2018/09/24
オルタナティブパーティ『Local World』が第10回。
2016年12月にジャマイカのEQUIKNOXXをゲストにWWW Xで開催されてから、ついに今回で10回目を迎える日本最高峰のオルタナティブパーティー『Local World』。昨年ベルリンのPANから13年ぶりにリリースされたネオミュータントダンスホールアルバム『Superlative Fatigue』が素晴らしかった鬼才Errorsmithに加え、DJとして誰とも違う新しいスタイルを切り開いてきたTotal Freedomの出演も発表された。さらに本日から人生初個展も開催される日本のピュアネス奇才、食品まつり a.k.a foodman、10/12にAsparaを迎えイベント『HARDER』を行うことを発表したChangsie、Bokeh VersionsからリリースされたEP『End Of The Death』も話題のMars89と、アニバーサリーらしくバッチリなラインナップである。
<以下、info>
ワールドを駆け巡るローカルの躍動、Local World第10回記念@WWW X!フューチャー・クラシックな革新のテクノで話題を呼ぶベルリンの異能ERRORSMITH、類まれなるアート・センスでジャンルを逸脱、”脱構築”DJのパイオニアTotal Freedom、フットワークからのミュータント、日本の”奇祭”Foodman、シカゴ2ベースなスタイルで躍進するCHANGSIEがダンスホール・セットで、そしてオルタナ・ベースの新鋭Mars89(南蛮渡来)が出演決定、”ストリート”な新世代のエレクトロニック/ダンス・ミュージックにおける実験と融合の高みを総括したアニバーサリー・ナイト。
2016年12月にジャマイカのEQUIKNOXXをゲストに幕を開け、グローバルなジェンダーやマイノリティへの問題や論争が取り沙汰される時代の背景に触発され、共振するコンテンンポラリーなエレクトロニック/ダンス・ミュージックの実験的な先鋭アーティストを招聘、ポスト・デジタル時代において双方向で流動する”ローカル”と”ワールド”をコンセプトとし、WWWβを舞台に開催されてきたオルタナティブなクラブ・イベント〔Local World〕が第10回を迎えWWW Xにて開催。ゲストはアフロやダンスホールを織り交ぜた奇怪かつスタイリッシュなミニマル・テクノ意匠『Superlative Fatigue』(PAN 2017)が13年ぶりのリリースと相まって話題を呼び、シーンの最前線へと躍り出たベルリンの異能Errorsmith。90年代よりFiedelとのユニットMMMやSoundhackとSoundstreamとのユニット兼レーベル〈SMITH N HACK〉でフロア・キラーを連発、カットアップのサンプリングを多用したフリーキーなトラックからレイヴィーでブリーピーなテクノ/ハウスはベルリンのピークタイムを沸かし続け、未だに再発されるほど定評がある。また近年のMMMの作品では最新アルバムへと続くアフロの影響も垣間見える、フロアの機能とユーモアのセンスを併せ持つユニークなベテラン・プロデューサーとして知られている。最新作でもそのエッジは研ぎ澄まされ、ベルリン・ミニマルのマシーンとシンセサイズとアフロやカリブのリズムが作り上げる絶妙な温度差と融合は逸脱であり、第1回のEQUIKNOXXに続く、また双方向のアンサーとしても興味深い、Local⇆Worldなフューチャー・クラシックな未来を感じて欲しい。
追加のフルラインナップには類まれなるアート・センスでジャンルを逸脱、革新的なDJスタイルを確立した”脱構築”のパイオニアとして名高い、シカゴ出身、NY、LA、マイアミを行き来するTotal Freedom、フットワークからのミュータントとして頭角を現し、様々な文脈が錯綜する日本の”奇祭”Foodman、シカゴ2ベースなスタイルで躍進、盟友LIL MOFOと共に欧州ツアーも終えたCHANGSIEがダンスホール・セットで、そしてポスト・トライバルを掲げ、独自の”サウス”を追求するパーティ〈南蛮渡来〉主宰、オルタナ・ベースの新鋭Mars89が出演決定。アフロ、カリブ、ラテンも混じり合う、”ストリート”な新世代のエレクトロニック/ダンス・ミュージックにおける実験と融合の高みを総括したアニバーサリー・ナイト。
Local 1 World EQUIKNOXX #Kingston
Local 2 World Chino Amobi #Nigeria / #Richmond
Local 3 World RP Boo #Chicago
Local 4 World Elysia Crampton #Aymra / #US
Local 5 World 南蛮渡来 w/ DJ Nigga Fox #Angora / #Lisbon
Local 6 World Klein #Nigeria / #London
Local 7 World Radd Lounge w/ M.E.S.H. #US / #Berlin
Local 8 World Pan Daijing #China / #Berlin
Local 9 World TRAXMAN #Chicago
Local X World ERRORSMITH & Total Freedom #Berlin / #US upcoming
今回のイベント詳細はこちら。
Errorsmith [PAN / from Berlin]
