2020/07/22
9月4日リリース
“このアルバムは、2017年から2019年、10年代の終わり、この閉塞的な期間に制作された音のスケッチです。言い換えるなら、幻想に浸るでもなく、音楽へ逃避するでもなく、また世界観を提示するものでもなく、2010年代後半のある個人のドキュメンタリーミュージックです。このアルバムの隠されたメッセージは、「なんてひどい世界、でも生き残ろう」です。”– Phew
日本のアンダーグラウンドレジェンダリー、Phew。1978年に大阪で最も初期のパンク・グループの一つであるAunt Sallyのフロントを務めたのを皮切りに、80年代にはソロ・アーティストとして坂本龍一、コニー・プランク、CANのホルガー・シューカイ、ヤキ・リーベツァイト、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのアレクサンダー・ハッケ、DAFのクリス・ハースなど、多くの著名なアーティストとのコラボレーションを行い、近年では、レインコーツのアナ・ダ・シルヴァ、ジム・オルーク、イクエ・モリ、オーレン・アンバーチ、ボアダムス/OOIOO/SaicobabのYoshimi (Yoshimi P-We)などとのコラボレーションも行っているPhewが、最新作『Vertigo KO』のリリースを発表。
本作は、これまでに、ブラック・ロッジ、ボグダン・ラチンスキー、ヒズ・ネイム・イズ・アライヴといったカルト・ヒーローたちの未発表音源を世に発表して音楽ファンから一目置かれてきたレーベル〈Disciples〉の審美眼に適った初の日本人アーティスト作品となる。
『Vertigo KO』は、前述の2枚のアルバムと同じ時期に録音された楽曲と、今回のリリース用に制作依頼された新曲を収録。アルバムには20ページのブックレットが付属しており、Phewについての文章と、表紙にもなっている塩田正幸の写真が収められている。アルバムの発表に合わせて、アートワーク同様、寂れたショッピングモールを舞台にしたLisa Aokiが手掛けたアルバム・トレイラー映像が公開。ファースト・トラック「The Very Ears Of Morning」も同時公開。
CDは日本限定での発売。『Vertigo KO』に加え、今年5月に超少数入荷発売、即完売となった幻のカセット『Vertical Jamming』の内容を加えた2枚組CD仕様。Phew本人によるブックレット解説訳、解説書が封入となる。 また、ディスクユニオン限定でTシャツセットの発売も決定!CD、LPどちらもセット対象となっており、数量限定での発売となる。
Phew – “Vertigo KO”
Label : Disciples
Release date : 2020/09/04
link : https://phew.ffm.to/vertigoko
Japanese edition : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11297
CD1 – Vertigo KO
1 The Very Ears Of Morning
2 The Void
3 Let’s Dance Let’s Go
4 The Very Ears Of Dusk
5 All That Vertigo
6 Midnight Awakening
7 Hearts And Flowers
CD2 – Vertical Jamming
1 Cheers
2 Encore
3 Drone
category:NEWS
tags:Phew
2022/08/25
子供時代、友情、夢物語を伝える ラトビア出身でアムステルダム在住のプロデューサーHimeraのデビューアルバム『Sharing Secrets』がサイバー・ファンタジー・アート・コレクティブ〈unseelie〉より近日リリースされる。今回、AVYSSにてエクスクルーシブ・アルバムトレイラー「Sharing Secrets Moment Teaser」と、アルバムアートワークを手掛けたOtso Reitalaによるカスタムヴィジュアルをプレミア公開。 Dasychiraから引き継いだkeepsakecoreがポップと折り重なり、Himeraの最初の集大成作品となった『Sharing Secrets』は断片的にその秘密が解き明かされていく。 「この小さな贈り物をあなたと分かち合えることを本当に嬉しく思います。これらの曲には、たくさんのケアとワークをつぎ込みました。そして、これらの曲があなたに子供時代、友情、夢物語を伝えてくれることを願っています。それぞれの曲はストーリーブックの1ページであり、リスナーであるあなたがヒーローです。旅に出よう!いつの日か、私たち二人は世界を見渡して、こう叫ぶことができるだろう。”ああ、太陽が私たちの心に希望を照らしてくれるとき、人生はなんて美しいのだろう!” 」 – Himera
