2019/10/28
11月2日開催
CEMETERYやWa?steらが不定期に開催するイベント「‘i-ss」が11月2日に高円寺FAITHで開催。
出演は、NYを拠点でJesse Osborne-Lanther、Via App、CVNらを収録したコンピもリリースする〈Broken Call Records〉主宰のNico JacobsenのプロジェクトGaul Plus、韓国・ソウルでNET GALAと共にエレクトロニックシーンを牽引する新世代bela(NET GALAとのユニットも準備中)、日本でもお馴染みで、もはや老舗レーベルと言っても過言ではないLAの〈Zoom Lens〉から今年4月にシングル「In The Object」をリリースしたReinabe、トラップとエレクトロニックの先端をフラットに行き来するDJ / プロデューサー / シンガー lIlI、昨年オーストリアの〈AMEN〉から1st EP『No Birds Were In The Sky』をリリースしているShattered Formなど。アートワークはFelix Idleが担当。
‘i-ss
DATE : 11/2 (Sat)
VENUE : 高円寺FAITH
OPEN : 21:00-
CHARGE : 1500yen
bela (NBDKNW/KR)
reinabe (Zoom Lens) – live
lIlI – live
Shattered Form – live
trickydicky1 – live
suzuishi
saint-croîx
& Gaul Plus
category:NEWS
2024/03/12
デス・パンソリ・エレクトロニック Subtext20周年記念の一環として、SubtextとUnsoundの共同リリースによる、belaのデビューアルバム『Noise and Cries 굉음과 울음』が発表。アルバムからファーストシングル「The Sage」がリリース。オーストラリアのLukasFeigelfeldが手掛けたビデオも公開予定。 『Noise and Cries 굉음과 울음』の構想を練り始めた頃、belaはソウルを拠点にしていた。社会から取り残された人々を受け入れるのが遅い社会に揉まれ、belaと親しい友人たちは「死」という概念に固執するようになった。当時を振り返り「泣きたかったし、死にたかった」と回想する。「韓国で生きることの不安定さは、様々なものを突きつける。belaは希望を失うことを拒み、自分たちのアイデンティティを形成してきた音、経験、感情を発明し、それがどのように韓国の異なる音楽表現を形成するかを考えた。belaは、10代の頃に西洋文化に接し始めたときに耳にしたデスメタルやインダストリアルミュージック、国家的イベントの背景で鳴り響く特異な民族リズム、それらは慰めを与えてくれた、喚起的で陶酔的なドローン、そして現代のクィア・クラブ・ミュージックを定義するようになった、頭でっかちでサイバネティックなマキシマリズムについて考えた。 もしこれが死についてのアルバムになるのであれば、belaは喪失感に捉われず、生きる意志を取り戻したいという深い願望に根ざしたものにできないものかと考えていた。 『Noise and Cries 굉음과 울음』は、belaが初めて自分たちの声を録音したもので、彼らは瞬間ごとに声を変容させ、不安定な弱さを受け入れている。オープニングの「The Sage」は、韓国のパンソリの伝統から生まれた2つの有名なアリア、Jungtaryeongを引用している。咆哮するフレーズは、Eotmori jangdanをベースにした擦れるようなリズムと対照的。韓国語の言葉遊びは完全には理解できなくても、ムードは翻訳されている。「Deathwill I」では、クィアな子供と両親の傷ついた関係を、この世とあの世を行き来する幽霊のようなランダムな呼びかけで再構築し、「풀이」(プリ、巻き戻しの意)では、雲の上まで手を伸ばし、天使のようなうめき声を上げながら、地上の平原の苦しみに自分たちを縛り付けている痛々しい結び目を解きほぐしていく。「나락(narak、穴の意)」では、belaの新しい故郷であるベルリンの影をはっきりと感じ取ることができる。この曲はまだソウルにいたときに書いたもので、アルバムのために最初に準備した曲であり、belaはこの曲を韓国社会の欺瞞に立ち向かう暴動ソングだと考えている。誰かが表面的にイメージする、のんびりと平和で階級主義的な資本主義は、見た目以上に脅威的であり、belaは快楽主義に溺れ、周囲の混乱を無視しているヨーロッパの裕福なクラブ観光客との類似点を描いている。彼らは、その空気のようなビートを、より伝統的なリズムであるofhwimoriとdongsalpuri,の要素で分割し、これらの要素を、narak(仏教の世界観における無限の深淵)の現実を解体する言葉のアンカーとして使用する。belaにとって、この場所や絶望の状態はあまりにも身近なものであるため、虚空に向かって叫び、社会的保守主義が蔓延する中、韓国の若い労働者階級に寄せられる非現実的な期待を浮き彫りにする。このような多様な要素を織り交ぜることで、このアルバムは死だけでなく、再生についても驚くほど複雑な絵を描き出している。 『Noise and Cries 굉음과 울음』は、韓国の文化的進化を冷徹に検証したもので、そのコンセプトとは裏腹に、圧倒的にポジティヴな内容となっている。belaは、クィアな韓国人にどのような人生がもたらされるのか、この国の伝統が、反動的な門番から解放されたときに、洞察力や自己発見のための道具となり得るのかについて空想している。belaは二項対立の間を行き来し、高尚な文化と低俗な文化、古代の思想と現代の思想、騒々しさと静かさ、調和と不穏さを合金化し、答えと同じくらい多くの疑問を残す。 “私ではない、私たちだ”。 bela – Noise and Cries 굉음과 울음 Label : Subtext Recordings & Unsound Format : vinyl + digital Release date : April 12th, 2024 https://6314.bandcamp.com/album/noise-and-cries Tracklist 1. The Sage 2. Deathwill 3. 죽음이 두려울 때까지 4. 풀이 5. Confluence Loop 6. 나락 7. Noise and Cries