ベルリンのErrorsmithは90年代半ばよりドイツのクラブ・シーンでリスペクトされる人物あり、ベルグハインのレジデントFiedelとのMMM、Soundstream / SoundhackとのSmith n Hackのコラボレーションや自身のリリースを通じ、新しいリズムと音のシェイプへと導くオープンマインドになるため、Errorsmithは音楽ジャンルの境界線を遊んでいる。クラブに根ざすその音楽は実験精神の耳で技巧され、心地よくそそりあげる身体性を作り出している。またNative Instrumentsのために開発される、お気に入りのシンセサイザー・プラグインRazorでも知られ、自身のソフトウェア・インストゥルメントでプロダクションとライブ・セットの両方の基礎を形成する。2015年に〈PAN〉からリリースされたMark Fellとの12”のコラボレーション『Protogravity』が人気を博し、Wire MagazineやFactの年間ベスト・チャートへ多数選出、Unsoundで依頼され作成した新しいライブ・セットは、2016年のRAにおける5つのキー・パフォーマンスに選ばれる。20年のキャリアを経て、2017年に待望のアルバム『Superlative Fatigue』を〈PAN〉から発表。
Total Freedom [from US]
プロデューサー/DJ/グラフィック・アーティストとしてLA、NY、マイアミを行き来しながらアンダーグラウンドなアート・ミュージック・シーンで長年にわたって活動してきたTotal Freedom。R&B、 中東音楽、UKグライム、クデューロ、コンテンポラリーなエレクトロニック・ミュージックなど、ジャンルを飛び越え、相反する要素を見事にミックスする彼のDJスタイルは、アメリカを代表するカルチャー誌Interview Magazineに”現時点のアメリカ国内最高のDJ”と言わしめるなど、各界から非常に高い評価を得ている。また彼の感性は現代芸術の分野でも高く評価されており、昨今では西海岸最大の美術館、ロサンゼルスカウンティー美術館でのパフォーマンスや、ニューヨークの現代美術館、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アートのキュレーターに抜擢されるなど、クラブという枠を飛び越え、第一線で活躍するアーティストである。
名古屋在住の電子音楽家。2012年にNYの〈Orange Milk〉よりリリースしたデビュー作『Shokuhin』を皮切りに、Diplo率いる〈Mad decent/Good Enuff〉を含む、国内外の様々なレーベルからリリースを重ね、2016年の『Ez Minzoku』は、海外はPitchforkのエクスペリメンタル部門、FACT Magazine, Tiny Mix Tapesなどの年間ベスト、国内ではMusic Magazineのダンス部門の年間ベストにも選出され、その年に行われたワールド・ツアーではUnsound、Boiler Room、Low End Theoryに出演。自身のルーツである沖縄を背景に、シカゴ・フットワークからのインスパイアとポスト・インターネット以降のハイブリッドな感覚から浮かび上がる特異のサウンドはニューエイジやアンビエントとひも付きながら、新世代の電子音楽やアヴァンギャルドとして様々な楽曲の制作を行なっている。ファスト・カルチャー・プロジェクト1980yenや、Bo NingenのTaigen KawabeとのユニットKISEKIとしても活動を行なっている。
1987年生まれ、千葉県出身。音楽のルーツはHIP HOP,R&B,REGGAEなどのブラックミュージック。2010年頃にDUBSTEPにハマり、本格的にDJ活動を開始。UKのベースミュージックをメインにTECHNO,HOUSE(特にCHICAGO HOUSEが好き),DANCEHALLなど幅広いジャンルをプレイ。新宿OPENで開催されているJOY RIDEを筆頭に、東京近郊のパーティーでフロアをブンブンうねらせている。
Mars89は超現実主義とサイエンスフィクションから影響を受けたDJ/Composerである。 2016年夏にカセットテープとジンのセット”East End Chaos”をリリース。 その作品を足がかりに2017年初夏にはオカルティズムから着想を得た作品”Lucid Dream EP”をブリストルを拠点とする実験的Dubレーベル”Bokeh Versions”からダブプレートとカセットテープというフォーマットでリリース。 ダブプレートはリリース後即完売した。 Web Media等に掲載されたレビューにはDark Side of Dub, Dancehall, Gqom, Grime, Drill, Ambient, Experimentalなどの文字が並び、最後はNot Sure What To Call It Hybridsと締めくくられた。 Amazon Tokyo Fashion Week 2017A/Wではキービジュアルとなった映像の音楽を、Amazon Tokyo Fashion Week 2018S/SではGrowing PainsのShowの楽曲を担当。 ブリストルのNoods Radioではレジデントをつとめている。
category:NEWS
tags:Errorsmith / Total Freedom
2019/06/12
