2022/04/26
USツアーを発表
本作は、2021年に発表されたHTRKのウエスタン・ノワール・アルバム『Rhinestones』の裏側を垣間見ることができる。ハイウェイ・ジュークボックスのスタンダード曲のように、メロディーはほぼすべてのキーとテンポで悲痛な叫びを放っていく。リハーサルルームの壁越しに聴こえてくるリバーブのかかった楽曲。このパーカッシブなパルスは、荒野でそっと揺らめくような、孤独のムードをよりいっそう引き立てている。
Nigel YangのギターとJonnine Standishのボーカルは不思議な化学反応を起こし、同じ曲がりくねった道を歩いたり、または降りたりしながら、影のある月に同調している。Nigel Yangはプロセスを、様々な方向に引っ張られ、実験し、模索することだと表現する。
「私たちは何を取ることができ、それを私たちのものにすることができるのか?」
ストリングスとサイレンスの奇妙な憧れ、骨格のある鮮明なセッション。「Renaissance」や「Death Is A Dream」などの未発表曲はミニマルな蜃気楼を紡ぎ出している。また「Devil Do」と「Fast Friend (Demo)」はワルツとダージの間をゆっくりと移動し、呆然としながらも楽しげに、Jonnine Standishの声は妖艶なエコーでなぞられていく。この『Death Is A Dream』は、時間や場所にとらわれないスタイルと同じように波長でもある。それは記憶と不在、語られることのない隠された鼓動の音楽。
HTRK – Death Is a Dream
Label : N & J Blueberries
Art by m.c.pichl
Release date : 29 April 2022
Pre-order : https://htrk.bandcamp.com/album/death-is-a-dream
Tracklist
1. Renaissance
2. Gilbert and George (Dec 30 Rehearsal)
3. Valentina (Cali Highway Version)
4. Kiss Kiss and Rhinestones (Eurodance Version)
5. No Big Thing 6. Devil Do
7. Straight to Hell (Version)
8. Reverse Déjà vu (Demo)
9. Fast Friend (Demo)
10. Death Is a Dream
–
HTRK 2022 U.S. TOUR
4/29 – Atlanta, GA @ 529 w/LEYA Buy tickets
5/1 – Brooklyn, NY @ Market Hotel w/Lucy Liyou and Zebrablood Buy tickets
5/2 – Philadelphia, PA @ PhilaMOCA w/Lucy Liyou and Zebrablood Buy tickets
5/3 – Burlington, VT @ Higher Ground w/LEYA and Zebrablood Buy tickets
5/5 Montreal, QC @ L’esco w/LEYA and Zebrablood Buy tickets
5/6 Toronto, ON @ Adelaide Hall w/LEYA and Zebrablood Buy tickets
5/8 – Chicago, IL @ Subterranean w/LEYA and Zebrablood Buy tickets
5/10 Portland, OR @ Doug Fir Lounge w/M.Caye Castegnetto Buy tickets
5/11 Seattle, WA @ Substation w/M.Caye Castegnetto Buy tickets
5/13 San Francisco, CA @ The Chapel w/M.Caye Castegnetto Buy tickets
5/14 Austin, TX @ Elysium, Oblivion Access Festival Buy tickets
5/15 Los Angeles, CA @ Zebulon w/M.Caye Castegnetto and Ana Roxanne (DJ) Buy tickets
5/16 San Diego @ Soda Bar w/M.Caye Castegnetto Buy tickets
category:NEWS
tags:HTRK
2019/07/11