2021/01/29
誰もが予測できなかった時間軸での感情 私たちにとって2020年とは何だったのでしょうか?Googleのサーバーが初めて落ちた年?プラスチックのリサイクルが昔の方法ではもう通用しないことが皆わかり始めた年?コロナウィルスにより多くの命が失われた年?誰もが予測できなかった2020年という時間をこの作品と共に改めて振り返ってみてはどうだろうか。 belaは韓国・ソウルを拠点にする音楽家であり、DJ。ジェンダーはノンバイナリーで、DJ Guixineという別名義でも活動している。最近ではオンラインイベントも積極的に開催し、ソウルのシーンのハブにもなりつつあるように見える。そんなbelaの、ニューアルバム『2020』がPark Daham主宰のレーベル〈Helicopter Records〉よりリリースされた。今作はbelaが、2020年にBandcampでセルフリリースした2つのEP『to resonate in a universe』と『Relict Knowledge, Was It You, The Crook?』をコンパイルしたもの。 今作は2020年という時間軸で生じた感情を捉えた物語であり、非常にパーソナルな心情の揺れを記録したノートや日記のような作品に仕上がっている。Yeong Dieのリミックスも収録しており、マスタリングはQuang ProgramのメンバーのTaehyun Choi、デザインはMat-Kkalが担当。150本限定のカセットテープは日本のLVDB BOOKS、Waltz、ディスクユニオン、Tobira Recordsにも入荷予定とのこと。 bela – 2020 Label : Helicopter Records Release date : 29 January 2021 Bandcamp : https://6314.bandcamp.com/album/2020 SIDE A (to resonate in a universe) 1. Entangled Events 2. Finite Numbers 3. Counterweight for the Weather 4. Sunny Sunday 5. Growth Time SIDE B (Relict Knowledge, Was It You,
2021/05/20
過去と未来、どちらにも属さない 韓国出身のノンバイナリーのミュージシャン/DJで、知覚される時間と感情を探求するbelaが新作EP『Guidelines』のリリースを発表。 〈Éditions Appærent〉からリリースされる今作は7つのトラックで構成されており、朝鮮半島に古くから伝わる伝統芸能Nongak(農楽)を軸に展開している。公文書館から楽譜を探し出したり、YouTubeでアンサンブルの演奏を聴いて、belaは伝統的な過去の系譜に根ざしながらも、それとは全く異なる、脈動し、分裂し、時間を歪める作品を作り上げた。 『Guidelines』のユニークなポイントはJangdans(ジャンダン)という概念にスポットライトを当てている点である。ジャンダンとは農楽を構成する個別のリズム・パターンのことで、農楽の一つの特徴としてパフォーマンス中にリズムパターンやテンポが変化するという特徴がある。今作はその研究の成果でありながらも、クラブミュージックのサウンドに飽きたというある種の衝動からも生まれている。農楽のアンサンブルで一般的に聴かれるものをベースにしながらも、belaは意図的に音をそのソースから遠ざけてもいる。「コンピュータ・ノンガク」を作るのではなく、歴史を持つリズムとフレッシュな現在のモードを異質なコンセプトであえて乱している。過去と未来の連続体のどこかで動作する一方で、結果どちらの世界にも完全には属さない特異な作品となった。 bela – Guidelines Label : Éditions Appærent Format : Cassette / Digital Release date : 22 June 2021 Buy : https://editionsappaerent.bandcamp.com/album/guidelines Tracklist 1. 점고 Jeomgo 2. 칠채 Chilchae 3. 반길군악/별달거리 Bangilgunak/Byeoldalgeori 4. 변주 1 Variation 1 5. 동살풀이 Dongsalpuri 6. 변주 2 Variation 2 7. 짝쇠 Jjaksoe Produced and composed by bela in Paju, South Korea between January and July 2020. Mastered by Jesse Osborne-Lanthier & Pierre Guerineau
受け手の自由に寄り添う作品
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東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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