形成してきたデザイナーが個として解き放たれる究極の集大成。 “Reflection” 今回のALL NIGHT LONGセットを敢行するにあたって、自分が様々な土地に訪れたり、あるいは京都や東京で日々経験されることを放出する”反射体”としての実相=自己と、自己完結的で内省的な深層=自己。その二つの狭間に生じる“ゆらぎ“を取り出し提示してみたいと考えています。 分かりやすく言うと前者は(コミュニケーション方法が会話であれDJであれ)対人と関係する時の自分、後者は特に一人でいるときに現れているような純粋無垢(と思われる)な自分。もしかしたら”Kotsu”と”本名としての自分”みたいな関係かもしれません。 その双方が自分にとって並列であり、どちらに寄せるでもなく、また同一化を求めているわけでもありません。あくまでもその二元論がDJingによって融解し曖昧さを持ち始め、覚醒し出すプロセスを歩みます。 “ずっとここに居たいわけで無ければ、今すぐ飛び去りたいわけじゃない、ただ軽やかにいたい”。 どっちつかずと言われればそれまでですが、これは京都に拠点を移して以降のマインドセットとして自分の中に確実に存在しています。変化することを希求する…。それはゴールがそこにありいずれ救われるものとしてのプロセスではありません。軽やかに変化しながら境界線を曖昧にさせることによって生じるリズムを取り出したい。そんなことを考えています。 コードが複雑化した中で、脱領土化し、止めどない足踏みによって再領土化する。これはその連続における私の痛切なエッセイです。それはロードサイドミュージックの断片でもあれば至極都市的なダンスミュージックの感触かもしれません。 それは誰かの共感であれば誰かのフィクションかもしれません。ただ、そのグラデーションの現出こそが”ゆらぎ”を認める第一歩になる気がしています。この一晩に開放されるWWW Xというスペースにおいてそれは展開されます。個人的実証を起点としながらもオープンな場所であることに喜びを感じます。 ダンスミュージックにおける反復の中で自分を投影してみたり、あるいは自らを離散させながら自由に漂ってみてくれたら嬉しいです。 Kotsu KOTSU All Night Long -Reflection- 2023/3/11 23:30 at WWW X ADV/BEFORE1AM/U23 ¥2,000 DOOR ¥2,500 TIX https://t.livepocket.jp/e/20230311wwwx Kotsu All Night Long set -Reflection- VJ: kenchan / Toshifumi Kiuchi (LAID BUG) artwork: Kotsu / TBA / TBA Over 20 only・Photo ID required 20未満入場不可・要顔写真付ID
2024/08/11
京都、岡山、広島、仙台、福岡 ’16年に結成したハウス・ミュージック・コレクティブ『CYK』のメンバーであり、ソロにおいても国内外で多くのギグを重ねているKotsuによるオールナイトロングセットが京都、岡山、広島、福岡、仙台の5都市にて開催。 Kotsuは20年9月に京都へ拠点を移して以降も活動ペースは変わらず24年8月までに国内28都市でプレイ、2023年には渋谷WWW XにてALL NIGHT LONG SETを敢行するなどダンスミュージック及びクラビングにおけるピュア・エナジーを全国規模で放出し続けている。DJにおいては10年代以降のダンスミュージックを参照点に過去アーカイブを織り交ぜながらボーダーレスに展開する。社会的なムードやフロアのグルーヴに応じた独自のセレクションには定評がある。Baba StiltzやMall Grab、Ross From Friendsなど数々のアップカミングなDJ/プロデューサーを招聘してきたCYKは、日本のみならず韓国や香港などのアジアや「Rainbow Disco Club」や「FUJI ROCK」などのフェスティバルにもラインナップされており、22年12月渋谷O-EASTにて行われたALL NIGHT LONGパーティーも盛況を見せた。B2Bスタイルを軸に広義の”ハウス”の解釈のもと、日本を中心に海外も含めた様々なシチュエーションでプレイを重ねている。旧来のハウス・ミュージック・カルチャーに準拠し、セーフスペースの概念に重きを置いたフロア作りを行なっている。Kotsu自身のパーティーおよびCYKを中心に多数のフライヤーを手がけるグラフィックデザイナーとしての側面もあり、過去にコラムが中心となったZINEの製作を行うなどあらゆるフォーマットでアウトプットを行なっている。2023年にはグラフィックデザインを中心とした個展『Residue!』を京都にて開き、東京、名古屋で巡回展を行った。”DJ”という肩書きに依拠せず活動する彼は、この時代に投下された一種の吸収体による純粋な反応に過ぎない。今回のツアーでは来場者に他都市でのエントランスフィーが500円OFFになるディスカウントカードが配布予定。 以下本人からメッセージ ————— “Reflection 2.0” WWW XでのALL NIGHT LONG SETからはや1年。この1人会のコンセプトを持ち出し全国各地で披露してみたくなった。それが今回に至ったシンプルな気持ちです。京都、岡山、広島、仙台、福岡。僕のDJ人生にとってそれぞれが印象的な街であり、沢山のインスピレーションをいただいています。以下は昨年の1人会にあたってのメッセージに加筆修正したものになります。