夢の中に埋められたラブレター|Pearly Dropsが新曲「End Credits」をリリース

アルバム『The Voices Are Coming Back』より

 

 

Pearly Dropsは、Sandra TervonenとJuuso Malinによるデュオであり、天上的でありながら異質——豊かでエーテルのような、紛れもなくPearly Dropsだけの音楽を生み出している。フィンランド・アンダーグラウンドの多様なシーンで存在感を確立し、やがてワールドワイドなインディー・エレクトロニック・シーンで注目を集める存在となった。

 

ニューアルバム『The Voices Are Coming Back』は、2025年8月29日にMusic Websiteよりリリースされる。この作品では“ハリウッドに希望を託した迷える者たち”の物語を軸に、ロサンゼルスという都市を舞台にした高度に想像的な旅路が描かれている。

 

本日公開されたシングル「End Credits」は、アルバム全体の物語の中でも特に不確かな瞬間を切り取った一曲。

 

「エンドロールを流してくれる?/暗転して終わらせて/君には最初から終わりが見えてたの?/僕にはずっと見えなかった」

 

——シンセサイズされた声で歌う二人のボーカルが、ドリーミーなモーターリック・パルスに乗って響く。ツアーダイアリー映像と共に公開された楽曲は、彼らがいかにして魅惑的な世界をすべての構成要素で描き上げているかを証明する。

 

Pearly Dropsのコメント:

「『End Credits』は、他人の物語の中に置き去りにされることについての曲です。庭や芝をさまよい、窓の中を覗き込み、お堀に沈み、車のトランクからささやくような感覚——夢の中に埋められたラブレターのように、半分は記憶、半分は幻覚です。曲の中の人物は、たとえそのトランクの中に閉じ込められていたとしても、“そこにいる”ということだけで安らぎを見出しているのです。この曲は、まるで映画のラストシーンのように書きました。画面が暗転し、残されるのはその余韻だけ。」

 

「この曲は、私たちの過去作に通じるポストパンクや80年代ニューウェーブの影響を最も強く受け継いだものです。今回の際立ったインスピレーション源は、The B-52’sでした。」

 

ビデオについて:

「『End Credits』のMVは、まるでツアーダイアリーのような映像になっています。2025年のMallratとのUK/EUツアー中に撮影され、Pearly Dropsも毎晩出演しました。ベルリン、ケルン、パリ、ロンドン、マンチェスター、グラスゴー、リーズ——その旅路を一緒に体験してください。」

 

 

 

Pearly Drops – The Voices Are Coming Back

Label : Music Website

Release date : August 29 2025

Pre-order : https://musicwebsite.ffm.to/pearly-drops-the-voices-are-coming-back.OPR

 

Tracklist

1. Delusional On Sunset Blvd

2. Ratgirl

3. Mermaid

4. Shallow

5. End Credits

6. Demonlover

7. Deep-fried

8. Pillow Face

9. Cocoon & Tatiana’s Lament

10. Silver Lake Mystery Forest

category:NEWS

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