6月14日リリース。 大阪を拠点にするMetomeは、プロデューサーTakahiro Uchiboriによるプロジェクトである。 今回、新たに立ち上がるブリュッセルのニューレーベル〈supərpawərz〉が、MetomeのEP『Shibboleth』をヴァイナル化することを発表した。『Shibboleth』は、昨年Metomeがbandcampで自主リリースされた6曲入りのEP。波形からもわかる空間を生かした構成と美しい旋律に聴き入ってしまう。 デジタルバージョンには、革新的なDJスタイルで日本でもファンが多い〈Fade To Mind〉のTotal Freedomと、Rabit主宰の〈Halcyon Veil〉やLee Gamble主宰の〈UIQ〉などでリリースを重ねるRenick Bellのリミックスも収録。アートワークはAir Max 97としても知られるOliver van der Lugtが担当。『Shibboleth』は6月14日にリリース。 Metome – “Shibboleth” 01. Itch Shopping 02. Exotic 03. Lady Mondegreen 04. Gumball 05. Little Women 06. 50 Minutes 07. Gumball (Total Freedom Remix) 08. Exotic (Renick Bell Remix)
2020/03/05
3月6日開催 Boiler Roomがこの東京で初となるクラブウェア・コレクション「CLUB20/20」をローンチ。デザインを担当したのは〈PAN〉からToxeとのスプリットもリリースしたCrystallmess、Yves Tumor主演のショートフィルム『SILENT MADNESS』を公開したMowalola、SOPHIEとのプロジェクトAnalemmaを始動させたJuliana Huxtable、現代中国アート界からTianzhuo ChenことAsian Dope Boys、日本を代表するDJの1人であるLIL MOFO、さらにNo Shade、Leilah Weinraub、世界各国から選りすぐられた7組が揃った。ローンチを記念し、コラボレーション・アーティスト達を迎えたアヴァンレイヴ ツアーを開催。 明日3月6日、渋谷CONTACTでは今回のBoiler Roomクラブウェアデザインを手がけたLIL MOFOを筆頭に、アメリカからジャンルを無効化するエレクトロニックDJのパイオニアTotal Freedom、国内からは悪魔の沼、¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U、Hibi Bliss、OG Militant B、Future TerrorのHarukaが出演。 クラブウェア『CLUB20/20』はGR8にて販売予定 GR8公式: https://gr8.jp/men/all Instagram: https://www.instagram.com/________gr8/ Boiler Room CLUB20/20: Tokyo 3/6(金) CONTACT Tokyo OPEN 10PM Before 11PM ¥1000, GH S Members ¥2500, Advance ¥2500, Door ¥3500 【チケット取扱】 Resident Advisor / clubberia / iFLYER Studio: TOTAL FREEDOM Lil Mofo ¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U Hibi Bliss Contact: Haruka (Protection | Future Terror) 悪魔の沼 OG Militant B 公演詳細:https://www.contacttokyo.com/schedule/boiler-room/
2019/04/18
4月19日リリース。 来日が決定しているSHYGIRLも携わるロンドンのコミュニティ〈PDA〉は、DJのMischa Mafia、Crackstevens、Carrie Stacks (Larry B)の3人が中心となって設立された。2012年にはNTS Radioにてレギュラープログラムもスタートしている。 今回〈PDA〉がレーベルラインを立ち上げ、初のコンピレーション『PDA COMPILATION VOLUME 1 – AND THE BEAT GOES ON』をリリースすることを発表。PDAクルーをはじめ、Bok BokとSweyn Jのコラボ曲、NguzunguzuのAsma Maroof、Total FreedomなどのNight Slugs/Fade To Mind周辺、SHYGIRLと共に再来日が決定しているcoucou chloe、Yayoyanoh、Ms. Boogie、Klein、そしてArcaも参加。豪華なラインナップが今回のコンピレーションに参加している。 Pre-Orderはこちら。ボタンダウンシャツやタンクトップとのセットもあり。収録曲の中からSHYGIRLの「Beauts」が先行リリース。ビデオも公開。 尚、コンピレーションの売上は、イギリスのクィアを支援するプロジェクトA.Q.E.M(Association of Queer Ethnic Minorities)に寄付される。
SoundCloud発、中国ラップスター more
東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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