2025/06/05
移動と神話に対する瞑想
MythologenことAlexander Palmestålは、スウェーデン・ヨーテボリを拠点に活動するアーティスト、デザイナー、音楽プロデューサー。初期のデモは2002年に出回り始め、アシッド・ハウス、ブリープ、クラウトロックに影響を受けたテクノへの愛情を融合させ、批評家から高い評価を受けた。その後ワールドツアーと、インディーレーベルからのリリースへと繋がっていく。
Mythologenの新しいアルバム『Eurovision』は、制作に5年を費やした作品。パンデミック中にアンビエント作品として始まったこのプロジェクトは、やがて推進力のあるリズムと、Merely、The Radio Dept.、Jens Lekman、I Break Horsesなどのゲストを迎えたコンセプトアルバムへと進化しました。
『Eurovision』は、想像上のツアーのサウンドトラック。―― 存在しない場所に設定された、移動と神話に対する瞑想。そこでは、ベルリンの工業的なエコーが、フランスの田園風景やマンチェスターの陰鬱な街並みと並んで共存している。
Mythologenは、さまざまな音楽的影響とブレイクビーツを織り交ぜ、ヨーロッパ各地の雰囲気を断片的に結びつけた音のパッチワークを描く。『Eurovision』は、まるで質感豊かな印象派の絵画のように。若かりし頃の自由なツアーの記憶を掘り起こしながら、Mythologenはヨーロッパというロマンチックで儚いフィクションを描く。それは、その神秘的な美しさが最もよく表現される、遠く離れた場所から投影されていく。
『Eurovision』は、YEAR0001より6月6日にリリース予定で、限定仕様の2枚組LPゲートフォールド版も発売。The Radio Dept.のJohn Duncansonをフィーチャーした第一弾シングル「Radicalised」がリリースされている。
Mythologen – Eurovision
Label : YEAR0001
Release date : June 6th 2025
Stream : https://yr1.se/eurovision
Pre-order : https://shop.year0001.com/row/products/mythologen-eurovision-2×12-black-1st-pressing-pre-order
Tracklist
A1. Pure Energy
A2. Maschine Musik
B1. Another Planet
B2. Gerade
B3. Grime
C1. Radicalised
C2. Benelux Interior
C3. Detour
D1. After Clubs
D2. Public House Music
category:NEWS
tags:Mythologen
2021/10/05
Bladee、Ecco2K、Thaiboy Digital、Whitearmor Bladee、Ecco2K、Thaiboy Digital、そしてプロデューサーのWhitearmorによるクルーDrain Gangが初のワールドツアー(EU/US)を2022年に開催。 ストックホルムのレーベル〈YEAR0001〉に所属するBladee、Ecco2K、Thaiboy Digital、Whitearmorは、10年以上のキャリアの中で初めて、Drain Gangとしてワールドツアーを行う。2022年2月から始まるこの大規模なツアーでは、ヨーロッパと北米の23都市を訪れ、それぞれのカタログやコラボレーション・レコードからの楽曲を中心に、キャリアを振り返る。 Drain Gangは明確なジャンルやスタイルを超え、感情や経験を新しいサウンドに変換する。催眠的、幽玄、日常、神秘、その感情のコラージュは常にアップデートされてきた。SoundCloudでの初期のリリース以来、レーベル〈YEAR0001〉での作品などで、Drain Gangはカルト的なファンを獲得し、彼らのヴィジョンは共有され、リリースごとに創造的な高みを目指してきた。禁欲的で不可解なオンライン・プレゼンスを維持する一方で、ファンはそのアウトプットを解読し、あらゆるディテールから神話や意味を掘り起こす。今回のツアーで、その神秘性に触れることが出来るだろう。 チケットは10月8日からtour.gtb.sgにて発売される。 About – Drain Gang – ストックホルムで子供の頃に出会った彼らは、様々な形で音楽を制作していたが、2013年頃から自分たちのやっていることをDrain Gangと呼ぶようになった。共通のバックグラウンドを持ちながらも、Drain Gangのメンバーは無数の、そして常に変化し続ける個人的なインスピレーションを受けている。既存のシーンやサウンドにとらわれないユニークな世界観で新しい価値と表現を生み出し、後続のアーティストに影響を与えている。 2015年からバンコクを拠点に活動しているThaiboy Digitalは、トランスに影響を受けたラップを表現し、精神の重さと輝くような自信を特徴とする。Ecco2kは、オーディオビジュアルのマルチ・ハイフネイトで、複雑な見た目を持つポップソングを作り、無限の美的可能性に分裂させる。Bladeeは、魅惑的なヴォーカル・センスによって、不明確なリリックを感情的でストレートな表現に変え、繊細なフューチャリズムを生み出している。Whitearmorのプロダクションは、前述の3人を支えており、超次元的なメロディーを絶妙に引き出すことに成功している。彼らが一緒になることでサウンドは、より完璧なものに向かってお互いを補完し、背中を押す。Drain Gangの世界で発展してきたサウンドやスタイルに神話的な創造の核があるとすれば、それは単に、共に過ごし、共に成長してきた友人同士という関係性だろう。音楽はそこから自然に生まれてきた。