8月30日リリース オーストラリアはメルボルンから生まれたJonnine StandishとNigel YangによるデュオHTRKが、2014年の『Psychic 9-5 Club』以来となる5年ぶり4枚目のアルバム『Venus in Leo』を発表。 2010年に起こったメンバーSean Stewartの死を乗り越えて、2011年『Work (Work, Work)』、2014年『Psychic 9-5 Club』などのアルバムをリリース。Tropic Of Cancerとのスプリット『Part Time Punks Radio Sessions』、〈Sleeperhold Publications〉からリリースされたEP『Body Lotion』など、ミニマルでダビー、メランコリックで気怠いそのスタイルは継続している。先行シングル「You Know How to Make Me Happy」のビデオが公開。 HTRK – “Venus in Leo” Label : Ghostly International Release date : 30 August 2019 Buy / Stream : https://ghostly.lnk.to/HTRK-Venus-in-Leo Tracklist 1. Into The Drama 2. Mentions 3. Venus In Leo 4. You Know How To Make Me
2021/08/11
テレパシーと信頼 Photo by Josh Hourigan メルボルンのデュオHTRKが、前作『Venus In Leo』から約2年ぶりとなる新作アルバム『Rhinestones』のリリースを発表。 不気味でゴシックなカントリーミュージックにインスパイアされたという今作は、これまでのミニマルでダビーなエレクトロニックミュージックから、囁くような嘆きとアコースティック・ダウンテンポなスタイルへと変化し、喪失感と欲望の静かな炎を手繰り寄せる。メンバーのNigel Yangは今作について「特に友情を築くこと、そしてテレパシーと信頼の新しい感情の可能性。」と語っている。 HTRKは今作を携えて新レーベル〈N & J Blueberries〉を立ち上げた。今年の初めにオーストラリアのダンデノン山脈で録音されたアルバムは、ゆらゆらと酩酊するような霧の中で生み出されたハートブレイク・ノワールな作品に仕上がっている。 HTRK – Rhinestones Label : N & J Blueberries Release date : 17 September 2021 Buy : https://htrk.bandcamp.com/album/rhinestones Tracklist 1. Kiss Kiss and Rhinestones 2. Valentina 3. Sunlight Feels like Bee Stings 4. Siren Song 5. Fast Friend 6. Real Headfuck 7. Reverse Déjà vu 8. Straight to Hell 9. Gilbert and George
2021/09/08
素材の革新と長期間に渡って着続けられるデザイン ロンドン発のファッションブランドCOSが、9月に開催されるロンドンファッションウィークに初参加し、2021年秋冬コレクションを発表する。アーティスティックに表現されたポートレートと映像にフィジカルなキャットウォークが融合されたハイブリットなショーは、9月21日(火)日本時間23:00(現地時間15:00)よりCOS公式サイト cos.comからライブ配信される。 私たちが直面している変動の時代から切り抜けようとするCOSは、ブランドが掲げる目的意識と責務に新たな活気を吹き込むことで、ブランドとして向かうべき新たな方向性を今シーズンのコレクションで表現した。本コレクションでは、再定義したワードローブのアイコンを取り入れることで、タイムレスなスタイルを提案するCOSの特徴を体現する。また本キャンペーンビジュアルには、俳優のManny Jacinto(マニー・ジャシント)や、アクティビストであり未来学者、そして作家としても活躍するJanaya Future Khan(ジャナヤ・フューチャー・カーン)、そしてスーパーモデルRaquel Zimmermann(ラケル・ジマーマン)など、明日について考えるうえで刺激となるイノベーターやクリエイターを起用し、未来を見つめ直すための集合的な表現を試みている。 素材の革新と長期間に渡って着続けられるデザインコンセプトを引き続きブランドの核とするCOSは、サステナビリティへの取り組みを強化するため、循環型のコレクションを展開する。環境に配慮したオーガニック素材やリサイクル素材を使用するなど、デザインや生産の過程においても考慮した方法を取り入れたことで、天然資源の消費を軽減することに成功した。 COSのアトリエでは、アイコニックな服に本来備わっているべきディテールや緻密な構造について見直す作業から取り掛かったという。コントラストを効かせたバインディングからハンドスティッチの補強、そして調整可能な機能を備えたテーラリングの新しいフィット感など、COSはクラフツマンシップを重視し、さらに長く愛用できるようにした。 今シーズンから新しく生まれ変わったロゴは、タグや織ネームなど全パッケージに採用。ショッパーは、責任を持って調達された紙を採用し、耐久性に優れた不織布のハンドルを備えた。このような新たな素材革新により、100%リサイクル可能なパッケージに生まれ変わり、ブランドが考えるサステナビリティに対する幅広い価値観と見事に一致する。 撮影:Jack Davison スタイリスト:Clare Richardson
受け手の自由に寄り添う作品
more
SoundCloud発、中国ラップスター more
東京・大阪を回るジャパンツアー開催
more