2022/04/21
痛みの無力感と、変化を受け入れること
「things will change」は、長い間中毒と闘ってきた弟への手紙。痛みの無力感と、変化を受け入れること、何も変わらないという壊滅的でもありながら、希望に満ちた認識を共生的に描き出していく。
コロラド州の小さな町出身のsophie meiers(they/them)は、幼い頃から音楽に夢中になり、インターネットが持つ無数のリソースに後押しされる形で音楽活動を始めた。15歳で家を出て、創造的工夫によって自分の道を切り開き、シンガー、ソングライター、ビジュアルアーティスト、プロデューサーとしてSoundCloudコミュニティから登場し、90年代のGwen StefaniをTrent Reznorがプロデュースしたようなスタイルを作り出した。
「この曲は、本当に傷つきやすく、痛みを伴うものですが、この暗い題材から美と癒しが生まれることを望んでいます。この曲は、あなたが愛している人が、もう知らない誰かに変わっていくのを見ることについての曲です。長い間、中毒と闘ってきた私の弟の一人に宛てた手紙なんです。信じられないほど複雑で、私にとってはとても繊細な内容です。なぜなら、これは今の私から今の彼への手紙だから。とはいえ、私には厚い皮とトラウマから得たユーモアのセンスがあり、このメッセージが私にとって重要であれば、他の多くの人々にとっても重要であるという強い思いがあるのです。愛する人を助けたいと強く思いながら、自分がいかに無力かを思い、胃が痛くなるような思いをするのは、他では味わえない心細い経験です。テーマとしては、この無力感と同時に、受け入れるという感覚が中心になっていると言えるでしょう。幼なじみで、親友で、森で遊び、成長しなければならない。そして、互いの変化を見守る。まだ希望と無条件の愛が残っていて、私は物事をそのまま受け止めなければならないことを実感しています。私たちの生活は以前と同じではありませんが、それでもいいのです。私たちは以前と同じ人間ではありませんし、それでいいのです。私にできることは、できる限りの愛とサポートを与え、事態が変化することを信じることです。」- sophie meiers
sophie meiers – things will change
Label : Epitaph
Release date : 20 April 2022
category:NEWS
tags:sophie meiers
2023/06/29
剥き出しで、原始的で、オープンで傷つきやすい LAを拠点のマルチメディア・アーティストのsophie meiersが前作『shine__space』に続く新たなEP『spark__space』を〈Epitaph Records〉からリリースすると発表。リードシングル「i was the right one」をリリース。 「この曲は、嘘の生活を送っていた長い期間の後に書きました。そして、私の人生のうちの2年間は完全に引き裂かれた。ずっと、何かがおかしいという病的な感覚が自分の中にあったけど、その感情を押し殺して、偽りの現実の中で生きていた。この曲は、最終的に全てをありのままに見つめ、自分が正しいのだと気づいたことを歌っている。ずっと戦っていたのは自分自身とだった。私は自分が知っていることが真実だと信じたくなかったし、そのことは関係以上に私を傷つけた。それは私と彼らの問題ではなく、私が自分自身に対して抱いている内的信頼を裏切ることだったのです。」 「これらの曲を特別なものにしているのは、何者にもなろうとしていないこと、考えすぎたり編集しすぎたりしていないことだと思う。ソングライティングは、欲望、愛着、献身、変化といった、ありふれた人間の経験のニュアンスを探求している。shine__spaceのキャラクターが、ポスト・ヒューマンな私自身の反映だとしたら、spark__spaceは、最も剥き出しの、原始的な私。オープンで傷つきやすく、物質的。」 sophie meiers – spark__space Label : Epitaph Records Release date : August 24 2023 Stream : https://sophiemeiers.ffm.to/spark__space Tracklist 1. <spark> 2. slow 3. i was the right one 4. collar 5. fine 6. someone to be there 7. growing pains 8. </spark>
2023/05/11
新たにNinja Tuneと契約 Nat Ćmielのプロジェクト、yeuleが〈Ninja Tune〉との契約を発表。合わせて2023年の最初の作品としてシングル「sulky baby」をリリース。MVはJaxon Whittingtonとの共同制作。この曲は2000年代のオルタナティヴ・ロックとシューゲイズをブレンドし、メランコリックな風刺を織り込んだものであると彼女は説明している。 Nat Ćmielは傷跡と呼ぶ日記のコレクションを保管している。「sulky baby」のために、yeuleは幼少期の回想の走り書きの言葉を声に出して歌い始めた。その中の1ページがシングルの初期バージョンとして生まれ変わった。日記の破れたページは破れた記憶のように、ページの死活を際立たせる。歌詞はその思い出をロマンチックに表現することで終結と癒しを得ることを目的としている。Jaxon Whittingtonが監督したビデオでは、幼少期の自分と向き合うyeuleの姿が視覚的に描かれている。 yeuleはこの曲に込められた意味について次のように語っている。「 “sulky baby” は、2000年代のアルトロックとシューゲイズのハイブリッドで、悲しい風刺に彩られているような曲だった。私は、幼い頃の自分に話しかけているような気がして、彼女が泣くのを止め、自分からその無邪気さを裏切り、ないがしろにしてきたことを振り返っていました。私は彼女を守れなかった。私は過去に戻り、彼女が飢えていたものを満たす必要があるように感じた。そうすれば、彼女は私の側に戻ってくることができる。そうすれば、私はまた小さな子供のように微笑むことができる。この曲は、私が感じていた憂鬱な気分を、まるで燃えるような情熱で鮮明に描写しているのですが、私はそれを明るいトーンで表現することを心がけました。ロマンチックになることは、必ずしも悪いことではないと思うんです。抑圧された記憶を扱うときに、そうすることで救われることもある。アドバンテッジド・デリュージョンというのでしょうか。そうすることで、思い出したくない自分の部分を思い出すことができ、彼女を安らかに眠らせて癒すことができることもあります。子供の頃、母に「拗ねていてはいけない」とよく言われた。だから、拗ねることは私にとって特別なことなんだと思います。」 yeule – sulky baby Label : Ninja Tune Release date : May 10 2023 Stream : https://yeule.lnk.to/sulkyYo
2023/06/13
自己嫌悪、鬱、身体醜形障害、他者からの評価 オルトポップSSW、Sophie Powersが、新曲「Bathroom Floor」をリリース。彼女は今作の発表にあたり、摂食障害に苦しむ個人と家族を支援することを目的とした非営利団体への3,000ドルの寄付を集めることを約束している。 「バスルームのフロアにいるとき、クソも感じないとき、あなたはどん底に落ちたことを知るでしょう。私は精神的にも肉体的にもまさにそのような状態でした。この曲は、自己嫌悪、うつ病、身体醜形症、そして他者からの評価を求めることで暗い穴から脱出するという、自分の苦しみを深く掘り下げています。面白いことに、そうした気晴らしや人がいなくなった途端、何が残るんだろう?自己嫌悪、鬱、不眠症、身体醜形障害、暗い考えや不安など、同じスパイラルが続く…。私は決して精神疾患を奨励したり美化したりしたくありませんが、ただそれを話すことで、このテーマを非主流化し、苦しんでいる誰かを助けることができればと思います。」 Sophie Powers – Bathroom Floor Release date : June 9 2023 Stream : https://sophiepowers.lnk.to/BathroomFloor
第1弾としてANORAK!とillequalによる「Re:Re:」がリリース
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2024年記憶に残っている5つの何か
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