2020/12/09
12月25日発売
AVE | CORNER PRINTINGが音楽レーベルをスタートさせることを発表。第一弾作品として茨城を拠点に活動するレゲエ / ダブバンドpreparationsetの1stアルバム『perception』を12月25日にCDフォーマットで発売する。2008年の結成から12年目に発表する初の単独作にしてアルバム、つまりデビューアルバムとなる今作は、ハードコア・パンク、ヒップホップ、ジャズ、ノイズ、アンビエントとの親和性も兼ね備えるディープなレゲエ / ダブ作品となる。
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preparationsetの音楽は、端的に言えばレゲエ / ダブにカテゴライズされるものです。筋金入りの(文字通り ハードコアな)セレクター / コレクターを擁するがゆえ、玄人好みのディティールを見出すのも容易でしょう。 にもかかわらず、当初から“レゲエ / ダブを演奏するため”に組織された集団ではありません。各々の独立した知 覚と洞察がレゲエ / ダブの肖像となって現出する瞬間そのものこそ、このパックをpreparationsetという楽団たらしめています。
録音芸術のスタイルとして確立されたダブをリアルタイムのパフォーマンスに投入するため、ミキシング・エンジニアの作家性をステージにまで引き込んだライヴ・ダブの手法が生まれて久しい現在においても、バッテリーがフロントでその責を担うバンドは特異でしょう。フロアを液状にするヘヴィウェイトなベース、クリーピーなミストを空間に充填するギター、チルと不穏が紙一重の鍵盤。総じてコールドな質感。そのバックグラウンドには、ハードコア・パンク、ヒップホップ、ジャズ、ノイズ、アンビエントのみならず、あらゆる興味が作用しています。つまりはポストパンク / ニューウェイヴ期におけるレゲエ / ダブのアヴァンギャルドと同質の組成であって、決して最新の現象ではないものの、ノスタルジックな“再現”とは明らかに趣が異なります。その違いはバンドの成立過程に由来するものでしょう。
アルバムは東京におけるホームのひとつ、落合 soup にて空間現代、NISENNENMONDAIらを手がけるnoguchitaoruのエンジニアリングで録音を敢行。ミキシングはつくばの楽器店 / スタジオ「Music Plant」の大谷巧、土浦のサウンド「JACK KNIFE」に所属するDJ / プロデューサー / エンジニア・kanata labとのコオペレート。マスタリングは、“夏の大△”の一員、ソロの演奏家 / 美術家としてのみならず、角銅真実や正直(小林 椋 +時里 充)らを送り出したレーベル「 Basic Function 」のファウンダーとしても知られ、アキツユコ、池間由布子、NRQ、王舟、PALE COCOON、柴田聡子などの作品を手がけるエンジニアでもある 大城 真 。既発曲「stagnant」「sound check」も大城の手で新たにマスタリングされています。EARTHDOMでのライヴ・フォトをあしらったアートワークは、デザイナー・ OSUSI によるもの。
preparationset – perception
Label : AVE | CORNER PRINTING
Release date : 25 December 2020
Compact Disc | 2,000JPN + tax
Tracklist
01. sound check
02. ten months
03. first train
04. stagnant
05. 333
Recorded by noguchitaoru at Ochiai soup 05.26.2019.
Mixed by Takumi Otani (Music Plant), kanata lab and preparationset.
Mastered by Makoto Oshiro.
Produced and arranged by preparationset.
Design by OSUSI.
