2021/09/23
古代と未来、歴史上の出来事と鳥
中国・北京出身で、アジアを代表する電子音楽家であり、レーベル〈Do Hits〉を主宰するHowie Lee(李化迪)が、今年4月にリリースした最新アルバム『Birdy Island』のリミックスバージョンのリリースを発表。
Howie Leeが長年構想を練ってきた、鳥と祖先の霊が共存するシチリアのテーマパークというコンセプトのもとに制作されたアルバム『Birdy Island』。それは、財政破綻後に精神世界や自然界との関係性を再構築しようとする中国の投資会社によって建設された空間。レーベルの〈Mais Um〉曰く宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」を彷彿させるというアルバムは、中国の伝統楽器である揚琴や管子、声楽、儀式的な道教の音楽、モジュラーシンセを丁寧に織り交ぜ、神聖かつ不穏な空気を孕みながら展開する。
今回発表されたアルバムの再構築版『Birdy Island (Remixes)』では、〈Hyperdub〉から最新アルバムをリリースしたばかりの日本のプロデューサー食品まつり a.k.a foodmanをはじめ、ペルーのリマを拠点とするデュオDengue Dengue Dengue、グアテマラ出身でメキシコ在住のチェリスト/ボーカリストMabe Fratti、ロンドンを拠点のSilvia Kastel、フィンランドのプロデューサーKuplaが参加。
Howie – Lee – Birdy Island (Remixes)
Label : Mais Um
Release date : 22 October 2021
Buy / Stream : https://maisum.lnk.to/Birdy_Island_Rmxs
Tracklist
1. Island Birdy (Mabe Fratti Remix)
2. Wave, Wave, Wave (Foodman Remix)
3. Foreign Flowers (Dengue Dengue Dengue & Prisma Remix)
4. Time To The Sun (Silvia Kastel Remix)
5. Birdy Island (Kupla Remix)
category:NEWS
tags:Howie Lee
2018/11/22
luteとのコラボレーションにより公開 『STUDIO VOICE』の最新号の特集「Flood of Sounds from Asia / いまアジアから生まれる音楽」は、以前からアンダーグラウンド・ミュージックの潮流の一つであったアジアをフォーカスしている。特集されているアーティストはすでにローカルを超えて認知度の高い存在であり、現在のアジアの知る入口として最適な特集である。そこからさらに、深く掘っていくと様々なジャンルやシーンでさらに面白い人たちたくさん存在するので、今回の特集をきっかけに細やかなシーンにも注目してほしい。 今回、STUDIO VOICEが誌面連動企画としてluteとコラボレーション。中国は北京のプロデューサーHowie Leeのドキュメンタリー映像が公開となった。 以下は先日Dummyで公開されたMix音源。内容は2015から2018年にかけて制作された自身の曲やリミックスで構成されており、今後リリースされる新曲も含まれている。Howie Leeを知るには最適のMixだろう。 Tracklist Howie Lee – 邓芝Edit Howie Lee – Hua Yan Hui Howie Lee – YIGO Howie Lee – Untitled Lisachris – R U a samurai (Howie Lee Remix) Howie Lee – JIngertaf Alex Wang, Yllis & Howie Lee – Xiao Gei Gei Howie Lee – 蜀山Edit Perera Elsewhere – Albanian Hymn feat Fattu Djakite(Howie Lee Remix) Howie Lee – Untitled Tool Howie Lee – Be Buried Howie
2019/11/02
11月15日開催 ここ数年アジアンエレクトロニック・シーンを常にリードしてきた中国の異能Howie Lee。2016年12月「K/A/T/O MASSACRE」100回目に出演した際のDJが未だに脳裏に焼き付いている人も多いはず。今回、Howie Leeが主宰のコレクティブ〈Do Hits〉のテイクオーバーが4年ぶりのフル・アルバム「天地不仁 / Tiān Dì Bù Rén 」を提げ、LAの〈Alpha Pup〉からデビューのネオ・ソウル・シンガー/プロデューサーYEHAIYAHANとブランド〈SCV〉を立ち上げたヴィジュアル・デザイナーVeeeky、ローカルからはDoveやGOODMOODGOKUといったシンガーやラッパーのプロデューサーでもある注目のLe Makeupと荒井優作を迎え、WWWβにて開催。 本年春に行われたWWWとSTUDIO VOICEとのアジアの音楽をフィーチャーしたコラボレーション・イベント『STUDIO VOICE × WWW presents “Flood of Sounds from Asia”』の来日も記憶に新しい、「Made in China」なるユニークな美学を掲げ、アジアのエレクトロニック・ミュージック・シーンをリードするプロデューサー/DJ Howie Lee。