2020/10/29
11月3日リリース 東京を拠点にするバンド、Ms.Machineがスウェーデン語で”秋”を意味するタイトルの新曲『Höst』を本日リリース。 楽曲はこれまでのハードコア、ポストパンクといった視点から離れたアプローチになっており、ボーカルSAIが呟くように紡ぎ出すリリックは現代の社会に閉塞感を抱えながらも生き抜く人々に寄り添うとのこと。 アートワークはバンドが結成当初より親交のあるREIによるもので、透明感の中に強さを感じる作品に仕上がっている。CD版は11月1日に恵比寿BATICAにて開催されるイベント「Just For」より発売。アルミパックの中にREIによるアートワークの写真とメンバー手刷りのCDを同封されている。 Ms.Machine – “Höst” Release date : 3 November 2020 Stream : https://linkco.re/sRYmTPmC Bandcamp : https://ms-machine.bandcamp.com/track/h-st
2022/07/19
Dismiss Yourselfより Naked Flamesはブリストルを拠点とする謎めいたエレクトロニック・プロデューサー。彼はインターネットの難解なコーナーから研ぎ澄まされた美学と新しい発見を持って現れた。 Naked Flamesというアートプロジェクトは6年前にスタートした。DJミックスコミュニティのメンバーとして、最初は囁くようなミニマルアンビエントをミックスすることに強い興味を抱いていた。それはロンドンのユースが敬愛する影のあるアーティストに捧げるものだった。そのうちに、6時間以上にも及ぶミックスには Oklouのようなアーティストからも支持されていく。エレクトロニック・アンダーグラウンドから、蜘蛛の巣状のレコメンデーションデータを通じて、苛烈でリズミカルな音楽が着実に湧き出していった。 『Miracle in Transit』において、彼はDismiss YourselfからリリースされたBinc Rinse Repeat E.P.の意図的にロービットなマスターの濁ったものを捨て去ろうとしている。そのスタイル展開は、古いフィルムスターがテクニカラーへと飛躍するのと同じように、インターネット時代のものとして感じる。トレードマークだったダビーなローエンドが、マンチェスター・アシッドの透明感に取って代わる。AntonはこのLPの中核となるテーマを、世界における自分の居場所を再認識すること、解放すること、そしてそのために必要なことを鍛え上げた。孤立した時期を経て、それらをテーマにした。このアルバムの最初のラフなドラフトは、自宅から国を隔てたテクノロジー関係の仕事をしながら、形成され始めた。 「何カ月も何カ月も過ぎて、いつもこのマンネリから抜け出せない…何もせずにケンブリッジに食われそうな気がする…。でも、少なくとも曲は作っているんだ。この時点で私は、Pan Matsuri、Visiting Corners、Miles of Conkers、Taking the Stairs、Tennessee Transitとなるものを作っていました。しかし、アルバムで紹介されているような自分のテクノやハウスのスタイルで動いていたのではなく、これらの作品は見当違いのブレンドだったんです。」 トラックリストのタイトルと同様に多彩なサウンドトーンに彩られている。それは彼の若き日の旅路の潮の流れが変わらなければ、ありえないことのように思える。 Naked Flames – Miracle in Transit Label : Dismiss Yourself Release date : 29 July 2022 Bandcamp : https://dismissyourself.bandcamp.com/album/miracle-in-transit Tracklist 1. Pan Matsuri 2. Carrot Car 3. Visiting Corners 4. Under Every Tree in England 5. Miles of Conkers 6. Taking the Stairs 7. Tennessee Transit
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