2021/08/03
TzusingのSea Cucumberより
〈L.I.E.S.〉や〈PAN〉などから作品を発表するDJ/プロデューサーTzusingが主宰するレーベル〈Sea Cucumber〉から第二弾作品、ブリストルのNKCによる新作EP『Beams』のリリースが発表。
90sオルタナティブロックとトリップホップの影響をハードドラムスタイルで組み合わせた今作について、レーベルは次のように説明している。「夜のブレインフォレストで気が狂いそうになる。古代のサインを書き込んだり。古い鉄道トンネルの中でパニックに陥る。迷彩服で、土を顔に塗りたくって、裸で木々の間を走る。ナメクジを食べようと思ったこと。そんな感じ。」
NKC「2019年の夏、MMと私はアイルランドに行き、ダブリンとコークでDJをしました。土曜日、友人のクラブナイト「CXNT」では、ウォームアップの役割を分担することにしました。MMは最初に90年代後半から00年代前半のトリップホップやオルタナティブロックのトラックを自分で編集した曲をドロップして、その後、私たちは2人で人生のハイライトとなるような混沌としたセットを行いました。翌週、イギリスに戻ってから、それらのトラックや週末の体験に触発されて、ダブルペダルのキックドラムに、ギター、808などを試し、いつものようにヘビーなパーカッションでそれらを溶接しました。これらのアイデアは今回の『Beams』になりました。私にとって『Beams』は、グローバルなパンデミック以前にあった、不安のループ、自己破壊的な衝動のサイクルのはけ口です。」
NKC – Beams
Label : Sea Cucumber
Release date : 12 August 2021
Buy : https://nkcproductions.bandcamp.com/album/beams
Tracklist
1. Strak
2. NKC & MM – Beams
3. Bootlicker
4. Reticular Beats
category:NEWS
tags:NKC
2020/09/10
10月2日リリース 上海を拠点に活動する台北出身のシンガー・プロデューサーScintiiが、ロンドンのレーベル〈Houndstooth〉とサインし、ニューシングル「Times New Roman」を発表。 Stella ChungのプロジェクトScintiiは、上海ALLを中心とする中国クラブ/エレクトロニックミュージックコミュニティで活躍し、〈SVBKVLT〉や〈Eternal Dragonz〉といったレーベルから作品をリリース。2018年には同じく〈SVBKVLT〉からの作品を発表するHyph11Eと共に来日し、「上東」や「Dark Jinja」でパフォーマンスを行なっている。 2年ぶりとなるシングル「Times New Roman」はクラブ仕様でもなく、シンセポップでもなく、ましてやハイパーポップでもない。強いて例えるなら、この混沌とした時代に生まれた新しいトリップホップ。そして彼女が自身の言語を求め、定義している曲。共同プロデューサーには〈PC Music〉のDanny L Harleを迎え、Osheyack、Mechatok、Loraine James、Palmistryのリミックスも収録。前作『Aerial / Paperbags』でも提示されていた方向性がさらに洗練され、彼女がショッピングモールをさまよっているときに思いついたメロディとDanny L Harleのビートが滑らかに溶け合っている。同時公開されたMVはKynan Puru Wattが担当。同曲は先行リリースされ、4つのリミックスは10月2日リリースとなる。 Scintii – “Times New Roman” Label : Houndstooth Release date : October 2 2020 Stream / Download : https://hth.lnk.to/scintii Tracklist 1. Times New Roman 2. Times New Roman (Osheyack Remix) 3. Times New Roman (Mechatok Remix) 4. Times New Roman (Loraine James Remix) 5. Times New Roman
2022/01/25
全12公演敢行 オルタナティブK-POPグループ、Balming Tigerが5月から始まるデビューUK/EUツアー「THE TINY TOUR ll UK & Europe」を発表。 Omega Sapien、sogumm、Mudd the Student、Leesuhoなど各メンバーが続々とソロ作品をリリースし、多面的なプラットフォーム/コレクティブとしても機能するBalming Tigerによる初のUK/EUツアー。ブライトンで開催される「The Great Escape Festival 2022」への出演を含む全12ヶ所を回る。チケットは1月26日から発売開始。 Ticket : https://www.songkick.com/artists/9964804-balming-tiger
2021/06/17
Baby Loci、sudden star、speedy lee genesisによるプレイリスト公開 コンテンポラリーなリズム&モードを探求する「Local World」、”ハイパー”をマキシマムに拡張する「ether」のコラボレーション・ナイト「Local World x ether」がclubasiaにて6月19日に開催される。全19組の出演者が入り乱れ、インスタレーションも交えた次世代のブレイク&マッシュ・パーティとなる一夜を直前に控える中、「Local World」主催の解放新平が「ether」の文脈を改めて紐解く。さらに「ether」のメンバーによるプレイリストをAVYSSにて公開。 Text by 解放新平 (Local World / melting bot / WWWβ) 2016年よりWWWにて海外アーティストの招聘含むパーティ・シリーズとしてLocal World始動(過去23回開催)、翌年にクラブ・オルタナティブを掲げるWWWβを始動、その約5年の月日を経て、オルタナティブ(表現として)なエレクトロニック/ダンス・ミュージックを軸にシーンを現場のプロモーターとして振り返ると、コロナ禍で多少の減速はあったものの、着実に変化は起こっている。 