2021/09/29
伝統や権威への反発、怒りや深い悲しみ
北海道出身の音楽家で、ヴェイパーウェーブ〜シティーポップ、R&Bを横断・進化する作風で注目を集めるアーティストNoahが新作ミックステープ『Étoile』のリリースを発表。
白昼夢のような情景を表現したデビューアルバム『Sivutie』、80年代香港ポップをヴェイパーウェイブを通過したエレクトロへと進化させた『Thirty』と、様々にサウンドを変化させてきた北海道出身のミュージシャンNoahは、ここ数年の間にようやく自分が本当に表現したいことが見えてきた、と言う。伝統や権威への反発と、怒りや深い悲しみなどの感情を魂の領域で意識したことが、この魅力的なミックステープを生み出す力となった。
ハープやストリングスなどのクラシカルな楽器、時代に逆行するような切り刻んだピアノが織りなすゴシックな世界に、トリップホップ調のブレイクビーツやシンプルなリズム、Noah独自のミニマリズムが合わさり、ファッションショーの音楽を想定して作られたというだけあって、これまでになく荘厳さと気品を感じさせる。常にビジュアルを意識して音楽を制作するという彼女は、Etoileを通して荒涼としながらもエレガントな世界への視線を作り出している。それは、ファンタジックで煌びやかなショーのサウンドトラックのようでもあり、別の世界への扉を開くかのようにも聴こえる。
Noah – Étoile
Label : FLAU
Release date : 27 October 2021
https://flau.jp/releases/etoile/
Tracklist
1. Rosa alba
2. Perdu au paradis
3. Moonchild
category:NEWS
tags:Noah
2021/06/16
白昼夢ミニマリズム 北海道出身の音楽家で、ヴェイパーウェーブ〜シティーポップ、R&Bを横断・進化する作風で注目を集めるアーティストNoahが、ミニアルバム『Thirty』以来となる2年ぶりの新曲「Gemini — mysterious lot」をリリース。 英ガーディアン誌では、Mura Masa、Little Simz、Tinkらと共に同年のBest New Bands、5組に選ばれるなど注目を集め、イギリスのプロデューサーkidkanevilとのプロジェクトnemui pjや、Teams、Repeat Patternと共にコンセプトアルバム「KWAIDAN」のリリース。SELA.やJoni Voidへの客演を経て、2019年にミニアルバム『Thirty』を発表した。自身が新たなスタートと位置付けるニューシングルは、ミステリアスでいながら強い高揚感も同居するまどろみのディープハウス。宇宙からこだまするようなポエトリーが未知の世界に飛び込む好奇心と恐怖の入り混じる高揚感を伝える。 Noah – Gemini — mysterious lot Label : FLAU Release date : 16 June 2021 Buy/Stream : https://smarturl.it/Noah-Gemini
2022/07/15
パーソナルな未発表アーカイブ Noahの新作『Noire』は、ファーストアルバム『Sivutie』発表後から最新EP『Etoile』以前の5年間に制作されていた楽曲をまとめたコンピレーションアルバム。 Noahの最もパーソナルな楽曲のアーカイブと、アーティスト自身を形成する手助けとなった創作過程を掘り下げた作品集。この未発表の9曲は、童話の中のロマンチックな夜の情景をイメージしながら、少しずつ練り上げられていった。セルフ・サンプリングされたピアノ・ループ、効果的に散りばめられたフルートやサックス、慎重に検討されたビート。深夜のジャズとPortisheadのカクテルとも言えるミニマルなトラックには、「The things I’ve left behind」(Shadow)という情熱的なフレーズからオープニングの Twirling における催眠的な遠景まで、柔らかで囁くようなNoahの歌声と、神秘的なサウンドスケープが夜の間の自由な感覚とともに織り込まれている。 Noah – Noire Label : FLAU Release date : 26 August 2022 Format : LP / DIGITAL Pre-order / Stream : https://flau.lnk.to/Noah-Noire Tracklist 1. twirling 2. odette 3. lamp 4. back 5. shadow 6. gemini ― mysterious lot 7. cheshire 8. voice 9. summer ends
2020/03/06
by Teki Latex & Nick Dwyer TTCのTeki Latexと、日本のビデオゲーム音楽史をフォーカスしたドキュメンタリー『Diggin’ In The Carts』を手がけたNick Dwyerが日本のゲーム音楽にヒップホップのアカペラを乗せたミックステープ『テキとニックのミックステープクエスト大冒険』をリリース。 本作にはいくつかエクスクルーシブ音源が収録されている。〈Hyperdub〉のKode9が『飛装騎兵カイザード』を、食品まつり a.k.a foodmanが『ファイナルファンタジー VI』の楽曲をリミックスしている。他にもMumdance、Ikonika、シシヤマザキなどが参加。『ポケモン』、『クロノトリガー』、『ファイナルファンタジー』などの音楽に、Migosや水曜日のカンパネラなどのアカペラが乗る。さらに注目は80年代下旬と90年代初旬に登場したゲームをオマージュしたアートワーク。裏ジャケのテキストの入り方など世代の人にはわかるディテールの細かさ。さらにTeki LatexとNick Dwyer、エクスクルーシブ音源を提供したアーティスト達がゲームキャラクターになっている。
第1弾収録アーティスト発表 more
レーベル第一弾作品は後日発表
more
受け手の自由に寄り添う作品
more