2020/03/12
4月10日リリース
Anthony Naplesと並びNYCテクノシーンのキーパーソン、リズムサイエンティスト、DJ Python(aka Deejay Xanax、DJ Wey、Luis)が2ndアルバム『Mas Amable』を発表。
Anthony NaplesとJenny Slatteryが運営する〈Incienso〉から2枚目となる本作はアンビエントダンスホール、前衛的デンボウ、ディープレゲトンなどをシームレスに取り込んだ。平衡感覚を失い、Brian Piñeyroが作った深い深い穴に落ちるユニークな没入体験。LA Warmanがボーカルで参加した「ADMSDP」を含む全9曲。4月10日、レコードとデジタルでリリース。
DJ Python – “Mas Amable”
Label : Incienso
Release Date : April 10 2020
Pre-order : https://djpythonnyc.bandcamp.com/album/mas-amable
Tracklist
01. Te Conocí
02. Pia
03. Alejandro
04. oooophi
05. Descanse
06. ADMSDP feat. LA Warman
07. Juntos
08. mmmm
category:NEWS
tags:DJ Python
2023/06/14
6/23, 24「S-R in Osaka & S-R Tokyo 3.0」出演 2017年のデビューアルバム「Dulce Compañia」で登場して以来、”ディープ・レゲトン”というネーミングを掲げて、斬新なサウンドを更新し続ける、NYクイーンズ在住のDJ PythonことBrian Piñeyro。換骨奪胎されたレゲトンのリズムをクリアな音像となめらかに結び合わせ、聴き手ごとに変容するかのような独特の高揚、没入感をもたらす彼のサウンドは、ここ数年のアンダーグラウンドなダンスシーンに新たな形式を定着させたといってよいだろう。そんな音楽性の下地にあるのは、さまざまなエレクトロニックミュージックへの関心と愛着に加えて、その穏やかで、実直な彼の人柄にあるのかもしれない。先日発表されたAna Roxanneとのプロジェクト、Natural Wonder Beauty Conceptのアルバムでは、異なるバックグラウンドを持った二人が、お互いの意見や感性を尊重しながら、時間をかけて歩み寄っていくプロセスが、アルバムの中で昇華されているように感じられた。 6/21から、国内6会場をめぐって開催されるシリーズ「Sustain-Release presents ‘S-R Tokyo 3.0’」への出演で3年ぶりの来日を果たす彼に、今回の新作「Natural Wonder Beauty Concept」を中心に、メールで話を伺った。 Text and Translation: 𣏤栂木 一徳 Coordination: Masahiro Ueda (DJ Healthy) Photo by Brian Riedel and Alejandro Carrion ー 7月にアルバムがリリースされるAna Roxanneとの新しいコラボレーションプロジェクト、Natural Wonder Beauty Conceptについて話を聞かせてください。二人が初めて会ったのは2020年の冬で、そこから交流が始まったとのことですが、どのような流れで制作がスタートしたのでしょうか。出会う前から彼女の音楽は知っていましたか? DJ Python:うん、Anaとはその頃に出会った。ある日彼女が家を訪ねて来て、PCでアンビエントな音楽を作ってみたんだ。それから、キーボードやいろんなボーカルの音源、サンプルやフィールド録音をチョップした素材を使って、一緒にエクスペリメンタルな音楽を作る時間をいくらか過ごした。やがて(レーベルの)Mexican Summerがスタジオでのレコーディングを提供してくれて、曲にとりかかるようになったんだ。出会う前から、彼女の音楽はとても好きだったよ。 ー 今回のプロジェクトで、二人のソロ名義ではなく、Natural Wonder Beauty Conceptという別の名前を付けたのはなぜでしょう。 DJ Python:お互い、これを”コラボレーション”というよりもバンドとして捉えていて、バンドネームを付けたくなったんだ。今回全ての音楽を二人で一緒に取り組んだから、コラボレーションとは違うアプローチなんだ。それに、名前があったほうが良くなるかなと思って! ー 今回のアルバムは、二人のソロ作品とも違う印象を持ちました。音楽スタイルを合わせるというよりは、新しいアイデアを探求することに意図があると感じられたんですが、セッションを重ねていく上で自然とそうなっていったのでしょうか? DJ Python:うん、自分たちの音楽スタイルを結びつけようとはしていない。ただ一緒に座って、音楽を書いたのさ。もし過去の作品と同じように聞こえる曲があったとしたら、それは自然とそうなったんだ。新しいアイデアを求めて、自分たちのソロ作品では感じることのなかったことに一緒に取り組みたかったのは間違いないね。 ー 全ての制作プロセスが共同で行われたとのことですが、難しかったところはありましたか? DJ Python:共同制作にあたって特に難しさは感じなかったけれど、このアルバムで何をやり遂げたいか、はっきりとしたアイデアを持っていなかったから、ようやく形が見え始めて、完成に向けて明確なビジョンが持てるようになるまで、たくさん曲を作る必要があった。アルバムのために、お互いを理解することに時間をかけたし、お互いを知ろうと協力しているときに曲作りが生まれたんだ。