2021/08/25
“過剰”な女性であることへの罪悪感や恐怖心を浄化する
2017年に解散したインディフォークデュオSlow ClubのメンバーだったRebecca Lucy TaylorことSelf Esteemが、今秋リリースされる2ndアルバム『Prioritise Pleasure』から先行シングル「How Can I Help You」をリリースし、自らディレクションしたMVを公開。
Rebecca Lucy Taylorは、この曲とビデオについて次のように語っている。「”How Can I Help You”は、2ndアルバムのために最初に作った曲のひとつです。1stアルバムのツアー後、過小評価されているとか、威圧的だとか言われて、うんざりしてました。女性として、甘くて、優しくて、落ち着いていて、静かでなければ、「違う」とか「難しい」と見られることに対して永遠に怒り続けると思います。ビデオの中でドラムを演奏したいと思ったのは、ドラムを演奏することに意識的になっていた自分を取り戻すためです。女性がドラムを演奏するという行為は、胸が動くことを意味します。私はずっと演奏したいと思っていましたが、そういう目で見られるのではないかという不安が常に付きまとっていました。今、私の胸は、私のため、私の歌のため、私のビデオのために動いています。私の胸のためにクリックして、そしてフェミニズムのためにとどまって!」
また、2ndアルバム『Prioritise Pleasure』については、「”過剰”な女性であることへの罪悪感や恐怖心を浄化し、その概念そのものを、自分自身やあなた、人間であることや、常に簡単で完璧ではなく、それで良いのだということへの賛美に置き換えるための13曲。」と語っている。
Self Esteem – “Prioritise Pleasure”
Release date : 22 October 2021
Pre-order : https://www.musicglue.com/self-esteem/
How Can I Help You : https://selfesteem.lnk.to/HCIHYSo
Tracklist
1. I’m Fine
2. Fucking Wizardry
3. Hobbies 2
4. Prioritise Pleasure
5. I Do This All The Time
6. Moody
7. Still Reigning
8. How Can I Help You
9. It’s Been A While
10. The 345
11. John Elton
12. You Forever
13. Just Kids
category:NEWS
tags:Self Esteem
2021/10/21
時には誰もが暗い場所にいる スイス出身、ロンドン拠点のlaptopmusicgirlことAMARA ctk100が新曲「How Can I Sleep Now That I Know?」のリリースを発表。今回の新曲は、昨年末に「Club Quarantine」で開催されたHannah Diamondのリリースパーティーに出演するために制作された。 ギターをフィーチャーした今作についてAMARA ctk100は、「ギターが自分より大きくて、持つのがやっとだった頃に、父がギターを教えてくれました。毎晩、一緒に座って演奏したり歌ったりしていました。育った環境のおかげで、とても思い入れのある楽器なんです。」と語っている。 また、彼女は続けて「時には誰もが、自分でもよくわからないような暗い場所にいることがあります。簡単なことも対応できず、全てが手につかず、人を押しのけてしまうような場所。自分への信頼を取り戻し、不健全なパターンから抜け出すまで、すべてが自分にかかっています。誰もが自分一人で処理しなければならないと感じるべきではない。あなたが何を抱えていようと、あなただけの問題ではありません。」と今回のテーマについて説明している。 AMARA ctk100 – How Can I Sleep Now That I Know? Label : Minimal Surface Release date : 22 October 2021 Pre-save : https://hypeddit.com/link/cqe76t
2021/08/25
韓国人、アジア人、自分自身であることを祝福する 2NE1のリーダーだったことでも知られるCLが、10月リリースされるデビューソロアルバム『ALPHA』から先行シングル「SPICY」をMVと共にリリース。 「この曲は、自分自身であることを祝福する曲です。私にとって、韓国人であること、アジア人であること。そのすべてと、その姿勢を祝福しています。自分自身であるということ。そして、ジョン・マルコヴィッチがこの曲でエネルギー、パワー、ケミストリーについて語っていることをとても光栄に思っています。」 今作は『マルコヴィッチの穴』でも知られる俳優のジョン・マルコヴィッチがオープニングのナレーションを担当。楽曲はBaauerとSokodomoの共同プロデュース、MVにはOmega Sapien、Lil Cherryが出演している。 CL – SPICY Release date : 24 August 2021 Stream : https://orcd.co/spicy
2022/01/07
火炎放射器を持った女性が青い炎に包まれている Cherry Glazerrの元メンバーで、韓国をルーツに持つLA拠点に活動するSASAMIが2月にリリースする2ndアルバム『Squeeze』から先行シングル「Say It」をMVと共にリリース。 「人がコミュニケーションをとってくれないから空回りしてしまう、ということに対する怒りのアンセムダンストラック。この曲を聴くと、宇宙のインダストリアルなダンスクラブで、神秘的な火炎放射器を持った熱い女性が、感情的な青い炎に包まれている姿が見えるような気がする」- SASAMI 『Squeeze』では痛烈な正直さと残酷なまでに妥協のないビジョンが表現されているが、それは頭が女性で体が蛇の日本の妖怪「濡女」からインスピレーションを受けている。母方が在日韓国人の家系であるという彼女は、韓国と日本が混ざり合った家族の歴史と文化を深く掘り下げていく中で、濡女に出会い、女性的で高貴でありながら、舌で血を吸い強力で凶暴だというその多面性に惹かれた。 『Squeeze』では、制度的な暴力への怒りから、個人的な人間関係に関する事柄まで、幅広い題材が表現されている。シンガーソングライターでありプロデューサーでもある彼女は、ニューメタルの生々しい攻撃性、カントリー・ポップやフォーク・ロックの優しい素朴さ、そしてクラシック音楽のドラマチックなロマンティシズムを随所で表現しており、システム・オブ・ザ・ダウンからシェリル・クロウやフリートウッド・マック、さらにはバッハやマーラーに至るまで、様々な影響が垣間見える本作は、今再び様々な才能が生まれているUSインディの領域と可能性を広げている。 濡女のダークで幻想的な要素は、アルバム全体に漂うヘヴィ・ロック・サウンドに表れているが、SASAMI自身は、リスナーがこの新しい不吉で強烈なサウンドに共感し「怒り、フラストレーション、絶望、そしてより暴力的で攻撃的な感情」を解放するためのサウンドトラックとして聴かれることを望んでいる。彼女の究極の願いは、BIPOC(黒人、先住民、有色人種)、クィアを含む社会から疎外された人々が作品を聴き、彼らが経験している抑圧や暴力からカタルシスを得ること。 アートワークはAndrew Thomas HuangとRin Kimがデザインを担当、日本のホラー映画にインスパイアを受けた濡女が表現されており、SASAMIの母親が韓国語で書いた『Squeeze』の文字が使用されている。また作品の裏には、日本語でタイトルが記載されている。アルバムは2022年2月25日発売。国内盤CDには解説・歌詞対訳が封入され、ボーナストラックが収録される。LPは通常のブラック・ヴァイナルに加え、限定のクリスタル・クリア・ヴァイナルも発売される。 SASAMI – Squeeze Label : Domino Recordings / Beat Records Release date : 25 February 2022 Pre-order : smarturl.it/SASAMISqueeze 日本盤 : www.beatink.com/products/detail.php?product_id=12168 Tracklist 1. Skin A Rat 2. The Greatest 3. Say It 4. Call Me Home 5. Need It To Work 6. Tried To Understand 7. Make It Right 8. Sorry Entertainer 9. Squeeze (feat. No Home) 10 .Feminine Water Turmoil 11. Not A Love Song
1/20 SPREADにて初ワンマン開催
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