篠田ミル(yahyel)がソロデビューEP『Pressure Field』をリリース

篠田ミルと松永拓馬が設立したプラットフォーム〈ecp〉より

 

 

これまで松永拓馬、ACE COOL、Rinsaga、May J.ら多彩なアーティストとの楽曲制作や、 バンドyahyelのメンバーとしての国内外で活動、また舞台・映画音楽、ファッションムービーのサウンドデザイン、サウンドアートの領域まで、様々な創作の場を越境してきた音楽家・篠田ミルが、ソロデビューとなるEP『Pressure Field』をリリース。

 

更新され続ける猛暑、身体に染みついた新自由主義、福島の発電所が放つノイズ、雨の中でゆらぐ正弦波。『Pressure Field』は、圧力変化の個人的な備忘録であり、その音響的な軌跡。篠田ミルはこれまで、コロナ禍のライブハウス・クラブカルチャーを守るムーブメント『#SaveOurSpace』や、 クラブカルチャーに根ざしたサウンドデモ『プロテストレイヴ』を企画するなど、政治的アクションにも深く関わってきた。また、2024年には相模原市藤野の自然環境を舞台とした野外イベント『by this river』を開催し、自然環境の中で音楽と観客が一体化するような実験的空間を創り上げた。2025年には、被災地支援を行うbeatfic experimentとのコラボレーションのもと、福島県で開催された『rural 2025』にて、「被災の記憶に耳を澄ますこと」を主題に、ポータブルラジオを使ったサウンドパフォーマンス”Tuning for Pray”を初演。さらに、音楽家・原摩利彦の声がけのもと、パレスチナ ガザでレコーディングした音を元にした楽曲の購買で支援に繋げる、『THEY ARE HERE』プロジェクトへ共同発起人とし て参加している。こうした実践に共通するのは、「音と場」の関係性を通じて、社会に対する聴覚的な応答を試みる姿勢である、とのこと。

 

今回のソロデビューEPは、これら長年のコラボレーションと分野横断的な経験を凝縮し、個人的なステートメントとして結実させるもの。ポップな感覚とアヴァンギャルドな質感、そして社会や環境への鋭敏な感受性が交差する作品。本作品は2024年に篠田ミルと松永拓馬が設立したレーベル/プラットフォーム、ecpからのリリースとなる。

 

 

篠田ミル – Pressure Field

Label:ecp

Release date : October 22, 2025

Stream : https://linkco.re/nBDz4muE

 

Tracklist

1 Big Site

2 Hottest Summer

3 Good Morning Mr.Kishida

4 Power Plant – Fukushima 250117

5 Sine Waves in The Rain

6 Path

 

All songs written/produced/mixed by Miru Shinoda

Mastering : Wax Alchemy

Artwork:Atsushi Yamanaka

Artist Photo:Kenta Yamamoto

PR:Masayuki Okamoto

Production:スタジオ さ組

category:NEWS

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