2022/03/10
金と名声のメタファー
ドイツとパレスチナにルーツを持ち、ニューヨークのマンハッタンで生まれ育ったシンガーソングライターのAyla D’lylaが、新曲「Money」をリリース。昨年の「Burning Perception」や、Miss Madelineとのコラボシングル「Life Could Be Sweet」に続く、今年最初のシングル。MVでは楽曲のテーマを詩的な方法で体現する。誰もいない客席に向かって歌うポップスター。金と名声のメタファー。
女性の痛み。彼女は意図的に退屈そうにこの曲を伝える。「この曲はまさにあなたが思っているような曲。私を含め、人生の多くの女性は、男性との関係で常に感情的に満たされていないと感じている。率直に言って、私たちはあなたのお金が欲しいだけです。」- Ayla D’lyla
Ayla D’Lyla – Money
Label : Snafu Records
Release date : 2nd March 2022
Stream : https://ayladlyla.ffm.to/money
category:NEWS
tags:Ayla D'Lyla
2021/07/16
マッチングアプリで出会った男 中国と日本をルーツに持ち、NYを拠点にするアーティストLil Marikoが今年4月にリリースしたRico Nastyとのコラボ曲「SIMP」に続く、新曲「Boring」をMVと共にリリース。今回もパートナーでプロデューサーのFull Tacがビートを手掛けている。 メタルと90sレイヴ・ミュージックへの愛を昇華し、2019年に電子タバコ・アンセム「Where’s My Juul??」がヒット、2021年セルフタイトル・デビューEP『Lil Mariko』を自身の誕生日にリリースしたLil Mariko。今作では、マッチングアプリで出会った退屈すぎる男性のことをテーマにしており、「私は狂ってない、あなたが退屈なだけ。あなたのメールは全無視。話しかけないで。」と歌詞を綴っている。 Lil Mariko – Boring Release date : 16 July 2021 Stream : https://orcd.co/boring
2021/04/06
デビューEPより 昨年の夏にデビューしたウィーンのアーティストAntheaが、デビューEP『XEA』のリリースを発表し、タイトル曲の3D映像作品を公開。 元々はアートスクールで写真や絵画を学び、ヴィジュアルアートの分野で活動していたというAnthea。その後、何かが足りないことを感じてギターとAbletonを学び、音楽への道を歩み始めた。今作のタイトル「XEA」とはジェンダーフルイドのキャラクターであり、憂鬱から解放し、自己愛と自分への強さを見出すための物語を描いているとのこと。「一日が重くて息をするのも忘れそうなときに、ベッドから出るのを助けるためのもの。あなたを踊らせ、あなたを抱きしめるためのもの。そしてあなたが一人ではないことを伝える。」と語っている。 Anthea – XEA Release date : 26 March 2021 Stream : https://distrokid.com/hyperfollow/anthea1/xea-2 written by Anthea produced by Philipp Manfred Maier mixed by Geoff Swan mastered by Kevin Tuffy at Airstudios
2021/05/19
JRPGスタイル・ファンタジー ロンドンのプロデューサーDark0が、先日リリースしたシングル「Shining Star」に続き、デビューアルバム『Eternity』を〈YEAR0001〉よりリリースすることを発表。合わせて新たなシングル「Wait for Me」を公開した。映像は友人であるイラストレーターのConor Chignoliと、Team RockitのメンバーであるVictor Svedbergによって手掛けられた。 『Eternity』はサガシリーズのようなJRPGで描かれるファンタジーの世界観を基にしており、聴く者を物語の主人公として受け入れる。そして、Dark0の象徴的なトランスやグライムのサウンドは、冒険のサウンドトラックとして役目を果たす。 – 子供時代やあなたの歴史について教えてください。 Dark0 – 母はセルビアから、父はパキスタンからロンドンに移り住んできました。子供のときはとても楽しかったですね、幼馴染たちのほとんどが移民の一世の両親のもとで育っていて、みんな共通する部分を持っていたから。所謂「マイノリティ」なんですけど、住んでいた地域では私たちの数のが多かったので、そんな風に感じませんでした。CDや雑誌、食べ物、文化など、たくさんのものを共有できていたし、素晴らしい雰囲気がそこにはありました。もう遠い昔のことのように思えるけど、当時のことはとても鮮明に記憶しています。 – 幼い頃からゲームの世界(SaGaシリーズやJRPGなど)は身近な存在だったのでしょうか? Dark0 – 私の父は航空会社でエンジニアとして働いていて、家族に会うためによくパキスタンに帰省していたんです。父はPS1の海賊版のソフトを大量に持って帰ってきてくれて、改造したプレイステーションで遊べるようにしてくれたんです。改造したのは、ウェンブリーマーケット(有名なサッカースタジアムのすぐ隣)でした。毎週末にマーケットが開かれていて、PS1の中にチップを入れて、EUだけでなくアメリカや日本のPS1のゲームを動かせるようにしてる人たちがいました。とにかく、父が戻ってくると、私と弟は狂ったように積み上げられたゲームをスクラッチカードのように一つ一つ試していくんです(笑)。『ペプシマン』や『スリルキル』(暴力的内容で発売直後に発売禁止になりました)などの奇妙なゲームを発見したりしました。その中には『Threads of Fate(デュープリズム)』や『クロノ・クロス』といった(日本のスクウェアの)タイトルもあって、これらはEUでは発売されてなかったんです。ゲームショップの棚に並んでいるのも見たことがなかったし、友人からも聞いたことがありませんでした。それが珍しいし、宝物みたいで、まるで私のために作られたかのような感覚があったんです。だから、大切にして本当に夢中になって遊びました。父が次にパキスタンに行くときに次に欲しいゲームや続編を書いたリストを渡して、探してもらいました。そんなプロセスを経て、ゲームの音楽は私にとって特別なものになっていったんです。 – 今回のアルバムでは、サガシリーズのようなファンタジーの世界観と音楽との結びつきが表現されています。テーマについて詳しく聞かせてください。 Dark0 – 今回のアルバムの核となるテーマは、「友情」と「運命の共有」だと思っています。それがどのように感じられ、どのように現れるのかを視覚的に表現するのは難しいのですが、これらのテーマはファンタジー作品にはつきものです。それを伝えるために、そして永遠の絆を示すために、視覚的な表現を借りるのは適切だと思いました。幸運なことに、私の親友であるConor Chignoliがこの物語に基づいてイラストを描いてくれて、Sybil Montetがそのイラストをアニメーションに変換してくれました。この作品は、友情の輪と困難な状況を乗り越えるためにビジョンを共有すること、闘いや悲しみを支えてくれる人々に捧げられています。 – アルバムは、それ自体がひとつのストーリーを形成しています。サウンドトラックとしては、どのような意図はありますか? Dark0 – 最初にビジュアルのアイデアを出し、それに基づいて音楽的なアイデアを作り、キャラクターや環境が生まれるまで、あるいはトラックが完成するまで、常にお互いに進化させていくという反復的なプロセスがほとんどでした。テーマや歌詞も明確になってきて、プロジェクト全体が展開していく中で、まるで自分がその物語にいるようでした。途中だったストーリーに命を吹き込んでくれたフィーチャリング・アーティストもいます。一方で、プロジェクトの最初から、明確なプロットが必要だとは思っていませんでした。聴いてくれる方には、自分がファンタジーの主人公のように、自分自身の物語として音楽を解釈してほしいです。 – ちなみに今はどんなゲームをしてますか?フェイバリットも教えてください。 Dark0 – 今は『Call of Duty : Warzone』や『Rocket League』などの対戦型ゲームをよくやっています。今年は一人用のゲームをプレイするには、時代的に違うかなと感じてます(笑)。対戦ゲームでは、マイクを使ったコミュニケーションを楽しむことができますし。『Rocket League』では世界のトップ1%に入るぐらいで、ほぼ「グランドチャンピオン」のレベルに達しているんですよ。でも、『Call of Duty : Warzone』は難しくて、『PUBG』や『Fortnite』、『Apex Legends』から移行してきたバトルロイヤルプレイヤーに負けてる気がします。でも、友人達と一緒に楽しんでいますよ。フェイバリットタイトルは、『FF9』、『ポケモン ルビー』、『鉄拳3』、『グランディアII』、『FIFA 13』(史上最高のチェルシーのチーム)、『Quake III: Team Arena』です。 – 今後の展望や、予定を教えてください。 Dark0 – 国外に出ていきたい。日本に遊びに行きたいですね。あと素晴らしいアーティストとコラボレーションしているプロジェクトがあって、来年中には発売される予定です。個人的には、友達に会って、太陽の下でバーベキューをしたり、ハウスパーティーをしたいです。 – Please tell me about your childhood. / Can you tell
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