パレスチナの象徴となった”空”|延期になっていたSAMA’の振替公演が3月に決定

3月19日開催

 

 

パレスチナのラッマラー出身のSAMA’に対して、”パレスチナのエレクトロニックミュージック象徴”、”パレスチナの最初の女性DJ”という謳い文句は、彼女の表面的な説明に過ぎない。もちろん出自のアイデンティティーは彼女の音楽性に影響を与えているだろう。それを踏まえた上で、注目されている理由はそのサウンドである。ドライでパンチの効いたオリジナルテクノは、ヨーロッパやその先へと急速に広がっている。

 

“SAMA” はアラビア語で、”空”を意味する。2006年、パレスチナのラマッラー付近のパーティでミキシングを開始。数年後、彼女は自身の音楽プロデュースをスタート。2010年にはエレクトロ・ミュージックにおけるテクノやハウス、よりディープな他ジャンルに焦点を当て、そうした自分の興味分野を融合させ世界に押し広めていった。

 

オーディオ・エンジニアとミュージック・プロダクションの学士を得て英国の大学を卒業後、カイロへと移りフィルム向けのサウンド・デザイナーとして働き、ミュージック・プロデューサーそしてインストラクターになった。SAMA’は現在自身のオーディオエンジニアとサウンドデザインの会社を経営しており、中東におけるドキュメンタリーやフィルムを題材としている。

 

2017年にフランスの協会から受賞者に選ばれ、その間にパリの国際芸術都市のレジデンシーに参加した。SAMA’は、アラブ界のインディーズ系アーティストを代表するAwyavという出版会社も運営している。2018年後半、彼女のボイラールームとパレスチナのシーンに関係するドキュメンタリーは、今もなお拡散され続けている。2019年のSheSaid.Soのオルタナティブパワー100リストに掲載され、5月下旬の国際音楽サミットでイビサの世界遺産のダルトヴィラで有名なセットをプレーする。彼女は現在スタジオにて楽曲作りを行なっている。

 

 

 

– Sama’ at Guidance × Sleeping Bag –

DATE : 03/19 (THU)

OPEN : 23:00 DOOR : ¥3,600 / FB discount : ¥3,100

ADVANCED TICKET:¥2,750

https://jp.residentadvisor.net/events/1383608

 

=ROOM1=

SAMA’

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公演詳細:http://vent-tokyo.net/schedule/sama-2020/

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