他者のことを学ぼうとする自分たちの関係を表すようなアルバムになったね。 ー どの曲にも、変則的なリズムパターンがあって、それらがドリーミーで曖昧なボーカルやシンセ、エフェクトに包み込まれて、絶妙な浮遊感が生まれているように感じられました。この独特の雰囲気はどこから来ているんでしょうか。 DJ Python:うーん、その時の自分たちの気持ちと、Anaと自分が二人でシェアしたものの結果がよく現れていると思う。Anaについては代弁したくないけれど、自分自身は散漫で、感情的な人間だから、変則的なパターンはそこから来ているのかもしれない。自分の性格的に、夢見がちなんだ。ボーカルが曖昧なのは、アンナは少しシャイだから理解できるね。サウンドのミックス具合や音のパレットは、自分たちの人間性をよく表していると感じてる。 ー 今回、あなたが初めて歌っている「III」という曲がとても良かったです。前から歌ってみたかったんですか? DJ Python:歌うのはずっと好きだよ!家でもよく歌ってる。
2025/02/13
ライブ公演 & クラブナイト PACIFIC MODEが新たにキュレーションするライブにフォーカスした公演シリーズの第二弾は、2017年にリリースされた「Dulce Compañia」からディープ・レゲトンというディープハウスのダイナミクスとラテンリズムを融合させた控えめながらも革新的、幻想的でセクシーな雰囲気を持ち寄った音楽をプロデュースしてきたNY拠点DJ Pythonの新作(近日公開)を引っ提げたライブ公演を3月11日にWWWにて開催。 セカンドLPの「Mas Amable」ではビートにより磨きがかかり、アンビエント・ハウスレコードとして、2020年のベストアルバムに選ばれ、BoomkatとResident Advisorの両方で1位にランクイン、その後DominoのアーティストEla Minusとのコラボレーションや、Kelman DuranとFlorentinoとのスーパーグループ『Sangre Nueva』、Ana Roxanneとチームアップした『Natural Wonder Beauty Concept』とリリースを続け、昨年には象徴的なミックスシリーズBBC Radio 1の「Essential Mix」に初登場した。 共演には2023年末のBoiler Roomでのプレイも話題となり、2024年にレーベル”halo”を立ち上げ、ミニマルをテーマにしたレジデントパーティー”loopな”始動させ、枠組みをシームレスに活動を展開する2000年生まれのアーティスト”E.O.U”がライブセットで登場。 3月15日にはクラブナイトをENTERにて開催。悪魔の沼からDr. NISHIMURAがPACIFIC MODE / Enterに初出演し、食品まつり aka foodman、suimin、YELLOWUHURU、Chanaz、DJ HealthyとPACIFIC MODEにも出演してきたメンバーが出演。 クラブとベッドルーム、まさに他人と共に楽しむ音楽や、一人で聴き入る音楽、その両方のバランスがPythonの鍵。どんな幸せな瞬間にも少しの悲しみが含まれていて、孤独と向き合いながら、ダンスフロアで仲間と共有する時間まで…彼の音楽は車のステレオからヘッドフォン、クラブのサウンドシステムまでシームレスに鳴り続ける。 – PACIFIC MODE ・日程:2025年3月11日(火) ・会場 : WWW ・時間:OPEN 18:00 / START 19:00 ・料金:U23:¥2,500 / ADV:¥4,000 / DOOR:¥4,500 ※税込 / オールスタンディング / ドリンク別 ・LIVE:DJ Python / E.O.U / and more… ・チケット:2月13日(木) 20:00〜 LivePocket:https://t.livepocket.jp/e/pacificmode ※U23チケット:23歳以下の方が対象のチケットになります。当日受付にて年齢の確認出来る写真付きのIDをご提示下さい。ご提示がない場合は通常前売り価格との差額を頂戴いたします。 HP:https://www-shibuya.jp/schedule/018753.php お問い合せ:WWW 03-5458-7685
2022/05/26
Matthew Schnipperに捧ぐ NYディープレゲトン/アンビエントテクノセンセーション。DJ Pythonが、カルト的な人気を誇る別名義Luisを復活させ、親友への思いを込めた作品『057 (Schwyn)』を発表。 『057 (Schwyn)』は90年代のハートフルな輝きを常に持っている。奇妙なリズムと煌めくようなアンビエンスが忍耐強く構築され、至福のブレイクビーツクローザーに到達する。 「schwynと私はお互いの人生に入り込み、静かでありながら存在する。いつも恋しくて愛されている。彼が地球にいることを知ることは、それが美しいことを知ることです。」- Brian Piñeyro Matthew Schnipperに捧ぐ Luis – 057 (Schwyn) Label : AD 93 Mastered by Ruy Marine Artwork by Nicola Tirabasso Pre-order : https://ad93.lnk.to/057 Tracklist 1. Luis & Lis Dalton – timmy chalamet 2. or anyone said it 3. yoonito 4. we still or nah 5. jack anderson
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人工的な音像と、動植物的世界を結びつけるピュアな視点