あの日僕はここから出発して、音楽に委ねながらまた新しい事を沢山教わりました。あの日以降の物語も個人的に忍ばせながら、皆にとっても楽しい日になればと思います。 ————— 自分が様々な土地に訪れたり、あるいは京都や東京で日々経験されることを放出する”反射体”としての実相=自己と、自己完結的で内省的な深層=自己。その二つの狭間に生じる”ゆらぎ”を取り出し提示してみたいと考えています。 分かりやすく言うと前者は(コミュニケーション方法が会話であれDJingであれ)対人と関係する時の自分、後者は特に一人でいるときに現れているような純粋無垢(と思われる)な自分…。もしかしたら”Kotsu”に対する”本名としての自分”みたいな関係かもしれません。 その双方が自分にとって並列であり、どちらに寄せるでもなく、また同一化を求めているわけでもありません。あくまでもその二元論がDJingによって融解し曖昧さを持ち始め、覚醒し出すプロセスを歩みます。 “ずっとここに居たいわけで無ければ、今すぐ飛び去りたいわけじゃない、ただ軽やかにいたい”。 どっちつかずと言われればそれまでですが、これは京都に拠点を移して以降のマインドセットとして自分の中に確実に存在しています。変化することを希求する…。それはゴールがそこにありいずれ救われるものとしてのプロセスではありません。軽やかに変化しながら境界線を曖昧にさせることによって生じるリズムを取り出したい。そんなことを考えています。 コードが複雑化した中で、脱領土化し、止めどない足踏みによって再領土化する。これはその連続における私の痛切なエッセイです。それはロードサイドミュージックの断片でもあれば至極都市的なダンスミュージックの感触かもしれません。 それは誰かの共感であれば誰かのフィクションかもしれません。 ただ、そのグラデーションの現出こそが”ゆらぎ”を認める第一歩になる気がしています。個人的な実証を起点としながらもオープンな場所であることに喜びを感じます。 ダンスミュージックにおける反復の中で自分を投影してみたり、あるいは自らを離散させながら自由に漂ってみてくれたら嬉しいです。 – <京都> 8.31(土) 22:00OPEN at West Harlem 2000YEN+1D FOOD: PeHoDLy icecream 京都府京都市中京区石屋町123−1 ウィステリアコート先斗町 2F <岡山> w/PARADISCO 9.21(土) 22:00OPEN at YEBISU YA PRO ADV 2500YEN DOOR 3000YEN ※ドリンク代600円別途要 2Fフロアにて他出演者あり 前売りチケット後日発売予定 http://yebisuyapro.jp 岡山市北区中山下1丁目10番30号 福武ジョリービル B2F <福岡> 10.16(水) 21:00OPEN at KIETH FLACK https://kiethflack.net 福岡市中央区舞鶴 1-8-28 マジックスクエアビル 1/2F <広島> 10.19(土) 22:00OPEN at BAR EDGE 2000YEN 〒730-0028 広島市中区流川町8-15 B1F <仙台> 10.25(金) 22:00OPEN at SENDAI SHAFT DOOR:2500YEN U23: 2000YEN ※ドリンク代600円別途要 VJ: kenchan 宮城県仙台市青葉区国分町2丁目7−22 三経18ビル1F
2023/12/26
12/28 渋谷ENTER JUN INAGAWAによりオールナイトロング・セットが12月28日に渋谷ENTERにて開催。 2018年よりDJ活動を開始しアニソン、ロック、ヒップホップとさまざまなジャンルの音楽を通り、レイブカルチャーに触れダンスミュージックに傾向して行く。彼自身がキュレーションするパーティー、MAD MAGIC ORCHESTRAは石野卓球やDJ TASAKA, 大沢伸一をはじめ、SYSTEMS, Sound Brain, ececといったニューカマーを迎え世代を超えた音楽への愛がフロアにカオスと調和をもたらしていた。 惜しくも今年の11月にファイナルを迎えたが、毎度各会場フルに埋め尽くすパワーを見せていた。さて、2023年年の瀬。JUN INAGAWAがオープンして1年を迎えた渋谷ENTERで約6時間のオープンラストDJセットを披露する。今回のオールナイトロングは2017年から始まった彼のアーティスト活動を通し彼自身の中での葛藤や混沌を0に戻すための戦いでもある。彼は“JUN INAGAWA”に囚われ、自分のアイデンティティを失いかけていた。自分とは何者か、そして抑圧と混沌からの解放、新しいステージに行くための自問自答のオールナイト。果たして6時間の先に見える景色とは。JUN INAGAWAが渋谷のエンターを虹色に染める。 – JUN INAGAWA ALLNIGHT LONG 日時 THU 28 DECEMBER 2023 会場 ENTER OPEN 22:00 DOOR ¥ 1500 https://entershibuya.com/schedule/jun-inagawa/
第1弾収録アーティスト発表 more
レーベル第一弾作品は後日発表
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受け手の自由に寄り添う作品
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