これまでの多くの新しさや音楽的な進歩はエレクトロニック/ダンス・ミュージックであればリズム、テキスチャ、地域性などを交え、ジャンル名や事例、そのジャンルの歴史や周辺で起きてきた文脈で紐解き、まとめて感じることが出来ていたように思える。この一年のコロナ禍で現場での連帯を失い、多くの音楽がネットを通じ、パーソナル・レベルで更新されていく世界で〈ether〉(エーテル)の新しさを言葉にすると、ここ数年で浮かび上がってきた最新モードの一つHyperpopを当てはめるのが一番手っ取り早いが、そのパブリックのイメージと個々の感覚のズレは日々大きくなってゆくことから、自分が実際現場を通じて実感した下記の変化から、〈ether〉を見てみることにした。 ・非中央集権主義→アジアとアフリカの市場拡大から刺激されるクリエーションとアイデンティティ ・歴史的文脈からの脱却→権威の弱体化、縦ではないフラットな価値観 ・クィア・カルチャーの台頭→ビジュアルとアクティビズムの活性化 の3つに大きく分けることができる。より音楽的にフォーカスすると、 ・脱構築/エクスペリメンタル→ジャンルの流用と越境の標準化 ・過去ジャンルの発掘→90sレイヴ再興等(一部は00年代へ移行) ・メインストリーム(トラップやEDM等)の影響→ポップスとアンダーグラウンドの変容 ※これ以上あげるとキリがないのと項目ごとに説明するとかなり長くなるので省きます こういった変化が背景や下地にあり、その真新しい文脈の中で生まれるサウンドやビジュアルのセンスをパーティという空間を通して具現化しているのが〈ether〉(エーテル)である。〈ether〉は欧州にいたBaby Loci、USにいたsudden starを中心に昨年帰国後東京にて発足、ポッドキャスト〈Adults Play Radio〉を運用しながらメンバー・チェンジも経て(本年speedy lee genesisが加入)、ウェルネス&オーガニックをコンセプトとしたマルチメディアクルー/コレクティブと自称している。過去3回、シークレット、SPREAD、Forestlimit (K/A/T/O MASSACREとのコラボレーション)でインスタレーション交えパーティを開催している。同世代を軸としたラインナップでありながらも、世代に捉われることなく、また音楽、ファッション、アート、そして現代的なアクティビズムが有機的に交わる、所謂”パーティ”だけではない今後の活動も楽しみな存在である。その一部が垣間見える3人のメンバーによるプレイリスト、そして2020年代の訪れを強調した”ハイパー”なクラブ・オルタナティブを今週末clubasiaにて開催されるパーティで是非体感&目撃して欲しい。 – Baby Loci レイヴサウンドを経て、クラブエディット、ニュースクールゲトーなどのベースミュージックに人間らしさを求めDJとして活動。speedy lee genesis らとオーガニック•ウェルネスのコンセプトを落とし込んだコレクティブetherを始動し、さらにsudden starとDIYアーティストをキュレートするAdults Play Radioを香港コミュニティラジオでレジデントとして配信中。 https://soundcloud.com/babyloci 「エーテルのクラブミュージック担当🥵Baby Lociが選ぶ十曲。ゲトーエレクトロにハマり始めた頃のリピ聴きナンバーワンから、コロナ初期のオンラインレイヴに出てくる代表的なナイトコア、ポップソングに軽めのビートいれるブートレグ、ASMRアカペラのようなアフターのアフターに聞ける曲まで。」 https://soundcloud.com/babyloci/sets/avyss-press-playlist/s-4MXqVGnk1ZC – sudden star トラップ、ナイトコアのZ世代ノリをアグレッシブなUKベースのドリル、ジャングルに織り込むライブ感覚DJ。Baby Loci, Speedy Lee Genesisと共にEtherで活動し、HKCRでのレジデントも務める。最近はDIYの服も制作中。 https://soundcloud.com/sudden_star 「最近自分が音楽を聴くときに感じたいフィーリングをプレイリストにしました。前半はポストロックなノリで、後半はもう少しクラブ寄り。6/19のイベントでの、ジャンルで区別できないキュレーションも意識してます。身近な存在で尊敬している人たちの曲もいれました。」 – speedy lee genesis speedy lee genesisは、現在からstylistic beautyをとらえ、変容するDJ・演出家です。メインパーティーはNeoplasia(東京)、Ether(東京)です。 https://soundcloud.com/slgene 「昨年は、沖縄・琉球やインドネシアのガムランのフレーバーの混じった音楽を聴いて過ごす時間が長かったです。耐えられないことが起きて何処かへ消えてしまいたくて、でもどうしようもない!みたいな日々だったから、このセラピーのスケールに助けられました。なんとなく、ソーシャルを感じない、インターネットの下層に埋もれたページを彷徨っているのと似た気持ちになります。いまとなってはもう何処にもそんなスペースは無いのかも知れませんが。プレイリストには、神秘主義的なものから、トラップ、2000年サミットのアンセム、ニューメタルアルバムのインタールード的なものまで、お気に入りの曲をいれました。現実がしんどくて沈黙するしかないって感じの人も、どうか気負わずに19日のエーテルに遊びに来てくれたらなと思っています。」 YAS-KAZ – FINALE – CALENDER https://open.spotify.com/track/65UsVlWyMowdBfv6T5rPb6?si=549146773361443b Chief Keef –
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4/8 WWW+WWWβ / 4/9 CIRCUS Osaka