2021/02/25
伝統とモダンと実験
バーレーンを拠点に活動するエクスペリメンタル・ミュージシャンSarah Harasがニューアルバム『Mirage』のリリースを発表。
Sarah Harasはアラブ女性としての経験を音楽を通して表現している。バーレーンの風景や文化からインスピレーションを基にしながら、モダンなエレクトロニックミュージックのエッセンスを取り入れた今作『Mirage』は、Sarah Harasにとって3作目のアルバム。
今作の軸の一つは、ペルシャ湾岸諸国の伝統的な音楽/民族舞踏「ハリージ」の要素である。音楽としては、時代や地域ごとにイメージは変わるものの、パーカッシヴな変拍子ポップスといったもの。踊りとしては、頭を勢いよく回し、髪を振り回すような特徴を持つ。そのハリージに加えて、スリリングでヘヴィーなドラム、グリッチ、ポスト・インダストリアル、ダンスホールなどをブレンド、伝統とモダンなエレクトロニック・ミュージックを実験的に融合し、生々しくアバンギャルドな作品に仕上がっている。
Sarah Haras – Mirage
Label : CHINABOT
Format : Digital / Tape
Release date : 5 March 2021
Artwork : Sarah Haras
Master : John Hannon
Order : https://chinabot.bandcamp.com/album/mirage
Tracklist
1. Mobile
2. Sahra
3. Mirage
4. Mta Bnroo7
5. Karisma
6. Euphoria
7. Wish That I
8. Mutated Samri
9. Flood
10. Smallest Child
category:NEWS
tags:Sarah Haras
2024/09/11
ガイタのエッセンスとJ-POP 佐藤あんこ、9月25日に〈KAOMOZI〉よりリリースされる1stアルバム『4から3へ』から収録曲「ガーデンロケット・ワードサラダ・ランチ」をリリース。 本日20時には、YouTubeで駒澤零が制作した同曲のリリックビデオが公開される予定。佐藤あんこ初の音源集となる『4から3へ』では「全曲3拍子ポップス」というテーマのもとに、南米ベネズエラの「踊れる3拍子」音楽であるガイタ(Gaita Zuliana)のエッセンスとJ-POPを融合させ、世の中の3拍子に対する認識のアップデートを試みている。 佐藤あんこ – 4から3へ Label : KAOMOZI Release date : September 11 2024 https://ultravybe.lnk.to/4to3 Tracklist 1. BLOOM 2. ブランダン 3. 花火 4. あの国 5. ガーデンロケット・ワードサラダ・ランチ 6. unhappy together 7. 叡智ttp://wisdom×3 8. 光陰計器(feat.姫乃たま)
2024/09/25
「BLOOM」のMV公開 ポップミュージックの文脈で聴かされる3拍子というものは、往々にして4拍子というメインディシュの端に置かれた「付け合わせ」の野菜である。幼少からの食事習慣により、3拍子とは”バラード”であり、”ブルース”であり、”リラックス”であり、何よりも”ワルツ”であるという認識が植え付けられる。それは「決まり切った定番料理」であり、もっと味の濃い料理を望む人ほど「変拍子」というエスニックに手を伸ばす。よって3拍子の可能性を信じたり、その拡張性にかけてみようなどと考える者は、これまでも一部の変わり者*を除いて存在しなかった。 佐藤あんこが初の音源集となる本作で試みるのは、こうした3拍子に対する認識のアップデートであり、ゲームチェンジ。もともと4拍子だった楽曲を、強引に3拍子にコンバートする手法で制作された本作は、『4から3へ』というアルバム・タイトルのとおり、われわれを3拍子の新たな地平へいざなう。 もっとも、南米ベネズエラの「踊れる3拍子」音楽であるガイタ(Gaita Zuliana)との偶然の出会いがなければ、本作は生まれなかったと佐藤は言う。ガイタのエッセンスを吸収しつつも、単なる「文化の盗用」ではない独自の音楽を生み出すことは容易ではなく、本作の制作には中断期間を含め4年を費やした。しかしながら、1991年生まれの佐藤にとって、「33歳」となる2024年に本作がリリースされることは、きっと偶然以上の意味を持つに違いない。アルバムのラストを飾る楽曲「光陰計器」には、佐藤が以前楽曲提供した縁から、姫乃たまがゲスト歌唱で参加している。 本日夜20時にはリードトラック「BLOOM」のMVが、KAOMOZI公式YouTubeから公開。監督はこれまでに八十八ヶ所巡礼、クリープハイプ、cinema staffなどの作品を手掛けた丸山太郎が担当。ポップで軽快な楽曲に合わせてカメラやCGが縦横無尽に動き回り、ニューウェイブとJ-POPを横断するような映像となる。 – 以下、佐藤あんこ コメント 四角い部屋に住み、四角い電車に乗り、四角い端末を操作して、四角いベッドで眠る。 我々の日常は「4」で成り立っている。 4という数字の持つ無意識性は、決して無意味なものではない。 しかしながら、この日常には4が溢れすぎていないか? もっと「3」があっても良いのではないか? 3という数字が持つ意識性もまた、決して無意味なものではない。 本作は3拍子ポップスのアルバムである。 それは、ポップスにおける3拍子というリズムの可能性を追求したという面において。 そして、詩・メロディ・リズムという「三拍子」が揃ったという面において。 本作は3拍子ポップスのアルバムである。 佐藤あんこ – 4から3へ Label : KAOMOZI Release date : September 11 2024 https://ultravybe.lnk.to/4to3 Tracklist 1. BLOOM 2. ブランダン 3. 花火 4. あの国 5. ガーデンロケット・ワードサラダ・ランチ 6. unhappy together 7. 叡智ttp://wisdom×3 8. 光陰計器(feat.姫乃たま)
2021/07/22
ドゥームメタル、サイケトランス、モダン・テクノ ベルリン拠点のDJ/プロデューサーCera Khinが自身のレーベル〈LazyTapes〉よりホラー映画『ヘルレイザー』シリーズの影響を反映したデビューEP『Demons To Some Angels To Others』のリリースを発表。 昨年制作された今作は多幸感とホラーの美学を表現し、ポジティブとネガティブな感情が共存している。『ヘルレイザー』のアイコンであるピンヘッドのセリフのサンプリング、ドゥームメタルの重だるさ、サイケトランスのシンセを織り交ぜ、警鐘が鳴り響き、ガラスが割れ、コンセンサス・リアリティの崩壊を指摘するモダン・テクノ・サウンドトラックとして機能する。 Cera Khin – Demons To Some Angels To Others Label : Lazy Tapes Format : Vinyl 12″ / Digital Release date : 27 August 2021 Tracklist A1 /1. No Escape A2 / 2. Do You Believe in Evil? B1 / 3. Full Belly B2 / 4. Demons To Some Angels To Others
受け手の自由に寄り添う作品
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東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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