恍惚と畏怖と人間らしさ|Danny L Harleがアルバム『Cerulean』を発表

PinkPantheress、Oklou、Clairoなど参加

 

 

Danny L Harleのアルバム『Cerulean』は、爆音ベースと恍惚トランス・シンセが、触覚的なサウンドデザインから波のフィールドレコーディングまで、緻密なテクスチャーと交差する、広大で異世界的な音の風景への旅。Danny L Harleが追求し続けてきたメランコリックな多幸感、巨大なものへの畏怖と、人間らしい生々しさが混ざり合う感覚を体現する作品となっている。

 

2021年の『Harlecore』があったものの、今作『Cerulean』について「これが私のデビューアルバム。本当に“ビッグな”作品です。」とDanny L Harleは語っている。

 

Danny L Harleは「最高の声が歌う、最高のメロディ」を求め、Caroline Polachek、Clairo、Julia Michaels、PinkPantheress、Oklou、MNEKといったコラボレーターを招いたほか、新しい存在kacha、そして自身の娘たちも参加。全13曲を通して、『Cerulean』はダンスフロアでの力強さと深い感情的響きを両立させる。また、Danny L Harleの影響源、享楽的なレイヴ、幽玄なビデオゲーム『Dark Souls』シリーズ、Philip Glassの『Einstein on the Beach』、John Dowland、Thomas Tallis、William Byrdといったルネサンス期の作曲家、それらが、ジャンルも時代も超えたこの作品の輝かしい焦点を支えている。

 

2013年「Broken Flowers」でビジョナリーなPC Musicの一員として登場したDanny L Harle、Charli XCXCarly Rae Jepsenとのコラボレーションや、Caroline Polachekの『Pang』の共同エグゼクティブプロデュースを通じて、ポップにおける最も冒険的なプロデューサーの一人となった。彼のクレジットはOklouFKA twigsShygirl、そしてDua Lipaの『Radical Optimism』にまでおよび、『Desire, I Want to Turn Into You』ではグラミー賞ノミネートも果たしている。レイヴのマキシマリズム、クラシック作曲、感情の深みを融合させた『Cerulean』は、Danny L Harleが生涯惹かれてきた美しさ、驚異、未知なるものを凝縮した作品。

 

「Oklouとは度々コラボしているし、曲を送ったらすぐに完璧なヴォーカルを返してくれた。お互い音楽の同じ部分を愛しているから、多くを話さなくても通じ合える。彼女の声は感情を“音色”で伝える力があって、この曲でもその超現実的で異世界的な美しさを強く感じる。Uzo(MNEK)のこともよく知っていて、UKハウスの“王様”がアルバムの中で最もハウス的な曲に、あれほど高く感情的なヴォーカルを添えてくれたことを光栄に思っている。」 – Danny L Harle

 

 

Danny L Harle – Cerulean

Label : XL Recordings

Release date : February 13, 2026

https://dannylharle.x-l.co/cerulean

https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15481

 

Tracklist

1 Noctilucence

2 Starlight (Feat. PinkPantheress)

3 Azimuth (Feat. Caroline Polachek)

4 Facing Away (Feat. Clairo)

5 Raft In The Sea (Feat. Julia Michaels)

6 Island (da da da)

7 Te Re Re (Feat. kacha)

8 Laa

9 O Now Am I Truly Lost

10 Two Hearts

11 Crystallise My Tears (Feat. Oklou and MNEK)

12 On & On (Feat. Caroline Polachek)

13 Teardrop In The Ocean

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