2019/09/17
追加公演は11月5日 DYGLのアルバムリリース全国ツアーの東京公演に追加公演が決定。さらに北米、ヨーロッパ、アジアを含むワールドツアーの全日程が公開。 2017年にThe StrokesのギタリストAlbert Hammond Jr をプロデューサーに迎えた1stフルアルバム『Say Goodbye to Memory Den』をリリース。2018年からイギリスに拠点を移し活動を続け、サウスロンドンのスタジオでレコーディングされた約1年ぶりの新曲「A Paper Dream」を今年3月にリリースし、全国7か所のFM局でパワープレイに選出。そして約2年ぶりとなる待望のセカンド・アルバム『Songs of Innocence & Experience 』を7月3日(水)にリリース。7月21日から始まったツアーも各地好評で完売公演も多く、リピーターが続出。またFUJI ROCK FESTIVAL‘19でのライブも国内外から高い評価を受け、瞬く間に完売した東京公演に追加公演が決定! さらにヨーロッパ10公演、北米8公演、アジア10公演の全日程が公開され、追加公演を含め全53公演のツアーが進行中。 東京 11/5 (Tue) SHIBUYA CLUB QUATTRO open18:00/ start 19:00 ¥3,500(前売/1ドリンク別) Information: 03-3444-6751 (SMASH) ■チケット オフィシャル先行:9/17(火)17:00 –9/23(月)23:59 (抽選制) 【URL】https://eplus.jp/dygl19-hp/ 一般発売: 10/12(土) e+(pre: 10/1 12:00 – 7 23:59) ・ぴあ(P: 165-301) ・ローソン(L: 71225)・LINEチケット <EU TOUR w/ The Mystery Lights> 9月17日 (火) Loppen コペンハーゲン デンマーク 9月18日 (水) Bar Brooklyn ストックホルム
2023/09/29
内なる光を求め、肯定するための方法 Marina Herlopがニューアルバム『Nekkuja』のリリースを発表。リードシングル「Karada」をリリース。 前作となるアルバム『Pripyat』のリリースを待つ間、カタルーニャ出身の作曲家Marina Herlopは静寂を失っていた。彼女は、(当時は)不確かな音楽キャリアに不安を感じ、感情的に不安定になっていた。 「アパートのバルコニーに座って日光浴をする日もあった。目を閉じて、自分が庭師になって、土の中から紫色の雑草を引き抜き、嫌な思い出や吐き出したい感情を植物に見立てていた。」 音楽以外の部分に注いでいたエネルギーが、彼女の創造的牧草地に染み込み、毒を与えていた。種を蒔き、芸術に手をかけ、再び花を咲かせる。 『Nekkuja』は、Marina Herlopの最も温かく甘い感情が表層に浮き上がり、表土を突き破るための場所。彼女はこのアルバムについて、内なる光を求め、肯定するための方法だと語っており、間違いなく彼女のこれまでで最も明るくポップな声明である。『Pripyat』を育んだ先進的で実験的なタッチは健在だが、暗黒とメランコリーに魅了されたシーンでは稀なポジティブさに恵まれている。「Busa」では、華麗なアコースティック楽器のきらめくような断片が静謐な歓迎を与え、サウンドを抽象化とファンタジーへと向かわせる精密な電子処理によって中断される。Marina Herlopの歌声は、子供のような笑い声から、幾重にも重なったマットなマントラへと、音の絡み合いの中で成長し、情熱的で希望に満ちた、エネルギーに満ちた響きとなる。その活力は「Cosset」へと波及し、跳ね返るビートとドラマチックなピアノ・ロールにパワフルなモチーフを巻き込んでいく。「Karada」では、ハープのプラックと柳のようなヴォーカルにのせて、牧歌的フィールド・レコーディングが陽光のようにひび割れ、Marina Herlopの庭が劇的に広がる。彼女の歌声は、小川のせせらぎや小鳥のさえずりの中で、まるで手入れされた土地そのものに向かって歌っているかのよう。芸術家は孤高の天才であるとか、崇拝されるべき偶像であるといった見方とは対照的に、庭はそのプロセスを献身や忍耐に近いものとしてとらえるのに役立つとMarina Herlopは考えている。庭師は屋外の野生の混沌に秩序をもたらし、自然と協力して活気に満ちた永続的なものを作り上げる。親しみやすいサウンドと空想的なコンセプトを融合させながら、Marina Herlopは想像上の庭をなぞり、私たちにさまよい、不思議に思うよう促す。そしてアルバムの最終曲「Babel」では、剪定されたヴォーカル・フレーズと繊細に手入れされたオーケストラの茂みが、オレンジ、緑、青、赤で彩られている。 Marina Herlop – Nekkuja Label : PAN Release date : October 27th, 2023 https://pan.lnk.to/Karada Tracklist 1. Busa 2. Cosset 3. Karada 4. La Alhambra 5. Reina Mora 6. Interlude 7. Babel 8. Navi (Bonus Track – vinyl only)
1stアルバム『混乱するアパタイト』CD版発売決定 more
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Text : つやちゃん more