2011年に設立したコレクティヴ/レーベル〈Do Hits〉は、アジアでも特に先鋭的なマインドのクルーへと発展し、レーベルメイトのJason Hou、Yllis、Guzzなどの一連のリリースは成功を納め、キュレーターとして、またパートナーのヴィジュアル・デザイナーVeeekyとの映像作品など、目覚ましい活躍を見せている。今回のテイクオーバーでは2015年にLAの〈Alpha Pup〉からリリースしたデビュー・アルバム『Mù Chè Shān Chū』を発表して以来、4年ぶりのセカンド・アルバムとなる『Tiān Dì Bù Rén』をフィーチャー。最新作は道教の教祖である老子の著した『道徳経』の慣用句に由来し、リリース・レーベルの〈Do Hits〉のプレス・リリースでは「『Mù Chè Shān Chū』が若々しい活力と理想主義だったとすれば、『Tiān Dì Bù Rén』は目の覚めるような成熟だ。無関心な天を見つめ返している」と説明が添えられている。アルバムは全部で13曲を収録しており、Howie Leeのサウンドの特徴でもある、伝統的な中国の楽器と実験的なサウンドスケープのミックスによって、「“人間の意志”と“人間の破壊”を反映している」という。またアルバムは、古代と現代、中国と世界を融合させた新しい音楽言語として成立しており、さらにその内容について、「資本主義者の貪欲さと環境破壊の相互作用、人間の道徳と科学倫理の対立、グローバルなムーヴメントとローカルの圧力との間の緊張。Howieの歌は弁証法での会話であり、対立する立場、感情、リアクションの統合である。『Tiān Dì Bù Rén』は、中国における偏狭なナショナリズムとポピュリストの怒りに取り組んでおり、Howieは自身の故国と広い世界の両方を冷静に観察し、“天下(tiānxià)”として分析をしている」と〈Do Hits〉は解説している。 本テイクオーバーの共演にはLAビート・シーンの中核を担ってきた老舗〈Alpha Pup〉からデビューを果たした上海のネオ・ソウル・シンガー/プロデューサーYEHAIYAHAN、〈Do Hits〉のアートワークやビデオを手がけ、自らのブランド〈SCV〉も立ち上げた台北拠点のヴィジュアル・デザイナーVeeeky、ローカルからはDOVEやGOODMOODGOKUといったシンガーやラッパーのプロデューサーでもある注目の2人Le Makeupと荒井優作を迎え、ヒップホップ、R&B、LAビート、UKベース、アンビエント等を経由し、中国や日本独自の環境から生まれる新世代のエレクトロニック・ミュージックの躍動を体感して欲しい。 Do Hits Tokyo Takeover 2019/11/15 fri
2019/02/15
デイ・タイムに「In&Out」、クラブ・ナイトに「上東」がそれぞれ開催。 3/29、STUDIO VOICEとWWWの共同企画「Flood of Sounds from Asia」が開催される。数年前からのキーワードとなっている「アジア」を軸に展開する2つのイベント「In&Out」がデイタイムを「上東」がクラブナイトを仕切る形で、夕方から朝までアジアの音の洪水を体感できる。 「In&Out」では、STUDIO VOICE最新号での特集もいろんな意味で注目を浴びたEYEDRESSが、『Hearing Colors』のリリースから6年経過して、初来日公演となる。「上東」では、Howie Lee再び、〈SVBKVLT〉からリリースもあるZaliva Dと33EMYBWのGOOOOOSE、その中にGranuleが混ざるべくして混ざっている。 また、STUDIO VOICEは2018年9月発売号「flood of sounds from asia いまアジアから生まれる音楽」に続き、3月20日発売の最新号では、アジア特集3部作の第2弾として、アジアの”ファッション”にフィーチャーした1冊を予定しているとのこと。 以下、詳細。 – DAY TIME – <In&Out > 2019/03/29 fri at WWW X OPEN 18:30 / START 19:30 ADV ¥2,800+1Drink | DOOR ¥3,300+1Drink TICKET: e+ / LAWSON / PIA / WWW店頭 *2/25(月)発売 アジア・インディ・ロック・シーンの交流地点として開催してきたWWWのレギュラーイベント「In&Out」。今回の出演者はXLからのリリースで躍進を遂げ、昨年11月にUKレフトフィールド・ヒップホップの名門レーベル〈Lex〉やから新作『Sensitive G』をリリースし、見事なサイケデリック・ベッドルーム・ポップを披露したフィリピン・マニラの悩める天才 EYEDRESS、skipskipbenben擁する台湾インディポップの最重要バンド「雀斑freckles」のギタリストとしても活躍する蘇偉安(スー・ウェイアン)率いるバンドとしても注目を集め、2月20日には祝祭感溢れるギターリフが中華世界へと誘う「浪漫的中華街」の7インチをリリースする台湾インディポップの至宝「EVERFOR」、そして日本からは古今東西さまざまなビデオテープをサンプリングして映像と音楽を同時に制作しゆらゆら踊れる夜を演出する VIDEOTAPEMUSIC 、DJには東京の次世代のダンスミュージック・シーンをリードするコレクティブ CYK より Kotsu が出演! LIVE: EYEDRESS [Manila] EVERFOR [Taipei] VIDEOTAPEMUSIC DJ: Kotsu [CYK] 詳細はこちら。 – CLUB NIGHT – <ALL Shanghai
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