category:NEWS
tags:preparationset
2021/12/24
AVE | CORNER PRINTINGより スクリュー・サイエンティストAIWABEATZが、preparationsetの1stアルバム『perception』の全収録曲を低速ミックスした「no perception」をサイドAに収録し、サイドBにはオリジナル音源を全編収録した『perception』のエクスパンデッド・エディション・カセットが〈AVE | CORNER PRINTING〉より、12月25日に発売される。 — スクリューと呼ばれる低速再生によって時間の伸長をもたらす手法は、座標間の距離を拡大こそすれど、決して空間を希薄にするものではありません。真空状態においても観測できる物理現象と同様、グリッド内には数多の要素が詰め込まれ、互いに作用し合っています。時に解像度を下げた幻惑的な効果として用いられるこの手法が、場面によってはむしろオリジナル以上に明瞭で豊富な情報量を認識させてくれるのです。「no perception」では、AIWABEATZによるローレンツ・ブーストが標題通り知覚のアウトサイドを現出させ、全く新しいエクスペリエンスを提供します。 片面1曲ずつのラウドカット45RPMダブプレートを「Wax Alchemy」にて製造し、33RPM再生と共にオリジナルの時間軸を裁断、AIWABEATZ自身の解釈で再構成した「no perception」は、岸野雄一、坂田律子らのコラボレーター、Americoの一員、音楽ライターなど多彩な顔を持つDJ・谷内栄樹の自宅にて録音。Terry Riley『In C』に通じる解釈領域の変化によって、単一の音響作品としてのみならず、preparationsetのバックグラウンドにあるノイズやスラッジィなハードコア・パンクのムード、タイトなリディムとAIWABEATZの造詣がクロッシングしたのであろうデトロイト・テクノの如き瞬間、LES RALLIZES DÉNUDÉSを想起させるサイケデリアなど、『perception』を聴き込んだ耳にもフレッシュな内容です。聴き手によって多くの分岐が発生することでしょう。マスタリングはDJ / ビートメイカー、グラフィック・デザイナーとしても活躍するSHOTO(Underowls Lab.)が担当。オマージュたっぷりのカヴァー・アートおよびデザインは、『BRUTUS』(マガジンハウス)、『POPEYE』(マガジンハウス)、『Music Magazine』(ミュージック・マガジン)、『TRANSIT』(講談社)、『山と溪谷』(山と溪谷社)をはじめとする雑誌挿画 / 表紙や、EMC、グッドラックヘイワ、OQTO、環ROYらのカヴァーなどを手がけ、AIWABEATZとは旧知の間柄でもある画家・東海林巨樹によるもの。 AIWABEATZ + preparationset『AIWABEATZ vs. preparationset』 2021年12月25日(土)発売 AVE | CORNER PRINTING IPTO-003 Cassette Tape | 2,000円 + 税 Random Colour | Flat White (≒White) or Smoke (Translucent) Tracklist | Side A (31:46) | AIWABEATZ “no perception” 01. no perception | Side B (31:50) | preparationset
2020/05/02
本日リリース ロンドンを拠点とする日本人4人組サイケデリックロックバンド ”Bo Ningen” のベースボーカル ”Taigen Kawabe a.k.a Ill Japonia” (MC, track)と、名古屋生まれの奇才トラックメイカー “食品まつり a.k,a foodman” (MC, track)による、互いに世界、国境、ジャンル、バイブスの壁を越えて様々なシーンに出没する二人によるユニット”KISEKI”、結成4年目にしてついに奇跡的な初リリースとなる。 2019年ノルウェーのサウナフェスでのライブ経験からインスパイアされ、直後にロンドンでレコーディング。”終わらない旅”をテーマに、音楽に人生を捧げた2人の人間の生き様をTRAP/FOOTWORK/JUNGLEを織り交ぜたトラックに叩きつけた。2020年5月2日に各種サブスクにて配信開始。MVのディレクションはTaigen Kawabeが担当している。 KISEKI – “Journey Express” Release date : May 2 2020 link : https://linkco.re/Vt438Rn6
2020/08/13
9月25日リリース クラブミュージックへの幻滅、そしてクラブシーンを離れて新たな地平を探る日が来たという言葉と共に、昨年9月に地元モントリオールで最後のハードウェア・ソロライブを行なったMarie Davidsonが、3人組編成のバンドMarie Davidson & L’Œil Nuとして帰ってきた。 よりロックやポップスに焦点を当てたプロジェクトには、夫であり、Marie Davidsonと共にEssaie Pasとしても活動するプロデューサーPierre Guerineau、さらにBataille Solaireとしてもカルト的支持を得るAsaël R. Robitailleがメンバーとして参加。9月25日に〈Ninja Tune〉からリリースされるデビューアルバム『Renegade Breakdown』から「Renegade Breakdown」のMVが公開された。これまでのグルーヴを引き継ぎながらも、ギターや”歌”が印象に残る。 Marie Davidson & L’Œil Nu – “Renegade Breakdown” Label : Ninja Tune Release date : September 25 2020 Pre-order : https://mariedavidson.lnk.to/renegade-breakdownYo Tracklist 01. Renegade Breakdown 02. Back To Rock 03. Worst Comes To Worst 04. Center Of The World (Kotti Blues) 05. La Ronde 06. C’est Parce Que J’m’en Fous 07. Just
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東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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